見出し画像

点在させ、繋ぐ。日常浸透型の地域創生

現在、新潟県である試みをしています。
それは、小さな場やビジネスを地域全域に点在させ、それらを繋ぎ連携させていくという地域創生の仕方です。
古くは、都市計画的に言うと「家に住むのではなく、街に住む」という概念の延長です。

巨大資本を1ヶ所に集中させそこで全てを完結させる複合施設や〇〇ランド的な場も好きですしよく利用しますが、あくまでそれは「その一定の場所のみ」が活性化された、住民からすると非日常型の地域創生だと考えています。
週末に出かける場、イベント的に訪れる場。
とても楽しいし、毎月の給料ではなく夏のボーナス的なワクワク感があります。
もちろんそういう場づくりも施設の設計もしてきましたが、このプロジェクトでは等身大の毎日づくり。毎月の給料の充実に励んでいます。笑

小さく創って、小さく試す。

スモールビジネスや小さな場づくりは簡単に試せて簡単に変更できるフットワークの良さが魅力です。かつ、リスクも小さい。
すごくスピーディにPDCAを回せる上にヤバくなったらすぐ止めれます。笑
この、小ささと身軽さが今っぽいし未来っぽいと感じています。
VHSのビデオテープがiPodになったように、固定の黒電話がスマホになったように。
そして何より「いち個人でも誰でも参加できる」「みんなで創れる」というのがとても今風ですし、この過程そのものがすでに地域創生だと感じています。地域住民のみんながアクションして活性しているわけですから。

この一つ一つでは成立しないような小さな火でも、繋いで合わされば地域全体を覆う大きな炎となります。
そしてそれは豪華な花火のように一時で消えたりはせず、そこにその人が居る限り、そこにその地域がある限り燃え続け、消えたとしてもまた次の新たな火が起こります。

「地域活性の地域循環」私たちはこれこそが地域創生だと考えていますので、私たちはその火付け役としてあちこちを奔走し、一つ一つの想いに伴走したいと考えています。


キャプチャ

スキルとキャリアの元気玉

さらに良い事がまだあります。
それは、アイデア次第、ビジネスデザイン次第で、関わる人の持っているスキルや経験が何でもどんな事でも繋げて相乗効果を生みだせる事です。
これがまた面白くて、通常の仕事関係での見識の拡がり方だとどうしても同じ分野や似たジャンルから波紋状に拡がっていきますが、見ず知らずの人や全く異なる生き方や職業を歩んできている人と偶発的に出逢い拡がっていくのでそれまでの自分では予想だにしない(できない)ジャンプみたいな事が起こります。CDのジャケ買いに似てます。
当たり前ですが、人は知っている事の中からしか選択できません。自分から意図的に選択しようとすれば。
しかし、そこにたまたま来た人と何かをしようとすると、当然ながら予定や予想はできないので、強制的に自分の世界を拡げる事ができます。
その日のその時間でなければ起こらなかった化学変化。旅好きの私にはたまりません。笑
そして、それはそのまま「その地域のポテンシャル」という事になります。
大きな城は造らず人が城だと言ったという武田信玄の名言がありますがその通りだと思います。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?