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なんとしてでも子供を産ませたい母、子供を産みたくない私

母は自分に初孫が出来たと知ってから、ことあるごとに私に子供を産めと言ってきます。

テレビで親孝行な家族を見れば「あなたも子供を産めばこんな幸せになれる」「子供を産まないと将来面倒をみてもらえないよ」。こればかりです。

しまいには「35歳を過ぎても子供を産まなかったら養子を貰いなさい」とまで。

私は今のところ子供を産みたいとは思いません。結婚してパートナーと生涯を共にするのは憧れますが、出産育児に関しては全くしたいと思いません。理由はいくつかあります。

①子供を育てる余裕も自信もない
自分が生きるのに精一杯です。自分の人生を立て直すのでも大変なのに、我が子とはいえ、人の世話をする余裕はありませんし、出来る自信もありません。そして、子供は育てるのが嫌だからって育児を投げ出すことは出来ません。

②自分がきょうだい児だから
私はきょうだい児なので、自分の子供を障害なく産める自信がありません。きょうだい児であるがゆえに障害を持った家族のいる大変さ生きづらさは身に染みて感じています。障害の有無は天が決めることかも知れませんが、それでも怖くて産みたくありません。

③縛られたくない
こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、育児で自分の時間を削られたくありません。私は一人でいる時間が必要で、家族を含む他人と一緒にいる時間が続くと心身に支障をきたします。育児は四六時中子供と一緒にいないといけないですし、子供中心の生活になると思います。耐えられないと思います。

④そもそも結婚する相手もいない
子供を産もうとしても、相手がいなければ成立しません。今のところ結婚したい相手もいませんし、出会いもありませんし、積極的に探してもいません。私と結婚したいと思う人が出てくるとも思えません。

「今のところ産みたくない」ので、将来運命的に愛する人に出会い、子孫を残したい!と思うかもしれません。ただ今は母の産め産め攻撃を受けるごとに、産まない決意が固くなっていくように感じます。天の邪鬼な部分もあります。

今の私の年齢ではとっくに子供を産み、子沢山に恵まれた「非繊細な人」の母と一人暮らしを謳歌したが、精神的に不安定な「繊細な人」の私とは価値観が違うのは理解しつつ、自分の人生を生きるためにも、やはり母とは一定の距離が必要だと感じました。

そのためには自立が必須なのですが、う〜ん時間がかかりそうです。

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