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#2020年秋の美術・芸術!コンテスト-中間のご報告- 2020年を生きるアーティストの彼は「それでも世界からアートは消えないし僕が残す」と言った

#2020年秋の美術・芸術 !コンテスト-中間のご報告として、基本は、ほぼ時系列に(多少の順不動お許しください)、応募いただいた作品を、1作品ごとに、ご紹介とコメントとしての評を入れさせていただき掲載させて頂きます。まずは、ご応募ありがとうございます。また、これから、応募ご希望の方も、個々の多様な、、ご自分の視点で、気軽にご応募くださいませ。

・2020年を生きるアーティストの彼は「それでも世界からアートは消えないし僕が残す」と言った
トルテさま 応募ありがとうございます。

(評)現在の危ういウィルスの状況下において、あたらめて、アートについて、制作者側の視点(極)と見る側の視点(極)について、具体性を持って解説している。エッセイと言うより、研究ノートや小論文等の「模索のエリア」に入る視点だろう。

まずは、2020.8月のWebニュースの記事から、引用から、導入される。
それは、ウィルスの禍でアーティストの2人に1人が「活動を諦めようと思っている」と言うフレーズだ。
筆者の理念「それでも世界からアートは消えないし僕が残す」(ニュアンス)
筆者は、実際に制作をなさっており、アーティストの苦境を知り尽くしているから、尚更だろう。

次に項目を引用しダイジェスト的に内容を追うと・・
・御多幸マエストロ
ガチヲ・サンダース Gachiwo Thunder’s(現代美術作家、御多幸マエストロ)氏について、触れている。
(註)ガチヲ・サンダース氏:絵画、マンガ、パフォーマンスなど様々なメディアの複合体としてのインスタレーション作品を展開。また、そのコンテンツからは、友情、恋愛、死など普遍的な人間の営みの表現を観ることができる。
そして、3331 Arts Chiyoda|アーツ千代田 3331(秋葉原)でのガチヲ・サンダースwith佐賀さんのトークイベントの様子が記述されている。
そこでは、現代アーティストのガチヲ・サンダース氏が生まれた経緯が物語れている。

・生活とアートの両立
そこには、美術教育を受けて、その時代の社会状況もあるだろう、そして、女性であれば、結婚と子育てのプロセス、そして、生活との両立性、制作の費用面、その他の側面もあるだろう。そして、デザインフェスタに於ける副業アーティストの存在を指摘している。
そのあたりは、性別に関わらず、読者の共感を得られる記述だ。

・本業アーティストでは経験できないこと
文化と言うものは、過去の文化の継承であると言うロジックを筆者は、身近に体験しているのだ。
そして、そのラインの延長上に結論を求めていく。

・それでもアートを続けるのか?
現在形で思考すると、逆境にある「アートのある生活」について、アートの存在(存続)理由を、観る側の視点(極)にもあると述べる。
それらの俯瞰した視点はアーティストにとっても、観る側にとっても大切な視点だろう。
また、表象の原型も、ご自身の言葉でまとめている。
筆者の理念「もし世界に人間が僕だけになっても、アートは残る」(ニュアンス2)
それは、どのような状況下でも、「世界からアートは消えない」と言うロジックのもとで、「アートと言う表象文化のあり方」について、ご自身の内面においても、再考しているのだ。

(追記)表象という言葉の原点をこのエッセイから、見出すことができるだろう、筆者が、美術教育を通して、また、実戦の場において感じてきた事を短文で、また、知人のガチヲ・サンダース氏の視点に置き換えて、日常から具体性を持って探っている。
この文章にあるのは、美術教育の解答や制作の方法論や、発表の場の問題だけでは無いのだ。
それは、社会に於いては、解答のある問題は皆無ではあるが、その認識の中に、筆者は、このウィルスでの災いの時期に、自らの理念を整理して、新たなる美に対する展開を試みているのだろう。
今後が楽しみなアーティストだ。
筆者さまには、もう1点、応募いただております。後日、学際的なトータルな立ち位置での全体像をわかりやすく、解説のような評をさせていただきます。ご応募ありがとうございました。

(今後のお知らせ)
このコンテスト #2020年秋の美術・芸術  は、コンテストの形式として、3名の入選はございますが、ある意味、ドクメンタ(カッセル/ドイツ-一人のディレクターによるキュレーション)の展示会ように賞はございません。そして、主催者は、多くの企画をされている秋氏のデレクションと、私(artoday)のコメント(評)で構成されております。         
それは、「そもそも美術エッセイは発表の場すらない」という視点や、小生(artoday)の、もっと、身近に気軽に、美術、芸術の裾野の広がりを願っての事でもございます。この間は、私のアート系コラムをランダムに、連載致しますが、入稿があり次第、応募作品にシフト致します。
どうぞ、気軽に日常のことで、思いつかれた事を応募なさって下さいませ。(註) #2020年秋の美術・芸術  は全角ですので、よろしくお願い致します。


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