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売れるか否かは売り方次第 〜安売りするな!価値を売れ!を読んで〜

売れる商品は無い。売れる売り方があるだけ。帯にはそう書いてあった。

今年1発目の読書感想文。今回読んだ本はこちら。いわゆる「マンガでわかる!」シリーズである。

初版を見たら5年前だったので、少し古いかもしれないが、マーケティングについて理解する上で非常に読み進めやすい本である。

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物を売るではなく体験を売る

営業の仕事をしたことが無いので、この歳まで気づかずにいた。要するに「物」を介して、体験(価値)を提供するということだ。

事例として、バレンタインデーに花束を売りたいという花屋さんが考えたアイデアについて書かれていた。花束にチョコレートとシャンパンを組み合わせたのだ。

ヨーロッパでは花とチョコレートとシャンパンが愛の3大ギフトと言われているそうで、バレンタインデーに相応しいギフトに変えて花束を売り上げた。単なる花束から意味付けを変えたということだ。

これは、その花屋さんが打ち出した「独自の価値」の例でもある。独自性を尖らせることで、自然と周囲との差別化が図られて、優れた価値(共感)を生み出せるということ。

性能面が優れているなどは昔であれば十分に価値と見做せたが、様々な側面で発展してきている現代では、それだけでは不十分なのである。そのことを肝に銘じておきたいところである。

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Kindleとマーケティング

今回この本を取り上げた背景として、今年の目標として立てたKindle出版に関する問題があった(仮称:材料力学&連続体力学の入門書)。

仮称でタイトルまで決めたものの、特に「誰に読んでほしい」という想定が不十分である。客層からのターゲットの絞り込み、ターゲットのニーズを満たせるかどうかについて、十分に素案が固まっていないのである。

実は最初の段階である程度は決めていた。高校生から大学生までの材料力学(連続体力学)を習うであろう人たちである。おそらく、最も有益度が高い世代だと思われる。大学で購入できる専門書よりも、理解のハードルを低くして話を進めていく予定で考えていた。

だが、現在の私のフォロワーを見ても、この客層の人間はあまりに少ない。改めて「ターゲット」「ターゲットが満たされる要望(価値)」について、自分なりに考え直そうと思う。

そんな訳で、既に同マガジンで紹介している2記事については、新しい記事として書き直す予定である(近々に実行に移すこと)。

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おわりに

今回は読書感想文として、物の売り方(価値提供)について触れた。体験を売るという観点で、同マガジンの修正を今後で図りたいと思う。

相手にどのような価値を与えらえるか。将来的に習うであろう、材料力学や連続体力学の事前知識を提供するというのが、私なりに考えた価値である。

だが、ターゲット層が現状と矛盾するなど、基本的な問題で躓いていたことが判明した。折角の機会なので、マーケティングの観点で深めてみたい。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。

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