arua

元:まだ何物でもない人

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最近の記事

SSSS.GRIDMANを克服

当時リアルタイムで見ていた「SSSS.GRIDMAN」 毎話楽しみに見ていたものの、アカネの変遷の無さと改心というか自立があくまで「創作物からの鼓舞」という、あくまでオタク要素のみしか描かれず 引きこもりや、殺傷に行き着くほどの病理には触れられず、積み重ねがないまま…それこそ1話ゲストキャラレベルで簡単に救われてしまうのが引っかかったり 一番大きいのは、主人公とヒロインである響くんと六花の恋模様を1話から謎として配しつつ、結局一切触れられないままだったのが本当にがっかり

    • 「ぼっち・ざ・ろっく!」にまんまと釣られてしまった

      ※この記事を書いた数ヶ月後に沼って手のひら返す記事ですhttps://note.com/arua_verse/n/n06c731ee015f あー話題になってるなー へーアジカンへのオマージュいっぱいなんだー ぐらいで放送当時はまったく食指が伸びなかった。 というのも、ちらちら見る反応で泣いてる人がいるような感じでもなく、オマージュ元で騒いでる。という感じで 「けいおん」のように積み重ねて最後にどーん!という感じでも無さそうで、あくまでJKバンドの皮を被った日常モノ

      • 水星の魔女0話を見て

        本当に久しぶりに現行アニメを見てみようかな~ と、アナザーガンダムの新作「水星の魔女」を見てみたのですが やっぱり”オタクがオタクだけに向けた作品”は辛かった。 しかし、続けて見た「サイバーパンク2077」のアニメの1話はとてもよかった。 じゃあこの二作の違いはなんなのか。 どちらもオタクがオタクに向けて作っていながら、この決定的な違いは。 「サイバーパンク」は複雑で専門用語や情報量の多い世界観を舞台に、誰にでも共感できる親への葛藤や生まれ育ちの環境と復讐という原

        • 結局ダメだった「バズ・ライトイヤー 」

          すっかりnoteの存在を忘れ、劇場で見た映画への悲喜こもごもを知り合いに吐き出してばかりでしたが 今回は流石に…流石にないだろう!と思い書き始めています。 ジョン・ラセター排斥以降または「SOUL」以降の(ややこしいので今回はディズニー抜きの)ピクサー映画は 「ルカ」と「レッサーパンダ」と、これどこの新設スタジオアニメ?というような映画の出来で、褒めるところが積み重なったグラフィック面だけで、 明らかに作品内のテーマの厚さや深みはまったくありませんでした。 そんな中

        SSSS.GRIDMANを克服

          スパイダーマン・ノーウェイホーム モロネタバレあり 見た人向け

          ネタバレしかないです 警告はしましたよ まずマット・マードックがしれっと出てきて、超感覚発揮して家に投げられた石をピーターより先に掴むって魅せ方が素晴らしい!!! 出番もあくまでもカメオとしてその場だけなのもスケール感として合ってる ホークアイのキングピンも楽しみ そして予告詐欺で、実際ウォンはしぶしぶ記憶消しに納得してくれてたのもいいし、おまえがソーサラープリーストになっとんかい!っていうストレンジの自由度を確保してるのも素晴らしい ドックオクのアームにアイアンス

          スパイダーマン・ノーウェイホーム モロネタバレあり 見た人向け

          マトリックス レザレクションズ 今作を批判している青い錠剤を飲んでる"電池たち"へ

          マトリックスといえば、既にパロディをやりつくされ 続編は微妙なままの評価で終わったイメージで 実はつい最近まで1作目の記憶もほぼなく、それどころか2と3は見たことすらなかった 今回のリザレクションのために3作見て、率直に感じたのは 1作目は、なろう系以前のオレツエー系統で、アクションはいいけどストーリーは、ネオに感情移入する縁が無く ストーリー主体で見る自分にとっては微妙だった しかし2から3にかけてエージェント・スミスのキャラクターが魅力的で、そのおかげで見れて

          マトリックス レザレクションズ 今作を批判している青い錠剤を飲んでる"電池たち"へ

          今年の最大の論点「 最後の決闘裁判」 時代と価値観と不平等と

          まぁ~~~~~とにかくここ数年で感想を話すだけで骨が折れる 「最後の決闘裁判」 まず周囲の目とか、よき人でいたい。とか一切を抜きにして 最初に感じたのは「描き方が平坦でない」ということ カルージュの視点ではカルージュの良いように ル・グリの視点ではル・グリの良いように ここでなるほどと、それぞれが自分のいいように解釈してると じゃあマルグリットの視点ではどう自分本位な部分が見えてくるのか。というのを楽しみしてた。 (という言い方をすると「マルグリットにも悪い部

          今年の最大の論点「 最後の決闘裁判」 時代と価値観と不平等と

          エターナルズを見て ゴーストインマシーン的な

          予告の時点から、特に興味が掻き立てられず マ・ドンソクと、クロエ・ジャオ監督に僅かに食指が動く程度のもので…… とはいえ、もうMCU及びディズニーに隷属させられた状態なので とりあえず見てきたんですが そこそこ挑戦的な題材ながら、スケールの大きさと、話のエモーショナルがあまり釣り合ってなくて 序盤のカットバックを多用した関係性の見せ方から、後半のネタばらしまではそこそこ退屈だったんですが ギルバート・ライルのゴーストインザマシーン的な悩みが出た時は おっ!マーベ

