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ティール地域 -地域を地域の手で-

地域互助⇒地域活性⇒地域循環⇒地域承継

現在いくつかの地域で、ある試みをしています。
それは、小さな場やビジネスを地域全域に点在させ、それらを繋ぎ連携させていくという地域創生の仕方です。
古くは、都市計画的に言うと「家に住むのではなく、街に住む」という概念の延長です。

巨大資本を1ヶ所に集中させそこで全てを完結させる複合施設や〇〇ランド的な場も好きですしよく利用しますが、あくまでそれは「その一定の場所のみ」が活性化された、住民からすると非日常型の地域創生だと考えています。週末に出かける場、イベント的に訪れる場。
とても楽しいし、毎月の給料ではなく夏のボーナス的なワクワク感があります。
もちろんそういう場づくりも施設の設計もしてきましたが、このプロジェクトでは等身大の毎日づくりに励んでいます。


自立と自律

私たちが大切にしているのは地域の自燃性。
地元を盛り上げたい、故郷をもっと活性させたい、地域で何かやりたい、、そんな、その地域に必ずある名産品、宝物のような人たちが共創し相乗的に燃え拡がる火付け役になりたいと考え活動しています。

そのためには必ずマネタイズが必要です。
利益を適正に得れ、経済的に成立する状態にしなければ決して持続はしない、できない。できだとしても必ず誰かは犠牲になっている。
なので私たちは地域活性化が地域ビジネスとして自立し自走する環境をデザインしています。


スキルシェア+スキルミックス+スキルトレード=スキルの元気玉

アイデア次第、ビジネスデザイン次第で、関わる人の持っているスキルや経験は何でもどんな事でも繋げて相乗効果を生み出していけます。

好きを仕事にするための各種スキル交換、スキルマネタイズ。

これがまた面白くて、通常の仕事関係での見識の拡がり方だとどうしても同じ分野や似たジャンルから波紋状に拡がっていきますが、見ず知らずの人や全く異なる生き方や職業を歩んできている人と偶発的に出逢い拡がっていくのでそれまでの自分では予想だにしない(できない)ジャンプみたいな事が起こります。

当たり前ですが、人は知っている事の中からしか選択できません。自分から意図的に選択しようとすれば。
しかし、そこにたまたま来た人と何かをしようとすると、当然ながら予定や予想はできないので、強制的に自分の世界を拡げる事ができます。
その日のその時間でなければ起こらなかった化学変化。旅好きの私にはたまりません。笑
そして、それはそのまま「その地域のポテンシャル」という事になります。


つくりながら考える、考えながらつくる

自立し、自律し、自燃する。そしてそこで生きる人々が日々生きていくのと連動して地域が生きていく。

訪れる未来は一緒。なんとなく見ている未来は一緒。けれど日々の生き方、暮らしはそれぞれに新陳代謝を繰り返す。そしてそれがそのまま地域の新陳代謝になる。

かつてあった、地域互助⇒地域活性⇒地域循環⇒地域承継の自然体の協働生活、社会生活はティール組織ならぬティール地域そのものだったと感じます。

私たちはそれを現代風に再現させる、小さなきっかけであるだけで十分です。


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