ヨゼフ・アルバースの色彩構成は現在形だ
ヨゼフ・アルバース(ヨーゼフ・アルバース/Josef Albers, 1888–1976):美術研究・教育者、画家。
ドイツ(ボトロップ)出身で、後にアメリカに移住した美術家。ヨゼフ・アルバースの作品の核は、色彩だ。
略歴-Josef Albers
1888年、ドイツ(ボトロップ)出身で、後にアメリカに移住した美術家。
バウハウス(Bauhaus)に学び、卒業後は、バウハウスにて教鞭をとる。
1933年のバウハウスの閉鎖に伴い、アメリカに移住。
アメリカにおいては、ブラック・マウンテン・カレッジ( Black Mountain Collage/芸術の学校-ノースカロライナ)やイェール大学(Yale University/デザインの責任者)などで美術教育を継続し。バウハウスの教育理念をアメリカにもたらしたと言えるだろう。
アメリカでの教え子の中には、ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg, 1925- 2008/US)やサイ・トゥオンブリー(Cy Twombly、1928- 2011/US-画家・彫刻家)などがいる。
ヨゼフ・アルバースは、色彩と形態の関係について研究を深め、学生たちを指導した。
また、その影響下には、ソル・ルウィット(Sol LeWitt,1928- 2007/US)達がいる。
ヨゼフ・アルバースの色彩構成(色彩理論)は、それは、ある意味、色彩の錯覚とリズムにも通じる、そして、現在も多くのアーティストやデザイナーに影響を与えている。そして、著書「Interaction of Color」1963年は、デザイナーにとって、不可欠であり著名だ。
そのヨゼフ・アルバース作品は、複数の正方形を規則正しく配置したような、シンプルな構成の抽象画が著名だ。その作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、シカゴ美術館、ワシントンDC国立美術館、テートギャラリー(TATE-London)など展示収蔵されている。
1976年、ニューヘブン(コネチカット州)で逝去された、88歳であった。
(c)Josef Albers
Josef Albers
(追記)次回は、ヨゼフ・アルバースの色彩理論を観るに続きます・・