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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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#学校教育

「そんな校則おかしいだろ」と思う大人の人に、"今の社会"を変えていくことも、ともに引き受けてほしい。

※この記事はあくまで個人としての考えを綴ったものであり、所属団体を代表するものではありませんので、あらかじめご了承ください。※ 都立学校が、地毛を黒髪に染めさせることやツーブロック禁止などの校則について、4月から全廃されるそうです。こちらのニュースを見て、少し、モヤモヤとしていました。 まず、大前提として、私は下着の色をチェックするとか、地毛が明るい色なのを黒髪に染めさせるとか、人権侵害に他ならない、「マジでありえん」と思っています。ツーブロック禁止も、ポニーテール禁止も

「テストで良い点数をとる」現代教育の違和感

「テストで良い点数をとる」現代教育の違和感 テストで良い点数をとることが、小学校から大学まで一貫して求められる。子供たちは良い点数を取ることが使命となる。良い点数をとれば、優秀、努力家、真面目とみなされる。良い成績がもらえ、友達から尊敬される。先生から褒められ、親からも褒められる。良い学校に進学できる。単位がもらえる。就職で有利になる。 我々は、子供の勉強の度合いをテストによって評価する。当然ながら子供は、テストで良い点数を取ることが真っ先の課題となる。 そして実際に、テ

私たちはただ、淡々と教育をする。

こんばんは。特別支援学級教員13年目のMr.チキンです。一週間が終わりました。暑い日が続いていますね。 今日は、社会で悲しいことや、困難なことがあったとき、私たち教員にできることについて話したいと思います。 学校教育は民主主義のためにある 世界や社会におけるさまざまな悲しいニュースを見て、気持ちが滅入りそうになることがあります。そこにあるのは、無力感です。 教員は絶大な権力があるわけでも、直接命を救うことのできる特殊な能力があるわけでもありません。私たち教員は、ただ教員な

私は担任を持ちたくない

 私は担任を持ちたくありません。  もちろん担任の仕事にやりがいを感じている人もいらっしゃいますし、勤務している職場によっても考え方や動きが違います。  自分の勤務校では担任になると4点のことで辛い思いをしました。 1.学級のことはなんでも担任のせいにされるところ 学級で問題が起こると、学級担任は何してたんだ!といった具合に様々な立場からもの言われます。  中学校だと移動教室は生徒だけでなく教員もあり、教室や特別教室を移動している時、生徒を最後まで見届けるということが

ゆとり高校教員が考える「学校の未来」と「不安」

こんにちは。クマです。私はゆとり世代のアラサー高校教員です。 私は数年間、教員として高校で働いてきて、学校について様々なことを考えて来ました。ここでは、私の予想する学校教育の未来についてお話したいと思います。そして、私の最後に私の「不安」について書いていきたいと思います。  ちなみにここに書くのは、あくまで、私の個人的な予想や願望が入り混じった身も蓋もないストーリーです。的中するかどうかは全く保証できませんので、ご了承ください。 高校教員の仕事 現状、高校教員の仕事は大

教育現場も着々と変わっていってる

 いよいよ来年度から本格的にGIGAスクール構想が動きはじめます。  勤務校でもいよいよ始まるということで様々な変化があります。  主に3つの変化が最近ありました。 1.校長の認知が変化した 学校のトップの校長が様々な新しい取り組みに関して理解を示してくれるようになりました。  例えば、オンライン授業を模擬的に行う際、自分は自宅でオンライン授業を行いました。  授業といっても朝の会程度のことしかしませんので、ダメ元で校長に「自宅でもいいですか?」と聞きました。  

過労死等啓発のための研修をうけた

 過労死等啓発は昨今よく管理職から話題にあがります。  それもそのはず、教員の過労死は問題によく上がる話題ですから。  一応、時間外勤務をしないように教頭などの管理職は毎週のように声をかけくれています。  それだけ、きちんと声をかけたか、過労死などの働き方に関して改善をしているのかなどが教育委員会からきちんと管理しなさいと命があるのでしょう。  この記事に示されているように教員の時間外勤務は依然として長いままです。  パソコン上で出退勤の管理をしているなどを通して時

