書いた小説
”切り札を引き抜け”
目の前の男のカードが燃え盛っている。
「ああ、これか?気にすんな。こいつは俺の切り札だからな。燃えているのも当たり前って話だろ?」部下たちに警戒を促す。
「武器なんざねーよ。それより早く…勝負と行こうぜ。」俺の手札は4カード。”そうなるようになっている”「俺の勝ちだな。」そう宣言させて貰おう。哀れな男が手札を振り上げる。
「イカサマは無しだぜ。」
手札を放り投げ、跳躍。カードがヒラヒラと
マシン・ハート・フル・ボディ
「直ちに引き返しなさい。これ以上進んだならばあなたの現階級に対しての評価は_エラー_階級を参照できません。」
28枚目の扉を破壊する。
「あなたは重大な違反行為を行っています。あなたの権限レベルにおいて_エラー_権限レベルが参照できません。」
29。
「直ちに停止しなさい。今投降すれば、あなたの_エラー_血縁を参照できません。」
30。最後の扉の先には、大量のタレットが待ち構えて
ビリオンダラー・ブレイカーズ!
今まさに宝くじを買いに行こうと思い付いた、30代後半の小汚い男は、2週間後の当選発表の日を境に大金持ちになる。その日は、10年後、世界が乱れる原因が生まれる運命の日でもある。
「いいか。タイムマシンの性質上、活動できるのは、運命の日の前後2週間。奴らの邪魔も予想されるが、歴史への影響を少なくするため穏便に事を進めなくちゃならない。」演説をする彼の目の前には5人の男女が並ぶ。「最大限のバックア
ライズ・ザ・ジャスティス
”明日までに殺すべきリスト”目の前に倒れている男はその不名誉な墓標に、名を刻まれた男だ。息はある。救急車を呼びその場を後にした。
リストに刻まれた人間は必ず次の日に犯罪を犯す。だからボコボコにして病院にぶち込むことにした。拘束されてりゃ罪は犯せないはずだ。
家の前、ポストを確認する。リスト。今回はさらに手紙。そして梱包されたこれは…贈り物?宛名は無い。一応持っていくか…。部屋に入り、リス
ラストスタンド・ヨコヅナ
足元から広がる土の感触、あの場所程ではないにしろ、馴染む。幾年ぶりの土だ。かつての横綱、黄龍はこの場所を懐かしむ。だがここはテスト会場。彼に相応しい場所ではない。だが彼にはもう一度、最初からやり直す意味があったのだ。
あらゆる産業、スポーツがロボットになり変わられた現代。無論、相撲も例外では無かった。様々なギミックを内包した相撲は武道ではなく娯楽として昇華されていくこととなる。
神事とし