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日記44 人類以外が人になる件について


6月3日  


三軒茶屋twililightさんで読書会。

今回の課題本はカート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』
カートヴォネガット初読だったけど、周りに好きな人が多かったのでちょうど良い機会だった。



私が1年間限定で通っていた英語教室の先生たちもよく話題にしていて、『スローターハウス5』をとくにおすすめしてくれる。次に読んでみたい。

ちなみに私からは毎回谷崎潤一郎をおすすめするんだけど、海外での谷崎の知名度の低さよ…!
英語圏にはそうなのかな〜🥺アジア圏だとどうなんだろ〜🥺

「夏目漱石みたいな感じ?」と英語圏の人たちに訊かれるので、まあそんな感じですね〜(そんな感じじゃない)と有耶無耶にしている…



SFによく出てくる、人外(地球外生命体とか無機物みたいな)が人間と関わることで、
人間の感情のようなものを獲得していく物語がよくあると思うけど、
私の中ではそれがハッピーエンドなのかバッドエンドなのか決着がついていない。


人外が人間に近づいていくことを良しとするのは、幼い頃観ていたディズニー系の映画の影響が大きい気がするが、
日本も人外(ロボット)がとっても人間味があってキュートな作品は昔からたくさんある。
ドラえもん好きだし、映画ドラえもん作品でも様々な地球外生命体が出てきますよね。


ちなみに『美女と野獣』の野獣がイケメンになるのは、大人になってからは解せないのである。いいじゃん野獣ー!野獣の姿に愛しさ見い出せよー!!


ただ、おもに日本のアニメ作品なんかを通ってくると、容赦ない人外ってのもまた良き!と思って、人間の感情や人間らしさなるものを鼻で笑って踏み潰してしまうような作品も好きなもんで😂

結果最近は、
「人外が人間の特性に近づいていく件は、必然性があれば良し。もし無考察にただ感情を得れば良いという文脈をたどるのであれば、ちょっと解釈違いです」という立ち位置をとるようにしている。面倒くさい!笑


ちなみに涼宮ハルヒの長門有希ちゃんは、そのあたりの理由も丁寧に描かれた結果、人間味をおびるシーンがあるので大好きです!


なんか違うことをアツく語ってしまった…

みなさんの好きな人外作品は何ですか?教えてください!

補足

ちなみに、たまたまこの日記を書いたらお題募集してたのでタグを付けてみた。
ちょっと内容がタグとそれているかもしれないので、ハヤカワ文庫SFはもちろん、ハヤカワ文庫の微妙にデカいサイズが好きで、
それに合わせたブックカバー作りました!!

ハヤカワ文庫で読んでるSFファンに伝われーー!❣️

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