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【教採対策】 個人面接答え方と解説 第5弾

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただけると参考になるのではないかと思います。



過去の面接対策は下の第○弾から見れます。

第1弾    第2弾    第3弾    第4弾

質問が被っている場合がありますのでご了承ください。


⑴ 理科の教員としてどんな授業をしていきたいですか?

 私は、でんじろう先生のような、誰もが理科の楽しさに触れ、ワクワクし、笑顔になれるような教材を考えていきたいと思います。様々な実験を実際に行うことを大切にしながら、学びのある授業につなげていくような発問や机間指導、板書を工夫していきます。

[解説]

 自分は理科の面白い実験をする人といえばでんじろう先生だと思っています。科学の実験で面白いものをショーのように見せ、子どもや大人までもを楽しませることができているのは素敵なことだなと思っています。学校の理科の授業では学習指導要領に沿う形でやらないといけないので、なかなか難しいところもあると思いますが、興味関心を高めるという点では目指したいなと思っています。

 また、でんじろう先生という例えを出すことで少しでも印象に残ればいいかなとも思っています。「〇〇な授業をしたい」とみんなが言っている中であれば、自分の発言は少しでも印象に残るのではないでしょうか?少し違う切り口で面接の受け答えを書くというのも一つの手だと思います。

 ※実際にこの文のまま面接で言いました。突っ込まれてもでんじろう先生の実験の話をするだけなので簡単に受け答えできました。



⑵ あなたが感じている理科の面白さは何ですか?

 何気ない日常生活のことが不思議に思うことのできる視点を持ち、解決することができることです。例えば、雲の形一つでも形によってできる場所や大気の状況が推測できるし、雲の形を見るだけでも楽しむ視点を持つことができるというところが面白さなのではないかと考えます。

[解説]

 理科の面白さは、今までにない視点を増やしてくれることだと思っています。ものの仕組みを考えれば、他のものはどうやって動いているのかな?とか、原理を考えれば、この場合はどうなのかな?など日常生活の中で気にもしなかったことにも見る視点を増やすことで、楽しむことができるようになることが理科の魅力の一つだと思っています。なんでICカードでお金が払えるのはなんでかな?どういうげんりなんだろう?などです。



⑶ 中学校の教員として必要な資質を1つあげてください。

 授業力だと考えます。学校生活の大半であり、中学校では教科担任制なので授業の中で多くの生徒と関わると思います。その中で、ワクワクさせられるような教材を用いたり、体験することを通して、学びのあるものになっていくことで信頼関係を築いていくことができると思うので、授業力が大切な資質であると考えます。

[解説]

 ここは、各市町村や各都道府県の教育委員会が発行している要綱などに記載されている本県が望む教師のような場所に書かれている内容に沿ったものにするといいと思います。授業力はどの要綱にも必ずあると思うのでお勧めです。特に中学校では学校生活の要になってきます。だからこそ、一番必要な資質なのではないでしょうか?

 他にも生徒指導力など必要な力もあります。中学生の不安定な時期だからこそ必要な資質であるとも言えます。どの内容で言うにしても自分の面接の受け答えに一貫性がないといけません。そこだけ注意すればバッチリです。



⑷   学級担任になったらどんな学級を作りたいですか?

 仲間の意見をきちんと「聴く」ことのできる学級を作りたいと考えます。私は、学級の全員の個性が輝く姿を望んでいます。そのためにはみんなが意見を言い合える場である必要があり、また、自分の意見ばかり押し通すのではなく、反対意見などが出た場合でも一旦は受け止めることができることができるような環境が大切だと思っています。一人一人に居場所があり、一つの目標に向かっていくためにも「聴く」ということができるクラスを作っていきたいと思います。

[解説]

 作りたい学級の目標が行動になっていないかをチェックする必要があります。自分は、「聴く」ことのできるクラスという学級を作りたいと話しますが、その大きな目標は「全員の個性が輝く姿」です。その目標のために環境や場を整える必要があると考えるので「聴く」姿に拘りたいと思っています。

 行動と目標の違いははっきりとさせたほうが、今後のためにもいいので、ぜひ自分の目指す姿などが行動になっていないかチェックしてみてください。



⑸  あなたが望む授業や学級を作っていくために、あなたが生かせる自分の長所はなんですか?

 2つあります。1つはいろいろなことにチャレンジしていくことができる点です。教材研究や部活動の指導方法など新しいことを取り入れたり、生徒にとってより良いものを新たに考えていくことができるところです。もう1つは協調性があるところです。学生寮に住んでおり、日々多くの仲間と共に生活をしています。その中で人との関わりを大切にでき、よりよい生活になるように自分の意見だけではなく、仲間の意見にも耳を傾けながら工夫していくことができました。この2つの点が生かすことのできる長所です。

[解説]

 以前にも話したと思いますが、複数答えるときは始めに何個ありますというといいと思います。聞く立場からして終わりが見えることは安心につながります。

 自分の具体的な体験を1つは入れないと説得力が出ないので自分の経験したことで話せる内容を考えましょう。何にも経験していない人なんてこの世の中にいないはずですので、ぜひ自分してきた経験を長所となんとか結びつけて話ができるといいと思います。



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