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ときどき仕事の話も

入社2年目、社会人になって1年半が経ちました。
常に目の前のことで必死で通り過ぎてしまったように感じます。

私は、福祉系の企業で法務や広報、経営企画をしています。
とはいえ、知識・実力不足で、まだ何も出来ていないし、
その事実が辛いため、少しでも「自分はこんなことが出来たんだよ」と思わせてあげるために、以下noteを書いていきます。
(これほど自己満足のための文章は他にないです)

この1年半を振り返って

この1年半で行った主な業務
法学を学んだこともなかった私が、なぜか配属初日から、社内規程の法改正対応を指示され、
1年目の終わりには、前任者不在の中、プライバシーマークの更新・新規取得も行いました。これが最も比重の大きな業務でした。
他には、
・代表者メッセージをなぜか私が考えたり(楽しかった)、
・プレスリリースを書いてみたり(これは楽しい)、
・コーポレートサイトを新しく作ったりもしています(これも楽しい)。
・最近は月1くらいで新規システム導入の検討や新規事業関連業務も。
新規システム導入検討では、他部署の業務やニーズをヒアリングし、新システムの導入を検討します。社外の代表者や部長と直接渡り合う機会も多く、私はあくまでその場にいるだけなのですが、緊張します。
・競合他社の株価・IR情報など市場調査は定期的に(これも楽しい)
・総務や人事、経理のサポートに入ることも
借り上げ社宅の物件を探したり、入社書類の確認や就業規則改訂にあたって労基署への届け出をしたり、監査法人に提出する資料を作ったり。
おかげで、色んな部署の業務が垣間見えて面白かったです。

最も比重の大きかった法改正対応、プライバシーマーク更新・新規取得業務は、このタイミングで「法律」を初めて読んだ私にとって、法律を読み、内容を理解しようとするだけでも精一杯。その状態で、その法律をどう解釈し、当社の運用に反映させるべきか、検討しながら社内規程やマニュアルを整備していくのがとても難しかったです。
それから、会社が結んでいる業務委託契約書の個人情報保護項をすべて確認したり(これに当たり、当社の委託先企業の整理も併せて行いました)、
業務フローに添って、個人情報がどのように取り扱われているかを整理、漏洩リスクを検討したり、
個人情報保護に関する社内教育を行ったりもしました。

その他の業務についても、何と言っても定型業務がなく、常に新しい業務をその場で指示され、
よくわからないけど調べて考えてやってみる。
指示されたはいいけれど、初めて聞く言葉ばかりで何を言われているのか理解できないようなときもあり、
調べつつ、何のためにこの業務を振られているのかを全社的な視点で想像しながら、なんとか考えてやってみる。
常にそんな感じの毎日です。

その分、刺激も多く、飽きることもなく、常に視野が広がるような充実感があります。他部署と連携する場面が多いことも面白いし、様々な業務・領域に触れる分、自分の向き不向きや興味のあるなしがよくわかります。
一方で、毎日知らないことに触れる分、毎日自分の無知さを思い知り、見当違いなミスも発揮し、落ち込みます。
また、定型業務がないゆえに、自分が成長したかどうかが分からなかったり、これといった正解や成果が見えづらいなどの悩みがあります。
自分の確固たる担当領域のようなものがない不安も常にあります。

業務以外では、会社から、簿記2級やTOEICを取得するよう言われ、1年目は(少なくとも気持ち的には)ほぼ休日返上で勉強しました。
それと、日経新聞を毎日購読するよう言われており、毎月テストもされています。本当に目の前のことに必死になって駆け抜けた。

結果、簿記は同期で最高得点を取って合格、TOEICは帰国子女に次ぐ点数、日経新聞テストも年間トップの成績で、2度目の社内表彰も決まっています。

新たなコーポレートサイト作りを今しているのですが、社員インタビューに掲載してもらえることも嬉しかったです(インタビュー項目の作成や、ほかの社員に社員インタビューをしているのは私ですが)。

今迷っていること 行政書士受けるか問題

そんな中、追われていた資格試験や日経新聞テストが今月でいったんひと段落しました。
私としては、やっと仕事に集中できる、といった感覚でした。
それなのに、次は行政書士を取れ、と社長に言われたのです。

え、まだ資格とらされるの。しかも行政書士。
この1年半で、勉強で様々なことを犠牲にする生活はもうお腹いっぱいだと感じていたのに。

調べてみると、行政書士の試験は年に1回。11月に実施とのこと。 
勉強からの解放も束の間、そろそろ来年の試験に向けて勉強を始めなければならなくなります。

行政書士を言われるがままにとるべきか。それとも断るか。
私にとってのメリットデメリットを整理してみました。
メリット
1. 単純に勉強になる。勉強した知識が業務で活かせる可能性がゼロではないこと
また、万一勉強が楽しいと感じたら、将来のキャリアにつなげられる可能性があること
2. 合格した場合、独立開業が可能な資格のため、今後、今の会社を退職後、すぐには転職をしたくないと思っている私にとっては、肩書きづくりとして活用できる可能性があること
3. 受験費用や教材費等の補助が受けられること(かといって、合格後の一時金とか昇給はない)
4. 行政書士の勉強をしている間は、社長からの勉強しろ圧力を受けなくて済むこと
デメリット
1. もうお腹いっぱいだと思っていた勉強漬けの日々をまた繰り返すこと。繰り返しという意味で学びがないこと
2. これまでの勉強漬けの日々は、ストレスコントロールが非常に大変だった(相当なプレッシャーを会社でかけられていた)。これが年単位のスパンで継続する場合、コントロールしきれるかどうか不透明なこと
3. 2、3回目での合格が多いとの情報があり、あと3年くらい転職しづらくなること
4. 資格試験に気がそがれることなく、仕事に集中し、仕事の能力を上げたいと考えていたのに、それが叶わないこと

このように整理してみると、
行政書士受けるか問題は、いつかの転職も視野に、自分の将来に向けた今後2、3年の過ごし方を左右する、私にとっては結構大きな問題なのです。

さて、どうしようか

今の職場や仕事は、もう少し自分の気が済むまで続けたいという気持ちがあります。
少なくとも、1年後のプライバシーマークの更新はもう一度してみたいかな(訳あって、2年更新のプライバシーマークの有効期間を1年半にしてもらっている)。

自分が今の会社を選択した理由は、
とにかく早くに成功体験をして自分に自信をつけたいと思ったから。

もっと大きな会社で、もっと自分の役割が固定された安定した職場で働くことが出来ていたら、もっと落ち着いて考えることが出来ていたかもしれないし、
もはやその肩書だけで自分の自信の足しにすることはできていたかもしれない。

でも今の選択肢としては、「いい会社」ではないにせよ、とにかく現職で、自分の気が済むまで続け、着実に達成していくことでしか自分の自信に繋げることはできないと思っている。

恐らく、資格の合格とか、そういうことではない。

福祉系の会社だから保育所保育指針「幼少期の終わりまでに育ってほしい姿」より一節。

自立心
身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。

保育所保育指針「幼少期の終わりまでに育ってほしい姿」


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