アンジュ・レッチアの表現は現在形のビジュアルアートだ
アンジュ・レッチア(Ange Leccia,1952- 仏)
現代フランスの画家、写真家、映画制作者、立体、インスラレーション等の幅広い作家だ。
工業製品を向かい合わせに配置する作品で著名な現在形の作家だ。それは、レディメイドの作品に新たな視点と問題を与えている。
そこには、映画の神話学が持ち込まれている。
そして、現在は、写真とビデオをメディアとして選択している作家だ。
(c)Ange Lecci
略歴-Ange Lecci
1952年コルシカ島ミネルヴュで生まれ。その後、パリ第一大学(パンテオン=ソルボンヌ大学/Université Paris 1 Panthéon-Sorbonne)で造形芸術を学ぶ。
1980年、最初のフィルム「Stridura」は16mm映画カメラで制作、また、「TV+」(1979年)では、テレビ画像に関する研究にも着手している。
1981-1983年、ヴィラ・メディチのレジデント研究員
1985年、グルノーブル高等美術学院の教授
業績
そして、国際的な美術展への出展も数多い。
(例)グッゲンハイム美術館(1986年)、第8回ドクメンタ(1987年)と、ミュンスター彫刻プロジェクト(1987年)が代表的だ。1990年代からは、主としてビデオ作品に回帰している、「海」(Mer/1991年)、「爆発」(Explosions/1994年)、「嵐」(Orages/999年)等だ。
2001年、パリのパレ・ド・トーキョーのレジデンス式創作ラボ「パヴィヨン・ヌフリズOBC」のディレクター
2009年、初の長編フィクション映画「Nuit bleue(仮題:青い夜)」を監督、2010年公開
2013年、ヴァル・ド・マルヌ現代美術館(MAC-VAL)
2014年、パレ・ド・トーキョーで展示イベント
現在形の写真・映像のいわゆるビジュアル・アーティストの大御所だ。
Le VAN sur pellicule (8/10) : Ange Leccia à la Hab Galerie de Nantes
Ange Leccia - Stridura
Ange Leccia - La mer - 1991
Ange Leccia "Nymphéa" Lieu unique Nantes 2007
Ange Leccia "Alain Bashung (avec le temps)"
Nuit Bleue - Ange Leccia - extrait 2
(註)Ange Leccia氏は、1952年生まれだ、感性に年齢はいということだろう・・お元気でご活躍を願いたい現在形の作家だ。
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