Art Labo 北舟

北海道十勝豊頃町在住の美術作家の白濱雅也と真紀が、世界一小さな美術館を軽トラに積んで全…

Art Labo 北舟

北海道十勝豊頃町在住の美術作家の白濱雅也と真紀が、世界一小さな美術館を軽トラに積んで全国を巡る「ArtVan福寿走」の奮戦記です。2022/5/13より全国縦断ツアーを敢行!2023/2の沖縄の展示を持ってプロジェクト完結です! 前回の旅のFacebook投稿からの転記途中です。

最近の記事

コミュニティセンター、ミュージアムとしてのお寺

神宮寺の展示は穏やかに進みましたが最後は雨に遭いました。 雨宿りの間に丸木夫妻の襖絵を見せて頂くことに。 丸木夫妻というのは原爆の図という広島の惨劇を描いたシリーズで有名な画家夫婦です。どこかでこの名を聞いたことがあるはず。 この丸木夫妻と私らは少し繋がりがあります。 震災をめぐる美術をテーマにPOST3.11という企画展を主催して何度か開催してますが、その2回目の会場が原爆の図丸木美術館なのです。 その丸木夫妻の襖絵というので、1面くらいかと思ってたら本堂の襖全部とい

    • 信州 浅間温泉に来たよ。

      和歌山から名古屋に出て、一気に木曽路を抜けて、信州松本まで。 その郊外にある浅間温泉というところまでやってきました。 和歌山とはまたうってかわって今日は静かな始まりです。 ここ、松本市浅間温泉は私がサラリーマン時代に一緒に仕事をしていたHさんが移住したところです。Hさんとは15年ぶりくらいかな。 彼女が繋いでくれた神宮寺というお寺で展示してます。今日は朝から近所の顔見知りの方が見に来てくださいました。午後には千葉県柏の方がちょうど松本に来ていて見に来てくれてびっくり。

      • 和歌山城に会えた!

        福寿走は信州に向けて移動。 朝、和歌山城に寄りました。四国にフェリーで渡る時に和歌山に寄った時は時間切れで行き損ねたので嬉しい。ビルの合間から国道の正面に現れた時はおお!という気分でした。 和歌山城は好きな城で、子供の頃、プラモデルで最初に作った城です。 山上を大天守と三つの小天守が囲むように並び、横に広がる優美な姿です。 天守閣は五層の時代に火災で失い、その後三層で再建されました。それは国宝にも指定されていたのですが、1945年に戦災で消失。今建っているのはその後鉄筋

        • お金がなくてもアートフェスはできる!

          (福寿走in海南市F邸の続きです) 結構、人が集まって賑わってます。作家やそのお友達、近所の方、ふらふらとやって来てます。 平日の割には次々と人が出入りしています。 作品のほかにフリマやオーガニックな食事の提供もあって、なんかのどかで自由な空気が流れてます。 美術作家だけでなく、創作料理人やお菓子作り好きなども参加してます。 オーナーのFさんはコーヒーを振る舞っています。 ここには、難しい解説文もないし、エリートぶったマウント合戦の空気もない。 皆が思い思いに作品や手

        コミュニティセンター、ミュージアムとしてのお寺

          これって1DAYアートフェスじゃね?

          海南市重根のF邸もまたアートの桃源郷の香りがします。 朝になって見たら、かなり広い敷地で、雑木林の中に住んでいるかのよう。 以前から置かれているオブジェ的なものや今回に合わせて既に置かれた彫刻のようなものが点在して、もうアートフェスが始まっているような感じです。 こんな自由なカオス感も結構好き。 我らの福寿走にF夫妻や関わっている作家さんの作品が持ち寄られて、ちょっとしたアートフェスのよう。 しかも営利じゃないし、お客さんもみんな好き勝手に集まってきて、 なんとも自由な空

          これって1DAYアートフェスじゃね?

          再生美!リノベーション進行中の家に滞在!

          滋賀から一路和歌山へ。これは一度通った和歌山に戻るちょっと逆走モードになります。なぜ和歌山かというと、敦賀〜熊野〜和歌山〜徳島へとルートを進めた際に、私らの活動や改造軽トラに興味を持ってくださったF夫妻が、和歌山で深夜のフェリーを待つ間に会いにきてくださり、そこで意気投合し、帰りに寄りことを約束していたからです。そのF夫妻のご自宅の庭で、展示をするために向かいます。 着いたのは暗くなった頃、海南市の海寄りも山あいの集落の中、北海道の感覚ではこの先車で行けるのかというような細

          再生美!リノベーション進行中の家に滞在!

          穏やかな湖の国 近江

          琵琶湖畔通過中。 琵琶湖を横断して、和歌山に向かいます。 近江国は穏やかな所という印象です。 大きな街は大津ぐらいで、地方の小都市が並びます。 私は湖が好きです。 地図で見ていると海も湖も同じように感じますが、 波が絶えず寄せる海が「動」とすれば、 静かな水面が佇む湖は「静」が支配してます。 私の湖好きはその静けさのせいかもしれません。 そして水鏡や湖面の色などはその日の天気によって、 風景に青系の色や反射がコントラストとなって強いアクセントを加えます。 また湖面の

          穏やかな湖の国 近江

          ストローベイルハウスでの展示の様子

          展示の当日、今日の午後は雨が降ったり止んだりで、なかなか晴れなかったですが、途中から近所の方が次々といらして盛会になりました。 平日だからだと思いますが、女性の活動的な空気と表情を感じました。Oさんの人望に触れた思いがします。 この辺りは古い地元住民と移住者との境界らしく、双方がうまく打ち解けているとか。地域がイキイキする秘訣の一つかも。 ここからは琵琶湖は見えませんが、湖畔と言ってもいいくらいの近さです。 山の集落とも、海辺の漁業の集落とも違う独特の空気感は、湖畔の

          ストローベイルハウスでの展示の様子

          ストローベイルハウス(わら壁の家)の庭で展示!

