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バンクーバーに天気の子いる説。

地上波初放送の天気の子、遅ればせながら見させていただきました。一コマ一コマの映像が写真みたいでさすがだなと思いました。
まさに新海誠ワールド全開って感じ。

大雑把に内容を要約すると

上京してきた16歳の少年が
天気を変える力をもつ女の子と出会い
恋をするが、力による影響に、もがき苦しみながらも共に生きていこうとする内容。

一通り見てみて感じたことを書いていこうと思う。

晴れっていいよね  

一つ目に感じたことは天気の描写がうますぎる。
悲しい雨、重たい雨、楽しい雨とかいろんな表情の雨を映像にしている。表現の幅がとにかく広い。そういう印象であった。


例えば重たい雨のシーンは、11月から4月まで雨季が続く
バンクーバーの天気にすごく似てる。
筆者は去年の留学中にこの雨季を嫌というほど味わった。
大雨に起こされ、朝でも外は真っ暗。
みんな下を向いて黙々と学校へ向かっている。
上を向いて歩いてる人なんて誰もいない。
みんな水溜りを踏まないように、下を向いている。
そして寝る時も雨の音がずっと聞こえる。
そんな重たく、しつこい雨が
すっごく鬱陶しかった。
全てのやる気が削がれる。こうみてみるとバンクーバーに天気の子が住んでてもおかしくないな(笑)。

でも、こういう雨の日にたまに、一瞬晴れる日があって、神様が降りてくる光のように輝いている。
この光はぽかぽかしてて暖かいし
映画でこの瞬間の感覚が感じとれて、見ていて気持ちが良かった。
やっぱり晴れって最高だと思ったし、人間は太陽の光を浴びるべき。
めちゃくちゃそう感じた。


現実主義の映画

次に衝撃だったのはハッピーエンドで終わらなかったこと。(個人的にそう思っている)
最後東京で二人がやっと再開して感動のシーンでおしまい。
良さげに見えるけど、東京水没してるって!
家が水没させられた人たちが気になるねんけど!
天気どうにか戻せへんのと思っちゃいました(笑)。

これは究極の選択で、
晴れるなら、二人は離れ離れに。二人でいるなら、東京が水没。主人公は後者を選んだわけだが、自分たちのことだけ考えてるなってゆう読後感にしかならなかった。どっちがいいとかではないけど、後味はよくなかったかな。映画ぐらい全部片付けてから終わって欲しかった。まあ現実世界で選択が迫られた時も、こんな感じでどっちか犠牲にしないといけないことだらけだと思うけど。ある意味この映画は現実主義の映画って言える。

「君の名は」ぐらい期待していたので、天気の子は少しがっかりした。もし子供ができて新海誠について聞かれたら、天気の子より「君の名は」みた方がいいよと勧めるかな。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また、どんどんアップしていくのでお楽しみに!


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