子供を動かすよりも教員を動かす方が100万倍大変だよ

 GIGAスクール構想によって、ICTの活用が必須になってきました。  勤務校でも研究構想にICTの活用が入ってきて、1人1人がタブレットを効果的に使用するよう何度も言われています。  そして、そのためには子供だけでなく、教員のICT研修も必須になってきます。  本年度には3度ほど実際に自分のタブレットを使用して、様々なツールの使用方法などを確認してきました。※ログイン程度ですが……  毎回の研修では情報担当の先生が、その他の先生に対して机間指導などを行い、全教員が正

テスト前になるとする”テスト計画”は本当に必要なのか

 勤務校の中学校では、テスト3週間前になると”テスト計画”を行う時間を学活の時間を用いて1時間ほど取ります。  具体的に何をするかというと、「テスト範囲の確認」「テストまでの日数を確認」「提出物を確認」「テストに向けて自分の学習をどう進めるのかを計画する」ということを1時間の授業で行います。  結論から言ってこの様なテストの計画をする時間は要らないと強く思います。  理由は4点あります。 1.計画を立てることが目的になる2.計画通りやらないといけないと感じる生徒がいる

GIGAスクール構造のための研修にがっかり

来年度からGIGAスクール構想に伴って、1人1台のiPadが勤務校で整備された。  もちろん教員は数ヶ月早めに届き、様々な研修を受けさせられた。  google へのログインの方法、ベネッセが提供しているアプリなど研修内容は基本的な端末操作系が非常に多いが、デジタル機器を普段なかなか手にしていない教員にしてみれば非常に難しい研修だったのかもしれない。  正直「ログインなんて研修でやる必要があるのか」と思う。  ログインで手間取っていては、逆に普段の生活でスマホやアプリ

ICTに関して「できない」と決め付けている教員が多すぎる

 今ICT担当として構内の研修などを行なっています。  そこで感じたことで一番印象強く残ったことは”教員の「できない」という発言が目立つ”ことでした。  せっかくの資料を印刷して、説明書まで作成して、放課後の時間を30分活用しても、「できない」という言葉が挙がれば、たちまち「できない」の声が広がり、「できない」ことが普通という空気になってしまうことがありました。  もちろん自分も校務なので「できない」と言われ、資料をみなかったとしても悔しいなどと思うことはありません。

部活動はそんなに大事なのか

 新型コロナウイルスの感染対策として学校現場も多くの対策を講じてきました。  しかし、納得できない点があります。  それは部活動に関するコロナ感染対策についてです。  自ら感染しにいくような活動は自粛すべきでも、活動をやめないところが非常に多い印象です。  続々と集団感染のニュースが出てくるようになりました。  学校現場での感染は部活動が圧倒的に多い気がします。  なぜならマスクをしていないし、密になっているからです。  15分程度の会食でも感染リスクがあるとい

WEB初任研〜キャラ付けできてますか〜

「大人の人」から「先生」になる店員さん、会社員、友達のお母さん、サッカーのコーチ、、、子どもたちの周りにはたくさんの大人がいますね。 私たちも小さい頃、先生がいました。でも、ただの大人ってわけじゃなくて、「先生」として覚えてるんですよね。 今日は先生になるっていう初任研です。 最初の自己紹介新年度の始まり、着任式。 「○○小学校から来ました、□□です。みなさんの名前を早く覚えて・・・・。」 「好きな言葉は思いやりです。あたたかい学校にしていきましょう・・・・。」

学級経営力と学級崩壊力

数年前に学年団を組ませていただいた先生は、「どんなことがあっても大丈夫!失敗はないから!やりたいことはやってみようよ!」と言っていました。 その先生は、常に楽しそうです。仕事に追われてる感がありません。というか、必要な仕事だけやる!といったスタイルでした。子どもとの関わり方も目から鱗で、とても明るく楽しいクラスをつくっていました。 そんな楽しいクラスを作っていた先生を思い出して、学級経営をテーマに書こうと思います。 考え方の転換教師が学級経営力を高めようと思った時、あれ