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【ご採用事例のご紹介②】プレコレパック


皆さんこんにちは、
アサヒパック広報の小林です!

こちらの記事では、日ごろご愛顧いただく皆様のご採用事例をインタビュー形式でお届けします。今回お話を伺ったのはこちらのお客様。

新山裕也 様(茨城県潮来市) Twitter / BOOTH / YouTube

ご採用いただいてる商品:プレコレパック


取材に快く応じてくださり、ありがとうございます!


~有名イラストレーターとのコラボレーション~
夢だった“可愛い”オリジナル商品を現実に!

今回取材に応じてくださった新山裕也様

オンラインで繋がったコロナ禍の”縁”


―― 美麗なイラストが目を惹く素敵なパッケージに仕上りました!商品化しようと思われたきっかけはどんなものでしたか?

新山 その昔、秋田県の「JAうご」さんで、イラストレーターの西又葵さんがデザインされた“美少女パッケージ商品”が話題になって、友人たちと「こういうのがあるぞ」「こんなの出来たらいいね」って言い合っていたんです。

現在では「萌え米」の名称で親しまれる“美少女パッケージ商品”が生まれたのは2008年。大手メディアにも多数取り上げられ、その年のヒット商品となりました。

新山 もともと、こういったイラストなんかが好きだったのですが、このコロナ禍で作家の皆さんもイベントが出来なかったり、発表の会場が確保できないということで、多くの先生が作品の制作過程をYouTubeでライブ配信されるようになりました。

ふと、いつものように配信を見ていると、その方は『日本酒のラベル用にイラストを担当した』という話をされていて、勢いで『うちのお米も先生に描いてもらえたら売れるに違いない』とコメントしたところ、たまたま配信中に拾ってくださり、『描かせてくれるの?』とお返事をいただきました。内心「え!?本当にそんなことできるの!?」みたいな感じですよね(笑)。

そうして、イラストレーターるび様先生に正式にパッケージデザインをお願いできることになりました。

【イラストレーター:るび様】徳島県在住のイラストレーター・美少女ゲーム原画家・グラフィッカー。名前の由来は原子番号37番目のルビジウムから。なお、敬称の『様』を含めてのペンネームとのこと。
HP / Twitter / YouTube / Pixiv


―― YouTubeを通じての“思わぬ出会い”だったんですね。これまで収穫したお米はどうされていたんですか?

新山 基本的には全部農協さんにお願いしていました。なので、自分で販売をするというのがほとんど初めてで、何をやっていいか分からない、まさにゼロからのスタートで、ちょっと大変でしたね。

インターネットで検索をかけたら一番分かりやすかったのがアサヒパックさんで、色々とご相談させていただきました。助かりました(笑)。


―― こちらこそ、お力になれてよかったです!

~毎日食べる物ですから可愛いのもいいよね?~

るび様先生のファンを中心に注文が入るオリジナル米袋
コンセプトは ~毎日食べる物ですから可愛いのもいいよね?~


―― 現在はどのような販売をされていますか?

新山 BOOTH(ブース)というオンラインのクリエイターズマーケットで販売しています。そもそもが作家さんのグッズなんかを気軽に売買できる通販サイトですので、イラストレーターのファンの方々の反響は大きかったなあ、という印象です。ご購入いただいた皆さんからは「お米のパッケージらしい“落ち着いた紙の質感”がイラストに反映されている」と、とても好評でした。

また、実は兄がサバイバルゲーム場を経営しておりまして、そこで行われるイベントにも出店させてもらっています。まさかサバゲー場でお米を売ってるなんて皆さん思っていないので、「随分大きな袋ですけどBB弾じゃないんですか?」と物珍しがってくださいます。

そういう訳で、パッケージのキャラクター(ひかりちゃん)の服装も迷彩服をイメージして、少しミニタリーチックにお願いしたんです。もっと可愛くもできたんですが、今回はあえて“萌えに全振り”ということをしませんでした。


―― 可愛くもありながら、同時にどこか「カッコいい」とも感じるのはそういう理由があったんですね。店頭に並んでいたら思わず手に取ってしまいそうな、そんな魅力があるように感じます!

新山 そうなんですよね(笑)。今後は、たとえば道の駅の直売所…、ではなくてお土産コーナーなんかに置いてもらえたら、と考えています。また第2弾のパッケージについても計画していますので、色々と決まったらまたお声かけさせてください!


―― こちらこそ、楽しみにしています!

田んぼが広がる「水郷」潮来市

潮来市いたこしは霞ケ浦と利根川に挟まれる水郷地帯。水運のための港町として栄えました。当時は富士山を眺望できる景勝地として知られ、葛飾北斎の富嶽三十六景にも「常州牛堀じょうしゅううしぼり」として描かれています。
今回のパッケージ「るびさまい」の背景はこの「常州牛堀」をイメージしてデザインされたそうです。

家族で作るこのお米が、記憶に残ってもらえるように…


―― 最後にこの「るびさまい」に込めた想いを聞かせてください。

新山 はい。もう亡くなってしまいましたが祖母がとても田んぼの好きな人で、毎日行っては草を手で抜いていました。

今育てているこのお米も今度は私の父が、なるべく薬に頼らず、時間を見つけては草を抜き、化学肥料も最小限で済むように鶏糞がメインの有機肥料を使用しています。ただ、うちは小さな兼業農家ではありますが『こういう手間のかかるスタンスで後何年続けていけるだろうか』と、また、その父ももういい歳ですので『出来るところまでやって辞めようか』と、そんな状況でした。

新山 どうせいつか辞めてしまうんだったら我が家の頑張りを何か形に残したかった、私も「こんなものを作ったよ!」という証が欲しかった…そんな感じでしょうか。「JAうご」さんがされていたものを『自分でもやってみたい』という気持ちも当時からありましたし、『昔そういう面白い米売ってた人いたよね』って私も言ってもらえるような…、というのがテーマのひとつです。

自分の“趣味”の部分と“小さな農家”という部分がちょうど重なった、そんなオンリーワンな商品だと思っています。

【プレコレパック】こだわりの産地、銘柄の袋を100枚からの小ロットで。細かな色の指定は出来かねますが、既成のデザインはもちろんのこと、「るびさまい」の様なオリジナルデザインでも作成が可能です。(別途デザイン料が発生する場合あり)

詳しくはこちらまで



※本記事は弊社発行「こめすけ 45」に掲載の内容を加筆修正し、再構成したものです。
※取材は2022年8月に行いました。


編集後記


取材の後、2022年の第2段パッケージも発表されました!
こちらも弊社の「プレコレパック」をご利用いただいております。


パッケージデザインを担当されたのはイラストレーター梱枝りこ先生。


素敵なパッケージに携わらせていただき、大変うれしく思っております!