アサヒ

映画、写真、野球大好きです。

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最近の記事

怪物

感じたこと この映画は、一言で表すと、深く観察しなければ理解できないほど複雑な映画。物語はさまざまな視点から描かれ、その中には物語を解釈するためのヒントが隠されている。笑ったり、泣いたりするような感情的な映画というよりは、新たな気づきを与えてくれる作品。少なくとも、私にとってはそうでした。 一番大きな気づきとしては、誰も自分の言動や物の見方で怪物になるということ。 怪物だーれだに対する答え 今作で一番気になるのは、怪物は誰だったのかということ。個人的にその答えは「全て

    • バビロン レビュー

      現在公開されている映画「バビロン」を見に行きました。思ったことを書いていこうと思います。 これはサイレント映画からトーキーへ移行するハリウッド黄金期に映画業界で夢を叶えようとする男女の栄枯盛衰を描いた物語。 時代が変わる中で、1人の成功というのはそう長く続かない。だが、長い歴史の中で作品として残り続けることができる。100年後にだって、スクリーンがあれば蘇る。そういう長く続くものこそが、映画の本当の価値なんじゃないか。俺はそういうものを作りたいんだ。 主人公のセリフに重ね

      • 要約とかなんとか#3『小さな会社のPR戦略』

        マスメディア業界はある種、閉鎖的なので こういう書籍でしか学べないことは沢山あります。特にPRプランナーや広報の方は必読ではないでしょうか。 では、早速本題に入りますが、ここではストーリーを使ってメディアの露出を増やすということを推奨しています。 上記のメリットのように情報過多の時代にはストーリーが有効。 ニュースの定義は?では、ストーリーを使ってどのようにメディアから取材を受けるようにするのかについて説明していきます。 テレビに取材される企業には共通点があります

        • 頑固も孤独には耐えられない。

          概要としては、朝鮮戦争の退役軍人のウォルトがある少年と出会うことで人種を超えた友情が芽生えてくるストーリーです。元々、人種差別主義者の彼は、妻が亡くなったことでますます偏屈な性格になっていく。家族も「あの頑固じじい、イヤだ」という気持ちを態度に滲ませてくる。そんな混沌とした喪中のシーンから映画が始まる。そして、隣に住む非力で意気地なしのタオに出会う。共に食事や仕事をしていく中で仲が深まっていく。男としての生き方、磨き方をタオにアドバイスし、練習として色々な人に会わせた。タオの

          要約とかなんとか#2『カイタイ新書』

          現在、世の中は成熟社会の真っ只中。そんな時代では短期的なキャンペーンのような単発の仕掛けは持続せず、それが終われば売上は下がっていきます。 著者はこれを解決するために 企業は新しい商品ではなく、新しい習慣を作る。 「習慣化」こそ、これからの時代における最強のマーケティング。 という考えを主張しています。 歯を磨くことや土用の丑の日にうなぎを食べるように、 習慣が日常に浸透していけば、商品は長く購買してもらうことができます。 ピーター・ドラッカーは「マーケティングの

          要約とかなんとか#2『カイタイ新書』

          雑音を洗いながす。

          船の汽笛が朝を知らせる。 ここは、坂が多い住宅街にあるマンション。 ベランダからは太陽の光に照らされた市街地や大阪湾を一望できる。 北には山、南には海。 そんな家だからこそ坂に沿って風が、音を連れてくるのだろう。 私はこの音が好きだ。 起きぬけの汽笛が、日常の雑音で疲弊した耳を揉みほぐしてくれるから。 無限に生まれ、消費されては、飽きられていく音楽。 止むことのない誹謗の声。 全てをリセットする白い絵の具の様な存在である。 一日のうち、たった一度だけ触れ合

          雑音を洗いながす。

          要約とかなんとか#1『広告がなくなる日』

          こちらの書籍では、広告のあり方が今後どうなっていくべきかについて綴られています。売れるため、儲かるための古い広告から、社会を進めるような価値のある新たな広告に生まれ変わてほしい。 そういった希望を込めて「広告がなくなる日」と名付けられたそうです。 計9章ある中からビビッときた章だけまとめて行きます。 1.令和という世界は... 令和はVUCAという言葉が広まっているように未来を予測することが困難な時代。あらゆるモノが溢れ成熟した社会。 こういった時代に生きる人々は「意味」

          要約とかなんとか#1『広告がなくなる日』

          バンクーバーに天気の子いる説。

          地上波初放送の天気の子、遅ればせながら見させていただきました。一コマ一コマの映像が写真みたいでさすがだなと思いました。 まさに新海誠ワールド全開って感じ。 大雑把に内容を要約すると 上京してきた16歳の少年が 天気を変える力をもつ女の子と出会い 恋をするが、力による影響に、もがき苦しみながらも共に生きていこうとする内容。 一通り見てみて感じたことを書いていこうと思う。 晴れっていいよね  一つ目に感じたことは天気の描写がうますぎる。 悲しい雨、重たい雨、楽しい雨とかい

          バンクーバーに天気の子いる説。

          海外の物売りは広告マンに向いている?

           私は生まれてから20年間で7カ国以上を旅してきた海外旅行通で旅には自信があるつもりだ。 しかも、カナダに約8ヶ月留学したこともあり、 海外での身の守り方など熟知しているつもりである。その自称海外旅行通の私が訪れたハリウッドで体験した話をしていこう。  旅行前に「ハリウッドで、キャラクターと写真撮ったら金取られんで」とすでにハリウッドを訪れたことのある友人に口酸っぱく言われ 「オッケー、オッケー」と適当に返事しながら、 「盗られるとかダッサいなぁ」と思っていた。  それか

          海外の物売りは広告マンに向いている?

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          ディズニーシー

          ディズニーシー

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          ジェームズ・ディーンの十八番『エデンの東』

          ・ジェームズ・ディーンって?まず初めにエデンの東といえばジェームズ・ディーン。 ジェームス・ディーンといえば、エデンの東というぐらい この作品は有名ですよね。 ん?だれやねん!いつの時代の人やねん! って声が聞こえてくるので さっそく説明していきます。 (*私も知りませんでした笑)  時代は遡ること1950年代、彼は文字通り超イケメン、超人気映画俳優で なんと24歳の若さで「エデンの東」で初出演。 さらに「理由なき反抗」でも人気になりました。しかし、残念なことに、1955

          ジェームズ・ディーンの十八番『エデンの東』

          バグダッドカフェのカンソー

          今日見た映画はこれ! 映画が好きの方々からよくおすすめされるのがこの  「バグダッドカフェ」です。 ネタバレ防止のため内容は紹介しませんが、この映画は主役が二人の女性で、彼女らを中心に描かれ、短気は損気や毛嫌いしているほど意外と深い友情を築くことができると表現しているようにも感じました。   一人の女性がこれでもかと言うぐらい短気で、よくイライラするのがある意味反面教師になり、人に優しくしないとなぁと見ていて思ってきます。  何か余白のある、味がある、自分でストーリーを想

          バグダッドカフェのカンソー