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【エッセイ】不在

 ニャギが姿を消して4日が経った。
 日の当たる馬房にも、草切り場にも、お気に入りの桶にもいない。このごろ暖かい日が続いたので、春と勘違いして出掛けたのだろうとのこと。
 母と姉は寂しいと言ってニャギの帰りを待っている。(姉はカボチャを切りながら外を見ていて、包丁で手を切ったらしい)
 そろそろ帰ってくるだろうと思うが、なんとなく不安だ。興味ないふりをしてみるが、実は私だってちゃんと心配しているのさ。

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