          大津市の郊外、志賀という琵琶湖のほとりで #福寿走 オープンしました。 軽トラの中とOさん宅のリビングで展示させて頂いてます。 伊丹とはまた打って変わって、パーソナルな雰囲気の中、近所のお知り合いの方が訪れています。 故Oさんは妻の従兄弟で建築家、ストローベイルハウスの工法を実現させていて、この自邸も在来工法と組み合わせて建築されています。 ストローベイルハウスというのは、乾燥した藁を圧縮してブロック状にして土壁の間に挟み込む壁を用いた工法です。近年、オーガニックな住宅

          ストローベイルハウス(わら壁の家)の庭で展示!

          福寿走、アフリカンフェスに合流!

          #福寿走 伊丹市での展示の2日目、三軒寺前広場。 今日はアフリカンフェスがあってとても賑わってます!私らは便乗ですが、ケニア在住の展示作家の #EndoMari さん繋がりの方と出会ってお仲間みたいになってます。その方はクロスロードカフェでちょうど展示をなさっている造形作家さんです。 肉筆ポスター描きました。 ショップだけでなく、歌や踊りもあって、とても華やかで賑やか。 このイベントは結構参加者も客も多く、規模の大きいものです。 それを動かしているのは若い世代でした。

          福寿走、アフリカンフェスに合流!

          人が集うアート?伊丹市の広場が素晴らしい。

          伊丹市三軒寺前広場で #福寿走 展示してます。 ここは二つの伊丹駅の間にある広場でとても人通りが多くて、人だかりが時々できてます。この場所を繋いで下さったのは宝塚在住の作家、古巻さんです。 ここは緑陰があるので、常に人が集っています。 こんな広場があるのはいいですね。 福寿走のフーちゃんも気持ちよさそうです。 広場は市が主導で作ったものですが、利用には寛容でさまざまなイベントが行われているようです。 今回招いて下さったクロスロードカフェのマスターがそのしきり役をして

          人が集うアート?伊丹市の広場が素晴らしい。

          福寿走上洛!京都の西陣にやってきた!

          #福寿走 は一気に近畿入りし、京都 へやってきました。#西陣コネクト 前でオープン中です。16時ごろまでやってます。 割と中心街で町家があるのが京都らしいですね。自転車を漕いで自分で豆を挽く路地カフェ屋台も併設してくださって小さなお祭り的なイベントになってます。 ここで受け入れてくれた西陣コネクトはSさんを中心に西陣の地場産業と若い世代をつなげて新しい産業化を目指していて、そことつないでくれたAnewal GalleryはIさんを中心に現代美術製作所の曽我さんも加わって、

          福寿走上洛!京都の西陣にやってきた!

          蒜山高原ジャージー牛乳堪能!

          三井さんおすすめの蒜山高原ジャージー牛乳を三井宅に忘れて飲み逃した真紀は後悔が醒めやらず、地元のスーパーで探しました。 なんと瓶牛乳を見つけて、美味しそうなロールケーキ(ビックバームクーヘン?)をお供にご満悦! 瓶牛乳確かに美味しかったよ。(2022.6.1)

          蒜山高原ジャージー牛乳堪能!

          真庭市に来たよー ここもローカルが元気!

          真庭市久世駅前エキマエノマエの前で展示始まりました〜♪ 福寿走はもともとあったみたいにフィット。 エキノマエノマエは築百年の民家をリノベーションして若い人たちがオフィスやショップに使っている物件でとても素敵です。こういうのは若い人たちが本当に上手。 ここでの若い方のビジネスの一つが遺品整理とその再活用。これは私らにも興味深い内容です。 久世は小京都的な小さな古い町で、古民家が点在している落ち着いた町です。9町村が合併して真庭市となりました。市域が広大で地形がかなり複雑で

          真庭市に来たよー ここもローカルが元気!

          宮島に寄ってみた

          今日は岡山県真庭市に移動。 少し時間に余裕があるのと車中泊の場所から近かったので 早朝、宮島に駆け足で行ってきました。 海上社殿建築と境内は美しいですね。 有名な鳥居は改装中で見られず。 島陰と五重塔の組み合わせが瀬戸内らしくていいです。 旧宮島町は財政破綻もあって廿日市市と合併してます。有数の観光地ですが、観光だけでは産業として難しいという一面があるように感じました。(2022.5.23)

          宮島に寄ってみた

          あの錦帯橋の袂で展示!

          #福寿走 #錦帯橋 を渡った正面というものすごい恵まれたロケーションでゆるゆる展示しました。 岩国出身の友人に打診したところ、お父様がここを手配してくださいました。 錦帯橋は目の前、岩国城をバックにという贅沢なロケーション。 一帯は城下町風に整備されていていい雰囲気で驚きました。 年間250万人集める一大観光地だそうで、周りの見どころ立派すぎてうちはちょっとかすみ気味な… 時々足を停めてみてくださるお客さんいます。 錦帯橋はいつか見てみたかった橋。素直に美しい。 こ

          あの錦帯橋の袂で展示!