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躁鬱人の心得「平然を装う」

私にとって冬よりも厳しいのが春。
ダルオモな毎日。
掃除くらいしかできない。

まあ、掃除できるだけマシかもしれません。
そう思って落ち着いて過ごしています。

解離症状が出ている今、何だったらできるだろうかと考えて思いついたのがnoteを書くこと。
ふらっと顔を出せるnoteの存在に感謝です。


さてさて、3月に行った旅の話をしますね。

日本の伝統技術が大好きな私、今度は3日間の職人インターンに行ってきました。
夏と秋に行ったインターンの続きで、今年度はこれで最終回です。
食費、宿泊費、交通費などが全て支給され、もはや黒字になってしまうという。おいしい。

3回全てに参加している馴染みのメンバーもいれば、今回初参加の現地の職人さんや近隣の学生さんなど、新しい人たちとも出会うことができて楽しいインターンになりました。…?

実は、私。

3日間あるうちの最初の6時間しか動けませんでした!!!!
ごめんなさい!!

旅費も全て出してくれて、すごく良い機会を準備していただいて、せっかく飛行機に乗ってはるばるやってきたのに、寝込んでしまいました!

さらにさらに!
ご飯をお部屋の前まで運んで来てもらうという完璧な引きこもりっぷり!

本当に本当に申し訳ありませんでした。。。

急に暖かくなったせいなのか、しばらく躁っぽかったのでその反動が来たのか、環境の変化に耐えられなかったのか、なんなのか…。
とにかく、1日目の途中からズーンと体が重くなって座りっぱなしになってしまいまして、もうそこからは何にもできなかったです。

2日目は午前に二度寝させてもらって、午後から参加するも、座りっぱなし。
3日目は雨の影響もあって、一日中寝込んでました。
びっくりするくらい寝て、4日目の早朝にびっくりするくらい元気になりました!

研修は3日間なので4日目の朝に宿で解散となっているのですが、私が元気になった途端に解散してしまうという、なんとも残念なインターンでもありました。笑←もはや笑うしかない

インターンが終わった途端に元気になっている私を見て、他の参加者はどう思ったのだろうか。
馴染みのメンバーは、私が毎回どこかしらのタイミングで寝込んでいることを知っているので、そういう人だと認識しているのかな?(そういう人です。)
新しく出会った人は、怠けていると思うのかな?可哀想だと思うのかな?不思議ちゃんだと思うのかな?それとも、私のことはなんとも思っていないのかな?


4日目の朝、引きこもりを卒業して恐る恐る朝食会場に顔を出したところ、特に体調を聞かれるわけでもなく、冷たい態度を取られるわけでもなく、みんないつも通りに過ごしていて、何事もなかったかのような、まるで私も3日間のインターンを皆んなと一緒にやり遂げたかのような、そんな雰囲気が漂っていました。

なんて、過ごしやすい雰囲気。
気を遣われないって、こちらとしても気を遣わなくて良いから楽だわ〜
皆んなは気を遣って気を遣わないようにしてくれていたのかもしれないのですが、平然としていてくれたことがとても有り難かったです。

体調を聞かれたら笑って誤魔化しちゃう癖がある私ですが、何も聞かれないので何も話さなくていいし、寝込んでいた間にみんながやっていたことを聞いたら普通に教えてくれるし。みんな楽しそうに笑っているし。

「あ、大丈夫なんだ。」

っと思ったのでした。
(スタッフさんには謝りに行きました。が、それも全然大丈夫でした。)


その日得た教訓

私が鬱になってしまっても、皆んなは平然としていてくれました。
私にとってはそれは凄く有り難いことで、本当に心が救われたような思いでした。
何かあった時に平然な態度をとるってことは、「別に大丈夫だよ、気にしないで」って伝える最も良い方法なのだろうと学びました。


鬱は辛いけど理解されにくいもの。
たとえその辛さを物語ろうと真には伝わらないし、伝わったとして相手に深く悲しい思いをさせるだけ。
相手に助けてもらって救われるものでもないし、自分自信もそれでスッキリするわけではない。

だとしたら、気分の波が激しい私はどう生きていけば良いのか。
どうすれば自分も相手も不必要に悲しまなくて済むのだろうか。

それはきっと、平然としていること。
どれだけ辛くても平然を装っていること。
躁鬱で迷惑かけちゃうから、それくらいのことは頑張らないとな。

どれだけ辛いことがあっても人の前では平然としていようと思えた出来事でした。
感謝です。



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