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Ghislaine Leung:作品プロセスと視点

Ghislaine Leung


Ghislaine Leungの作品は

ジスレーヌ・レオン(Ghislaine Leung,1980- / インスタレーション・造形作家、Stockholm, Sweden-ロンドン在住)。
Ghislaine Leungの作品は芸術の制作と (再現) 表現の社会政治的、及び、空間的状況を批判的に考察する。
芸術が制作、提示、流通する方法を、客観的視点で批判的に考察している、という事だ。

スコア(score/得点の記録)に基づいた芸術制作のプロセス

彼女は、スコア(score/得点の記録)に基づいた芸術制作のプロセスを開発した。これらはテキストベースの指示や説明であり、芸術家と緊密に対話する機関によって実現される。Ghislaine Leungの作品は非常にコンセプチュアルなもので、労働という概念をテーマにしているものも多くある。
2018年、ニューヨークのエセックス・ストリート・ギャラリー(Essex Street Gallery)で行われた個展では、ベビーゲートやベビーモニター(ある部屋に設置され、別の部屋にBroadcastされるベビーモニター)などを用いた作品が展示されたが、彼女はこれを「母親として、アーティストとしての抵抗的な選択」と呼んでいる。この個展は、レオンがスタジオにいる時間帯のみ一般に公開されるという事が特徴的だった。

ssex Street Gallery 2018

Ghislaine Leung, Public Sculpture, 2018

2023年のターナー賞、最終ノミネートの決め手になったのは

2023年のターナー賞、最終ノミネートの決め手になったのは、コペンハーゲンのアートセンター、シミアン(Simian, Copenhagen, Denmark)での個展(Exhibition title: Fountains)だ。

Fountains
Fountains

Ghislaine Leung, Fountains

Ghislaine Leung, Fountains, 2022
スコア:展示空間に設置された音を消すための噴水。
コペンハーゲンのアートセンター、シミアン(Simian, Copenhagen, Denmark)での個展(Exhibition title: Fountains)
2023年2月24日~4月15日

Fig.ターナー賞 2023 年候補リスト展、英国イーストボーン、タウナー・イーストボーン、2023 - 2024年 設置

英国イーストボーン、タウナー・イーストボーン、2023 ~ 2024年 設置

「私たちは常に抱きしめられ、抱きしめられています」

Ghislaine Leung – ‘We are always holding and being held’ | Tate

5:29min

Ghislaine Leung: Turner Prize 2023 at Towner Eastbourne

  6:01min

解説

前述のように、Ghislaine Leungは、TATEの監督の、この映画の中で、芸術がどのように制作され、提示され、流通するのかを批判的に考察している。
彼女は「スコア」に基づいた芸術制作のプロセスを開発した。 これらはテキストベースの指示や説明であり、芸術家と緊密に対話する機関によって実現されている。
Ghislaine Leungがナレーションを務めるこの映画では、タウナー・イーストボーンでの彼女の作品「Violets 2」のインスタレーションを追って、アートエンジニアがギャラリー空間の独自のパラメータの中で作品のスコアをどのように解釈するかを見ていく・・・

 artoday解釈

それらの視点は、芸術の背後にある人間のストーリーに耳を傾けるという事だろう・・・

次回も、2023年ターナー賞の最終選考に残った候補者について、記述して参ります予定でおります。

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