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【教採対策】 個人面接答え方と解説 第6弾

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただけると参考になるのではないかと思います。


過去の面接対策は下の第○弾から見れます。
第1弾    第2弾    第3弾    第4弾   第5弾

質問が被っている場合がありますのでご了承ください。


⑴  理科室で大切にしたいことは何か1つ答えてください。

 理科室の使い方のルールの徹底です。理科室には様々な器具が置いてあり、安全には十分注意しなくてはいけないと考えます。例えば実験中は椅子を机の下にしまい、転ぶことを避けるようにしたり、薬品は鍵のかかる薬品庫にしまうなど生徒も教師も使い方を徹底して守るようにしていきます。

[解説]

 理科室は危険な薬品が多いです。きちんと教員側も管理する必要があります。薬品などは生徒が直接触ることのできない場所に置く他に鍵をかけなければなりません。また、倒れないかなどの配慮も必要です。理科室という特別な空間だからこその配慮は必ず必要になります。安全な授業を行う環境を整えることは理科の教師の役割だと思います。



⑵  部活動としてどのような子どもを育てていきたいですか?

 責任感や連帯感を育んでいきたいと思います。そのために部活動の中で自分の役割を認識しきちんと果たすことを大切にしていきたいと思います。また、集団の中でチームワークを大切にしたりコミュニケーションを大切にしたりして、チームとして頑張ろうとする姿になるよう指導していきたいと思います。

[解説]

 部活動の目的は文科省のHPに記載があるのでそちらをご覧ください。その中でもざっくりとしたものが、責任感と連帯感です。個人個人に役割があり、その役割を果たすことで責任感を、チームとしてより良い方向に向かおうとしたり、チームの課題に対してチームで取り組んだりしながら連帯感を育んでいくことが大切だと考えます。

 スポーツを行う楽しさなどの視点で話してもいいと思いますが、あくまで文科省に記載があるものの中から話しやすい内容をピックアップし、自分の言葉に置き換えると間違い無いのではないかなと思います。


⑶  生徒と接する上で大切にしたいことはなんですか?

 聴くことを大切にしたいです。コミュニケーションを積極的にとることの中でも一番大切だと思うことは聴くことだと考えています。話を聴いてくれる環境があると安心感を持っていろいろなことを話してくれると思います。生徒の話す言葉をきちんと受け止めるような聴き方で話を聴き、積極的な関わり合いをたくさんしていきたいと思います。

[解説]

 コミュニケーションという言葉を面接などでは、よく使いがちですが、コミュニケーションってなんですか?と聞かれるとなかなか一言で出てこないことありませんか?自分はあたり前のようにコミュニケーションという言葉を日常生活で使っていますが、きちんとその意味を説明できないまま使っていたんだと感じました。

 コミュニケーションは大切ですが、その中でもということで1つ挙げるなら「聴く」という関わり方を大切にしていきたいと思ったので面接では以上のように話しました。まずは、生徒の思いを受け止めてあげることをしないと信頼してくれないのではないでしょうか?まず一番初めの関わり方として「聴く」ということが大切だと思います。


⑷  辛かったことはありますか?またどのように乗り越えましたか?

 高校の機械体操部のときに、技を何回やってもできなかった時が辛かったです。辛すぎて部活に行けない日もありました。でもそんな時に助けてくれたのは仲間やコーチでした。他の人に自分の技の何がいけにのかなどを客観的に見てもらい、ないが足りないかを考え、次に繋がる失敗にしていきました。そして、その失敗の繰り返しの中で仲間と共に成功へとつなぐことができました。

[解説]

 器械体操部に高校から入ったのですが、他のスポーツと違って器械体操はできないことから始まるのでとてもつらいスポーツでした。たとえば、サッカーもやっていたのですが、どんな人でもボールは蹴れると思います。つまり、1を100にする努力をする感じでした。しかし、体操はバク転など誰もができない0を1にすることが多いスポーツでした。なので挫折が非常に大きかったです。ちなみにバク転は技の点数には入りません(笑)

 そんな経験をしたのでそのことを書きました。この質問で大切なのはどう乗り越えたかです。そこが最後にはっきりと相手に伝わる言い方をできるとバッチリです。ひとりで乗り越えたというよりは、仲間と一緒に乗り越えたの方がチームとして頑張ったことが伝わるので、オススメです


⑸  いじめが起こったときどのような対応をしますか?

 その生徒の安全・安心を最優先に守りたいと思います。そのために、多くの先生方や上司の方、保護者の方などと協力し事実確認を行なってい情報共有を行います。その後、被害者・加害者、周りの生徒にも組織として指導を行い、いじめが終わったと思われる時も継続して多くの目で観察を続けていくことを保護者の方や関係施設と連携しながら取り組んでいきたいと思います。

[解説]

 まず、当該生徒の安全を確保することが最優先です。命がなくなってしまっては取り返しがつかないからです。そして、一人で判断していこうとすると絶対に見落とすことや。対応の順番などを間違えてしまいます。このいじめに関してはそういったことは許されないと思ってください。なので、管理職や周りの教員とも共通理解の下チームとして取り組んでいくことが大切なのです。

 また、感情論で進めていこうとするのも危険なので、必ず関わりのある生徒などから聞きとりを複数教員で行い、事実で対応していくことを大切にしなければなりません。

 





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