写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命
写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命
芸術から一回生のアウラが消滅する複製技術の時代にあって、写真の可能性と、そこから派生する使命とはなんだったのか?
ベンヤミンの写真史は初期から、1930年代までの作品をベンヤミンなりの視点で体系化したエッセイである。
写真の始まりの霧は、印刷術のそれに比べて、明確性を帯びている、それは、カメラ・オブスクーラから、ダビンチの時代から、いかに定着するかという目標があったからだ。
ニエプスとダゲールは、約5年間にわたりほぼ同時にこの目標に達した。その特許権に絡む問題を国が保証金を支払い、この発明を公開した。
名刺版写真や、それらによって、その後の写真術の展開が、加速される事となった。
写真の発明から、最初の10年は、産業化に役立った。その反面、演芸的な側面もあったが、結果として、その産業は世界を席巻するのである。
そして、この時、写真は、絵画(肖像画等)からのリレーのバトンを受け取った。
#写真小史 #ベンヤミン #写真の可能性と使命 #一回生のアウラ #カメラ・オブスクーラ #ニエプス #ダゲール #写真の原論
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?