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人生を楽しむための語学スキル 自分につらくあたる必要なし

写真はフィンランドにある高校を取材中の時の1枚です。食堂でのヴィーガンメニュー導入についてインタビュー中、学校の先生がその様子を撮影してくれていました。

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その時の記事がこちら

私が語学を学び続ける理由は、語学スキルがあったほうが

●楽しい人生を送れる

●他の人に依存せずに自分で自立して生きていくことができる

●世界観や価値観が広まり、生きる選択肢が広まり、できることが増える

●行きたい大学にも進学できるし、ビザももらえるし、やりたい仕事ができる

●自信がつく

●学歴につながる(ノルウェーは日本とはまた違う学歴社会。学歴をえるためには語学力は入学に必要とされる最低条件です)

などなど。

やりたいことを実現する、今の暮らしをより楽しくするために必要だから語学を学びます。

ノルウェー語もビザ取得や進学のためにどうしても必要で、そもそも現地の言葉わからずにしてジャーナリストを名乗って記事を配信するなんて考えられませんでした。英語だけだと、どうしても見えてくる世界や自分のもとに集まる情報が限定されるからです。

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現地の人とも突っ込んだ会話ができるし、仕事も見つかります。

生きていくうえで、仕事をするうえで、友達とコミュニケーションするうえで、必要な道具。日本語を話していることが当たり前のように、現地で暮らす時はその国の言葉を学ぶのが当たり前と自分には思っています。北欧の人が英語が得意だからと英語に甘えていたら、私はたくさんの成長するチャンスを逃していたでしょう(他の人がどうするかは自由。自分が自分にどうありたいかの問題)。

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ノルウェーのスキー大会を取材中。

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ノルウェーの最大手新聞アフテンポステンに掲載された私がノルウェー語で書いた北極圏に関する記事。

短期間で語学を習得しようという発想がない

外国語を学ぶ過程でも成長できます。だから「手短に」「できるだけ短期間で話せるようになろう」という発想が私にはありません。時間がかかるのは当たり前だから。たくさん間違えて、たくさんの時間をかけて、たくさんの試行錯誤と実験を重ねて勉強していきます。

語学スキルを磨くことで損することはなく、得することばかりだなと思います。

学習期間をつらいものにするかは自分次第

語学学習をつらいものだと思っている人に出合うことがあるけれど、長く広い目でみれば、語学はむしろ私を・あなたを後押ししてくれる、とてつもなく強力な助手であり、すごく便利な道具です。

語学スキルがなければ今の自分はなかったので、外国語にはもう感謝しかないくらいです。

だから「勉強する時間がない」「自分はだめだ」とか思っているエネルギーと時間があったら、単語ひとつでも覚えることや別のことをするエネルギーとして使って、語学が話せるようになっている未来の自分を当たり前のように想像しながら、こつこつと努力を重ねていきます。

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語学勉強に苦戦している人から相談を受けることがありますが、

語学で進歩が感じられず、自分につらく当たっている人、

現地では特に、自分が進歩できない原因を学校・クラスメート・先生に見出して、勉強・誰かや何かのせいにしたり、クラスメートの様子ばかり気にしたり、陰口や愚痴を言ったり、ネガティブに考えることが癖になっている・口癖になっている人に出合うことがあります。これが弱音としてたまにならいいとは思いますが、気づかずに習慣になっていると語学勉強に影響を与えます。

語学を続けているなら、きっと気づきにくいレベルで成長はしています。小さな成長に気づく癖をつけてあげて。

他人のことを気にしたり、自分や誰かにつらくあたっても、語学は伸びません。心がすさむだけ。エネルギーの無駄遣い。自分で自分をつらい状況に追い込む必要なし。

私の経験では語学スキルの上達は自分のモチベーション、姿勢が大部分を占めます。日本の教育制度、教材や先生のせいではありません。誰かや何かのせいにするエネルギーや時間をべつのことに使ってみて。

語学は自分が自立するのを後押ししてくれる

語学は、私たちの人生を応援してくれる、ともだち。人生がさらに充実するための、手段。

ともだちと仲良くなるには時間がかかるのです。楽な方法ばかり考えたり、つらくあたることで良い友人関係は作れないのです。

どうせ長期戦になるのなら、楽しんでやるのが私のやりかたです。

北欧各国の言語を今より使えるようになったら、どのような記事が書けるようになるか、考えるだけでわくわくします。

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☆デンマーク映画『わたしの叔父さん』について寄稿した記事が掲載中です

☆外国語ができたおかげで出版できた本


















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