書いた小説

26

最悪の共犯②

 承前

 パソコンに向かい記事を作成する。読んでて自分が気持ち悪くなってきた…

ー「それじゃあまず手始めに…この作品を紹介して頂きましょうか。」男が差し出してきたのはカレーだ。ある点を除けば至って普通のカレー。「この作品はですね!いや!語りすぎるのも野暮ですね!一言で言うと食べられる苦しみ!ですかね!」意気揚々と男は語る。ー

 その作品というものが、あー…気持ち悪くなってきた…たしか名前は苦

もっとみる
You are true men…
5

最悪の共犯(旧2)

承前

 「ひとまずあなたのお家にお伺いしても?」「え?」素っ頓狂な声が飛び出る。「お近づきの印にあなたにご馳走したいものが…それにこのまま警察に直行されてしまってもいけませんからね。」……どうする……?断ったら俺もオブジェの仲間入りだ…でもこいつを家に呼んでしまえば最早後がない。それに!絶対ろくなものを御馳走する気がないぞ!

 第一案。走って逃げる…無理だ!唯一確認できた出口は閉められてる!第

もっとみる
とても嬉しい
4

”赤”の死

 昨日、”赤”が死んだ。世界中の誰もが彼の死を悲しみ、畏敬の念を込めて見送った。

 あまりにも唐突な死。彼がこの世からいなくなった損害は計り知れない。

 誰にでも分け隔てなくその恩恵を与えていた。聖人という言葉が相応しき者。

 だが、彼が死んでも世界は変わらなかった。彼の後を継ぐものが現れたからだ。

 ”赤”の死後…いや…正しくは”彼”の出現で”赤”の死を知ることになったのだが、不意に現れ

もっとみる
₍₍⁽⁽🔪₎₎⁾⁾ Blade Dance₍₍⁽⁽🔪₎₎⁾⁾ 🎉
6

”切り札を引き抜け”

 目の前の男のカードが燃え盛っている。
「ああ、これか?気にすんな。こいつは俺の切り札だからな。燃えているのも当たり前って話だろ?」部下たちに警戒を促す。

「武器なんざねーよ。それより早く…勝負と行こうぜ。」俺の手札は4カード。”そうなるようになっている”「俺の勝ちだな。」そう宣言させて貰おう。哀れな男が手札を振り上げる。

「イカサマは無しだぜ。」

 手札を放り投げ、跳躍。カードがヒラヒラと

もっとみる
あなたのその行動は実際、環境にも良い
5

空白の泡沫

 「痛ってー!」頭を抑え転がる。いや!頭どころか背中全面が痛い!そして気付く。これは人生で二度と味わえない最悪の目覚めだ!人生で2番目についてない日を更新したぞ!1番目?そりゃあもちろん。全人類があの日って言うだろうぜ。

 えーと今が…すまない。時計とカレンダーが無くなってから早…2年くらいかな?…ちょっと今数える…オーケー。うん。多分3年前だ。時計とカレンダーは1年たった当たりで消えたからな。

もっとみる
🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜
10

”観ているぞ”

 

”watching you”

 玄関の扉に張り紙が貼られている。どうせ誰かのイタズラだろう。靴を脱ぎ捨て、惣菜をレンジに投げ入れ、パソコンを起動する。

”watching you"

壁紙にデカデカと瞳が文字が表示される。ウィルスか?セキュリティソフトを走らせ、惣菜を取りに行く。

"watching you"

レンジを開くと、大きな瞳がこちらを覗いてくる。

”watching yo

もっとみる
あなたのその行動は実際、環境にも良い
9

マシン・ハート・フル・ボディ

 「直ちに引き返しなさい。これ以上進んだならばあなたの現階級に対しての評価は_エラー_階級を参照できません。」

 28枚目の扉を破壊する。

「あなたは重大な違反行為を行っています。あなたの権限レベルにおいて_エラー_権限レベルが参照できません。」

 29。

「直ちに停止しなさい。今投降すれば、あなたの_エラー_血縁を参照できません。」

 30。最後の扉の先には、大量のタレットが待ち構えて

もっとみる
あなたのその行動は実際、環境にも良い
13

ビリオンダラー・ブレイカーズ!

 今まさに宝くじを買いに行こうと思い付いた、30代後半の小汚い男は、2週間後の当選発表の日を境に大金持ちになる。その日は、10年後、世界が乱れる原因が生まれる運命の日でもある。

 「いいか。タイムマシンの性質上、活動できるのは、運命の日の前後2週間。奴らの邪魔も予想されるが、歴史への影響を少なくするため穏便に事を進めなくちゃならない。」演説をする彼の目の前には5人の男女が並ぶ。「最大限のバックア

もっとみる
🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜
11

ライズ・ザ・ジャスティス

 ”明日までに殺すべきリスト”目の前に倒れている男はその不名誉な墓標に、名を刻まれた男だ。息はある。救急車を呼びその場を後にした。

 リストに刻まれた人間は必ず次の日に犯罪を犯す。だからボコボコにして病院にぶち込むことにした。拘束されてりゃ罪は犯せないはずだ。

 家の前、ポストを確認する。リスト。今回はさらに手紙。そして梱包されたこれは…贈り物?宛名は無い。一応持っていくか…。部屋に入り、リス

もっとみる

ラストスタンド・ヨコヅナ

 足元から広がる土の感触、あの場所程ではないにしろ、馴染む。幾年ぶりの土だ。かつての横綱、黄龍はこの場所を懐かしむ。だがここはテスト会場。彼に相応しい場所ではない。だが彼にはもう一度、最初からやり直す意味があったのだ。

 あらゆる産業、スポーツがロボットになり変わられた現代。無論、相撲も例外では無かった。様々なギミックを内包した相撲は武道ではなく娯楽として昇華されていくこととなる。

 神事とし

もっとみる
🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜🐜
8