シンバという男の子 韓国との間にあるまる
ずいぶんと昔の話ですが、私がベルリンに住み始めた頃はちょうど気持ちの良い新緑の季節で、木々の芽吹きに後押しされるようにワクワクしながら真新しい気持ちで、語学学校の入学手続きに出かけたときのことを今でもはっきり覚えています。
初めての海外生活、新しい言語。
クラスにはいろいろな国から集まった10名ほどの生徒がいて、若い方なら10代半ばから上は50代まで。初心者クラスと銘打っていましたから、誰もがドイツ語を喋れない、という前提であるはずが、やはりそこは個人差、というよりも、地