写真家ブレッソン- 決定的な瞬間の記録
アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson 1908 - 2004 仏)
20thを代表する写真家の1人。
シュルレアリズム、キュビズムの影響も受けたが、その範囲は、映画撮影(助手)から、画業、報道写真も含めて広い、第二次世界大戦では、フランス軍の従軍カメラマンとして、また、戦後はレジスタンス運動に参加した。
1946年には、MoMAで回顧展が開催された。
ライカ版と言われる35mmレンジファインダーカメラにて、決定的な瞬間のスナップやポートレイトで著名である。
1947年、「マグナム・フォト(国際写真家集団)をロバート・キャパ、デヴィッド・シーモアたちと共に結成した。
激動の20thの瞬間を扱う報道写真の著名だ。ブレッソン画法というキーワードがある。
欧州、アメリカ合衆国、アジアで、スペイン内戦からパリ解放、マハトマ・ガンジー、中国国民党の最期など決定的な歴史的瞬間・・・
写真集”決定的瞬間”(The Decisive Moment 英 /Images a la sauvette 仏)は、写真の美学として著名であり、その後の写真家に与えた影響は大きい。
ただ、晩年には、ブレッソンは以下のように述べている・・・それは、毎回、許可を得て決定的な瞬間を極める訳にはいかないからだろう。
>>撮るということ、何かしらの形で被写体を侵害する、気遣いを欠いてはならない・・・
1974年-以降は画業に傾倒した。
(c)Henri Cartier-Bresson
そして、
2019年11月6日、写真美術館アンリ・カルティエ=ブレッソン財団(Foundation Henri Cartie-Bresson’s)がパリ・マレ地区に移転し再オープンした。
Fondation Henri Cartier-Bresson
79, rue des Archives, 75003 Paris
最寄り駅:TEMPLE/ARTS ET MÉTIERS