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ペダルと幼児と琵琶湖の恵み(日記 6/4〜6/6)

6月4日(火)
自分のピアノのレッスンへ。足腰の痛みが悪化してからダンパーペダルを踏むといつも痛かったのだが、せっかく本腰を入れてリハビリしているので無理しないことにする。ということで大丈夫な左足の方でダンパーを踏んで演奏。これはこれで長くやると姿勢が悪くなるのでやり過ぎは禁物。困るのはダンパーを使いつつウナコルダが出てくる箇所だが、今はウナコルダを無視して弾く。とにかく治療優先。師匠もそこはご理解くださっている。

今日はレッスンの後、師匠とお蕎麦を食べに行った。以前も行こうとしたらタイミング悪くその日は臨時休業だったのでリベンジ。と言っても師匠にとっては行きつけのお店で、前から美味しいということを聞かされていた。「見た目はわりとガッカリするから驚かんといてや」と師匠は行きつけのわりには失礼なことを仰ってた(笑)。確かに見た目はちょっと貧相だった(私もたいがい失礼)。しかし、ひとくち食べるやいなや、お蕎麦の濃い風味が口の中に広がり良い香りが鼻の中へ抜けていった。たいそう美味。定食を頼んだのだが、付いていたそば茶飯も見た目は貧相ながら(これまた失礼)風味もよく極めて美味しくて驚いた。前も書いたことあるかもしれないが、大人になってから好きになったもののひとつがお蕎麦。かけそばよりも、もりそばが好きだ。家から近いところに美味しいお蕎麦屋さんがあればいいのに、と思う。

6月5日(水)
今日は幼稚園の年中の子たちのクラスのレッスンがある。この春にスタートした子たちなので、ルールに慣れていってもらうことにこちらも膨大なエネルギーを使う。決まりごとばかりで縛りつけてはまったく面白くないし、かと言って野放図なままでは良い音を聴き分ける耳が育たない。この舵取りが難しい。集中力もまだ長い時間は続かないので興味が新鮮に保てるような面白さを伴った働きかけや、音が揃った時の喜びを味わう、といったことに注力し続けないといけない。1回目、2回目、3回目…とレッスンを重ねていくうちに、彼らの耳が開いてきてさまざまな音を拾えるようになってくると、私もたまらなく楽しい。耳の力が一番伸びるこの年齢の時に、音楽的な耳の良さを身につけると一生ものの宝となる。そして音楽を味わう力がグンと広がり、ひいては人生での音楽の楽しみ方が飛躍的に豊かになると言ってもいいと思う。そういう楽しみのある人生を彼らに送ってもらいたい。だから私は今日も大汗をかきながらレッスンに励む。

6月7日(木)
今日はこまごまとした仕事に充てる。生徒さんへの連絡を数件、今月のゼミの受講者への連絡と前回出していた課題の確認、ピアノ発表会のプログラム原稿の整理、来月の東京行きの交通チケットの手配、等々、やったからと言って達成感があるわけではないけれど、やらないと前へは進めない仕事の数々。

実家から前に送ってもらって半分冷凍しておいた鰻を解凍して晩御飯に。帰省した時にはいつも琵琶湖産の鰻の美味しいお店で買って帰ったり、そうでない時は送ってもらったりする。身が厚くてふっくらして本当に美味しい。琵琶湖はこうして美味しい恵みももたらしてくれるし、泳いでもいいし、湖岸道路をドライブしても楽しいし、もちろん湖畔を散歩しているだけでもパワーを充電できる。最高だ。愛してるぜ、琵琶湖。ああ、実家に帰って琵琶湖を眺めてゆっくりしたい。

今夜は新月だ。毎月のように願い事を書かなくちゃ。

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