          エターナルズを見て ゴーストインマシーン的な

          「DUNE」 これが本当のふるさと納税

          砂の惑星デューンといえばもう、耳にタコができるほど聞いた「ナウシカの」「スターウォーズの」あぁもうわかってるよ 元ネタ元ネタ!! こちとらデヴィット・リンチ...もとい! ディノ・デ・ラウレンティス版のデューンのドラマ再編集版?を見て(途中まで)! ホドロフスキーのデューンも見て 原作の上巻の、それも途中まで読んどるんじゃい!!! という感じで、つまりは肝心の内容をちゃんと把握することなく今回のドゥニ・ヴィルヌーヴ版を ちゃんとIMAXで見ましたよ! リキッド

          「DUNE」 これが本当のふるさと納税

          イーストウッド御大「Cry Macho」 あったかいんだからァ~

          御年92になる我らが”魂” クリント・イーストウッドの最新作!そして監督40作目! 「Cry Macho」 前作は「運び屋」で、哀愁あふれる実話だったわけですが 今回は哀愁はそこそこに、ここ数年では考えられないほど 私のオールタイムベスト不動の1位「Jersey Boys」に次いで 明るく!さっぱり!めでだしめでたし(?)で タイトルや予告で受けた「グラントリノ的な重い話なのかな...しかもメキシコって嫌な予感しかしない....」 と身構えていると 「え?こ

          イーストウッド御大「Cry Macho」 あったかいんだからァ~

          「リズと青い鳥」を見て 我が青春の〜的な

          「響け!ユーフォニアム」は当時ほぼリアルタイムでテレビシリーズの2期の途中までは見ていて 今となってはキャラクター名から内容までほとんど覚えてはいないのですが 魅力に感じていたのは、静かな毒気と狂気だったのは微かに残っています。 表層的にはフランクで茶目っ気な飛鳥先輩?が、周囲の揉め事に何も感じていないような素振りを見せたり 主人公とヒロインのファムファタール的なガールミーツガールで堕ちていく展開など 当時はかなり興奮して見ていた記憶がありますが、 今回主人公にな

          「リズと青い鳥」を見て 我が青春の〜的な

          「Don't Breathe 2」a.k.a. ジェダイの帰還

          大傑作の1作目の公開当時から、既に2作目制作の話は上がっており 全くもって期待せず、なんなら劇場スルーでいいかな。と思っていた矢先… 期せずして望んだ2作目。 ナーメテーター(デデン♪デンデデン♪) というのはネタでもなんでもなく、ある種ターミネーター、ターミネーター2的な構造でもありながら しっかり1作目のフォーマットを継続しつつ、しっかりと最低で最高の裏切りを続けてくれるため 途中でダレることなく、見事なペース配分でホラーとアクションを折り重ねていく。 さら

          「Don't Breathe 2」a.k.a. ジェダイの帰還

          シャン・チー ついに壊したMCUの絶対防衛線(ネタバレあり)

          アイアンマンから始まったマーベルシネマティックユニバース(MCU) 北欧神話の神、人造人間、喋る木、魔法使い 我々は十数年をかけて、本来であればこの複雑化する社会の中ではあまりにもバカバカしい荒唐無稽なキャラクターたちに”慣らされてきた” とはいえ、神も魔法使いも、それぞれ出来るだけ納得できる範疇での描き方で抑えられてきたし、何よりケヴィン・ファイギを筆頭としたMCU制作陣も、それらの描き方に苦慮しているのはヒシヒシと伝わってきたが 当初の目的であったインフィニティ・

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          「THE SUCIDE SQUAD」 ハリウッドに蘇る悪魔の毒々アベンジャーズ

          今エンタメ界を悪い意味で支配しつつあるディズニーの目配せ&ことなかれ主義によって一時的に追放された名匠ジェームズ・ガン監督に DCに即飛びついて出来たのが今回の「THE SUCIDE SQUAD」 まず前回の「スーサイドスクワット」はレーダーが危険信号を発して見ていなかったが、ハーレ・クインの単独は流し見で、もはや記憶には「ツマラナイ」のタグが付いていて マン・オブ・スティールからのDC映画シリーズはどれも中途半端で、褒めるところはあるけど、全体的に見れば...な作品だ

          「THE SUCIDE SQUAD」 ハリウッドに蘇る悪魔の毒々アベンジャーズ

          「クルエラ」を見て。 安定のディズニー実写クオリティ

          エマ・ストーンが好きなので ディズニーヴィランの現代的再解釈シリーズ 「クルエラ」見た ディズニーアニメの実写化で面白かった試しがない+目配せから域を出ないポリコレなのは予想していたとはいえ 対:男の描き方はさほど問題なかったけど、黒人女性の配役もおざなりだし、抑圧された社会向きのエステラと、本当の自分であるクルエラとの相剋もなく アジテーションばかりが先に来て、描こうとしてるテーマがついてきてないせいで、男女関係なく抱える問題にライド出来ない とはいえ、エマ・ス

          「クルエラ」を見て。 安定のディズニー実写クオリティ

          「ミッチェル家とマシンの反乱」 もしホーマーだったらもっと....

          2年ほど前にフィル・ロード&クリス・ミラーが新作アニメ映画に着手し始めた。というニュースから大きな期待をしながらも、先日まですっかり忘れていた。 「ミッチェル家とマシンの反乱」 ゴールデンコンビは今回監督ではなく制作に回りながらも いつもどおりの所謂フラッシュ系統のネットミーム的なギャグの中、狂ったように動き回るキャラクターたちが 人間の繋がりに絶望したAIの暴走を止める。そんなお話 これまでのくもり時々ミートボールやレゴ®ムービー、21ジャンプストリートなどに見ら

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