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note Life【5】

〜専心〜
 noteはもうすぐ4周年。

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 漫画の作品に専心するようになってどれくらい経ったでしょう。時々写真やイラストなどを投稿していてもまずは漫画優先。漫画はアイディアから準備・制作と時間がかかるため、作品を創り続けるためには専心することが必要だと考えていました。ところが、少し描いては行き詰まるようになり、時にはしばらく描けなくなることもあります。漫画が描けないと写真やイラスト、それからデザインや随想も手をつけられないと思い全体的に活動が停滞することになります。

…おかしいな。こんなはずじゃないのに。

 漫画はいつも後回し。子供の頃から漫画を描きたかったのに他のことを優先せざるをえなくて、いつしか最後の手段とか最後の砦と思うようになっていました。
 しかし、刀だって時々手入れしなければ錆びてしまうでしょう。ましてや研磨も甘い上に自在に操る腕を磨くこともなかったわけですから斬れるわけはありません。まさか本当に描ける…描くべき状況になるとは思いもしませんでした。もしかするといつまで経っても願いとは裏腹の行動をして来たため他の道が絶たれてしまったのだろうかと思える節もあります。

 たぶん描きたいなら描くべきだったのでしょう。

 自由な選択肢から描くことを選んだというより必要に迫られてもはや描くしかないという心理にまで追い詰められました。いつのまにか本当に奥の手となっていたのです。

 斬れない刀…走らないペン。

 驚くほど描けない状況から描き始めてもうすぐ4年でしょうか。未だに描きたい絵が描けずに悶絶しています。

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 現在はnote1周年の頃に書いた「ボクのノートの作り方」の方針・計画に概ね沿って活動しています。アカウントを取得しただけだったプラットフォームでも少しずつ活動して行ければと思っています。

 フローの中でも大切な部分である「告知」にある「サイト」はnoteの作品を前面に出してみました。

 そして数々のプラットフォーム…
 note・Twitter・Google+・facebook・instagram・pawoo・AWRD(旧Loftwork)・Behance・Snapwire・EyeEm・PIXTA・fotolia…そしてblogger…と、二兎追うことも難しいのに一体どれだけ手掛ければ気がすむのかと…

 これだけ様々なプラットフォームで活動していても告知が思うように行かないのは外部からの告知は歓迎されない傾向にあるためということもあります。当然と言えば当然ですね。それぞれのプラットフォームに軸を置いて活動しなければただの宣伝になり、ともすればスパムと判断されてしまうのです。またどのプラットフォームもSNSの形態なので一定のフォロワーさんがいても活動に工夫がなければ、固定化してしまう傾向にあるでしょうか。
 フォロワーさんの数に意識が向きがちですが、それぞれ個別のつながりです。楽しみにしてくださっている方があるとすれば可能な限り作品を届けたいのです。

 今後もnoteに軸足を置いて活動することに変わりはないと思います。理想としてはnoteでの活動に専心できることですが、現時点ではnoteの活動を維持するためにどうすれば良いか考えなくてはならないようです。

 少し前からしばらく登録申請していなかったストックフォトを再開しました。現在住んでいる地域はとても自然に恵まれているので野山や川で撮影して写真が販売できればと思っていたのです。そのためには撮影のために出かける必要があるため時間も労力も必要です。そして何年も前から取り組んでいるにも関わらず反応が良くありませんでした。
 ところが最近、毎日1ショットの静物写真を撮影し始めてみたら継続性が生まれ、noteの「みんなのフォトギャラリー」への応用も可能になりました。

 以前からストックフォトは写真よりイラストの反応が良かったのでこれからまたイラストの登録を再開したいと思いつつ、まずはnoteの作品が念頭にあるので量産は難しいのが現状です。

 量産…作品には縁遠い言葉のような気もします。一方、安定した水準で制作を続けて行けることは必要なことであるようにも思うのです。

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 noteが始まったばかりの頃、真っ白な編集画面やシンプルなTLに魅了されました。初心を思い出すためにあの頃のスクリーンショットを撮っておけば良かったかなと思うことがあります。たぶん真っ白なだけなのでその必要はないと思って撮らなかったような気がします。

 あの頃…と考えていて「TLのタイムマシン」の機能があればいいなぁと思いました。自分の記事は日付で検索することが可能でも以前のTLを再現するのはかなり大変です。手動で4年前まで遡るとなれば、マシンパワーも必要になるでしょうね。

 ところで、以前夢見ていたnoteの方向性はどうだったのだろうと思い返してみました。思いがけない機能が実装されるのでどう使いこなすのか楽しみだったことを思い出します。それが期待にもなっていました。

 最近、写真やイラストを共有出来る機能として「みんなのフォトギャラリー」が実装されています。現在のところ表紙に限定されているようですが、本文でも利用できれば罫線素材を再活用することも可能ではないかと思います。他にもnoteでは挿絵の需要があるのではないかと考えていました。この場合も著作権や利用料金の問題を解決する必要があると思うので簡単ではないのかも知れません。また挿絵として利用が可能になった場合、画像の配置についても文字の回り込みやキャプションが可能になれば便利です。

 これまでのnoteの仕様だとユーザーサイドで出来ることが限られています。たとえば、当初出来ていたはずの行の右寄せがいつのまにか出来なくなっていて日付だけ右寄せしたいときに不便を感じることがあります。HTMLの編集が可能になれば自由度は高まるでしょう。
 作品の執筆や公開する点において煩わしさが少ないに越したことはありません。一方でデザイナーさんやプログラムに詳しい方が活動しにくいのかなと感じています。せっかくクリエイターさんが多かったはずなので工夫出来る機能があると楽しいような気がするのです。

 noteはSNS的な仕様なので登録ユーザーしか購入することができません。それは必要なことである一方で購買衝動をブロックしてしまう可能性はないでしょうか。店頭で本を買った時に誰が買ったかということは問題にならないはずです。せめて購買専用非公開アカウントが作れるようになったらどうなのかなと考えたりします。もっともその場合、匿名性を利用して有料エリアをコピペで拡散される危険性が高くなるでしょうか。

 note内を活性化する一方でなかなか登録に至らない人に対してどうすれば敷居を下げられるかと言うことを考えることが大切ではないかと思うのです。

 他にもリツイートやブーストに相当するオススメ拡散機能が欲しいところです。現在はマガジンがその役割を担うことが可能ですが、ノート数にリミットがあるためオススメのための運用にはやや難があります。ノートとマガジンの間を取って「ファイル」とか後で読み返す目印として「付箋」のようなリミットのない機能があると便利だと思うんです。

…とこれまでにも考えたことはいろいろあったような気がします。ただ、どこまでが可能でどこからが妄想になるのかわからないので基本は現場の方の技術を活かす方向がベターなのかなと思うのです。

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 noteの活動ではしばらく漫画に専心してきた結果、全体的に停滞しているような気がします。4周年から5年目に向けてイラストや写真などの活動を活発にすることが創作エンジンの回転数を上げられるだろうかと考える今日この頃です。

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… 頼風…



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