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猛暑が続いても秋を感じること

暦の上ではすでに秋の訪れを告げている。
8月8日立秋、挨拶が暑中見舞いから「残暑見舞い」に変わる頃だ。

昔はハガキを出していたが、今は1通も出さなくなってしまったので「暑中見舞い」という言葉とともに、かつての気候も懐かしく感じる。

立秋は夏至と秋分の中間ということもあり、連日35度以上の猛暑日が続く中でも秋を感じたのは朝陽だった。

我が家にはカーテンがない。
和室をリノベーションしたような部屋でまずカーテンレールがない。
見栄えが悪くなるならいらないと思い、曇りガラスとシャッターに甘えて入居以来そのままで過ごしている。

明け方になると徐々に部屋全体が明るくなり、日が窓から斜す前に目覚めることが多い。

お盆が明けた8月18日の朝、薄ら明るい部屋の中で時計を見ると5時をさしていた。
天気予報を確認すると日の出時刻は5時10分
私が7月半ばに日の出を見に行った時は、4時30分過ぎに太陽が顔を見せていた。

近くのコンビニでアイスコーヒーを買って公園へ向かった。
夜明けて空はうすい水色で十分明るいのに、まだ街灯がぽつりと並んでいるあの時間が私は好きだ。

明け方といっても気温は28度まだまだ暑い。
カップは数分で汗をかき出して、ベンチに腰をかける頃には氷が半分も溶けていた。

それでも日の出時刻は1ヶ月前より遅くて、確実に冬に向け秋が動き出していると感じた朝だった。

(天王洲アイル水辺広場@東京都品川区)

▼真夏に朝日を見た日ときの話


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