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【お悩み相談】亡くなった人との向き合い方

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー 朝比奈 卵です

本日はオンラインカウンセリング
ココロノマルシェへ回答いたします

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亡くなった人との向き合い方
こんにちは。ご相談させてください。
私の姉は今から11年前、私が19歳の時に自死しました。
姉が亡くなってから今日までの間、泣き続けた日々があり、その後落ち着いたかと思えば怒りが湧いてきたり、無気力になったり、姉との記憶がなくなっていくのが怖くなったり、それでも頑張ろうと前向きに思えるようになったり、と本当にさまざまな感情の変化がありました。

葛藤しながらも自分なりに姉の死と向き合ってきたつもりです。そして姉の死にも納得しているつもりです。(私が私の意思で生きているように、姉は姉の決断をして人生を全うしたのだと)なのに、どうしても姉の話をしようとすると泣きたい気持ちになるんです。両親が懐かしそうに姉の話をすると、すごく嫌な気持ちになるんです。姉のことが大好きはずなのに、聞きたくない、思い出したくないと思ってしまいます。

なんか辛いんです。
まだ気持ちが癒やされていないだけだと言われればそうなのかもしれないですが、なんとなくまだ向き合えていない(納得できていない)感情がある気がしていて、それが何か分からなくてモヤモヤします。

自分自身とは向き合えるようになったけど、姉とはまだ向き合えていないのでは?とも感じています。辛かった最後の数年間の気持ちではなくて、それよりも前の楽しかった頃の純粋な気持ちを思い出したい。
家族と昔の思い出話をして笑い合いたい。

これが私が望んでいる、私と姉の関係性の最終ゴールな気がしているのですが…どうしたら悲しい記憶を浄化させて楽しかった頃の記憶を思い出せるようになるでしょうか?
ヒントをください。       さのさん

さのさん初めまして
アラフォーからの豊かな人生をガイドする
朝比奈 卵です。

10代というお若い年齢でのことでもあり、本当にお辛いことであったと思います。

「心」というものは時間の概念を持ちませんので、思春期前後にこのような衝撃的な体験があれば、例え11年という歳月が経っていたとしても

なんとなくまだ向き合えていない(納得できていない)感情がある気がしていて、それが何か分からなくてモヤモヤします。
自分自身とは向き合えるようになったけど、姉とはまだ向き合えていないのでは?とも感じています。

という状態なのも無理もないのではないかと感じました。

死生学の有名な教授にアルフォンス・デーケンという方がいます。

大切な人との死別を経験した人が示す感情を12段階に分析(悲嘆のプロセスといいます)研究された方です。
※必ずしも皆がプロセスを通るわけではありません
※プロセスは行きつ戻りつするものとされます

その方の言葉に

悲しみを乗り越えるというのは
愛する人を失う前の自分に戻ることではない

というものがあり、個人的に私はその言葉がとても印象に残りました。

悲しみを知る前と後の自分が異なるように

その体験を経た自分が過去の景色について、
全く同じ捉え方では無いにしても、経験を経た上で感じた悲しみや、相反する感情、それら全てを抱えたままで

辛かった最後の数年間の気持ちではなくて、
それよりも前の楽しかった頃の
純粋な気持ちを思い出したい
家族と昔の思い出話をして笑い合いたい

ということが可能であると私は思います。ただ、そこまでの時間は本当に人それぞれで、例え家族であっても全く異なる時間の経過やプロセスを経たのちであるとも思います。

その為に

どうしたら悲しい記憶を浄化させて楽しかった頃の記憶を思い出せるようになるでしょうか?

の部分ですが、今の自分の思いを話せる場、誰かにひたすら聞いてもらう機会(可能であれば専門家が望ましいと思います)を最優先に確保されることをお勧めしたいと思います。

どうしても姉の話をしようとすると泣きたい気持ちになるんです。

というとき、さのさんは気持ちの通りに泣けていますか?
これだけ時間が経ったのだからもう泣いてはいけない。もう乗り越えなくてはいけない。という思いはどこかにありませんか?

両親が懐かしそうに姉の話をすると、すごく嫌な気持ちになるんです。

嫌な気持ちになること

姉のことが大好きはずなのに、聞きたくない、思い出したくないと思ってしまいます。なんか辛いんです。

なんだか辛い気持ちになること

そのありのままの感情をどこかに吐き出すことはできていますか?

まずは独り言でもいいと思います。
気持ちをノートに書き、読むという方法もお勧めしたいと思います。手を使い、声に出し、耳で聴く、時に五感を使って感情を感じてみてあげて下さい。

そんな風に今の思いと向き合うことで、やがてモヤモヤの正体が見えてくるように私は思いました。

どうか、今ここに生きる、さのさんのどんな心も大切に大切に、ひたすら大切にしてあげて頂きたいと思います。

宜しければカウンセリングでもお待ちしております。

またいつでもご相談下さい。

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー 朝比奈 卵

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