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〇〇ダイエット!!

「〇〇ダイエット」とかうだるほどありますよね~。どうしてそんなに痩せたいのかは、それぞれ理由があると思うが、とにかくその手の本は紀伊国屋書店当り行けば、小さな書店ができるんじゃないの?と思うぐらいにある。
売れるから書く人が多い。興味のある人が多いから書く人が多い。


まぁ、商売の基本ですな。


しかし、私は個人的にこの「〇〇ダイエット」が売れる理由がわからない。
どーーーしても痩せないといけない患者さんを見る機会が多い。しかし、それは、命がかかっているので、「あら最近太っちゃったわ、ちょっとダイエットでもしようかしら」的なうちのオカン程度の本気度ではない。


そういう、本気度の高い人が痩せるのであって、「〇〇ダイエット」がいくらあっても、本気度がなければ痩せない。


楽して痩せたいから、その手の本が多いのだろうが、なかなかにどうしてでございます。ロングブレスダイエットに見られるように、「息するだけで痩せられる!!」というとってもキャッチ‐なタイトル。


みんな飛びつくわけです。しかし、中身はいやはや想像を絶するほどのハードな内容。美木 良介の体を見ればそのハードさを物語っている。


強制(努力呼吸)呼吸筋なんてものは、どれだけ足しても量的にたいしたこたーない。


強制吸気筋:群横隔膜、外肋骨筋、内肋骨筋胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、斜角筋、僧帽筋、肋骨挙筋、大・小胸筋、脊柱起立筋


強制呼気筋:内肋間筋後部、腹筋群、腹横筋、胸横筋 肋下筋


書き連ねてみれば結構たくさんの筋肉が働いているように見えるが、ちっちゃーい、うすーい筋も入っている。


斜角筋ムキムキにして基礎代謝量上げようなんて思ったら、面白いことになっちゃう。


つまり、呼吸でダイエットはこの小さな筋肉たちを鍛え上げていくことによって基礎代謝量を上げてみようってことになるわけです。


そりゃー。下肢筋力を鍛えるのとはわけが違う。下肢筋力(大きな筋肉)を効率よく鍛えて基礎代謝量を上げるのがダイエットの本質。それを呼吸筋でやるとは。


一度やってみるといいですよ。ロングブレスダイエットあれは死ぬほどしんどいはずです。


どのダイエット方法も裏を返せばしんどいものばかり、「ダイエット」は楽しては無理なんですね。


ちゃんと実行できればどんなダイエット方法でも効果は出ます。〇〇ブートキャンプだろうが、デューク〇〇だろうが、ラジヲ体操(メッツを上げるためのちょっとした工夫をすれば劇的に効く)なんかでも十分痩せられる。やり遂げることができれば。ここ大事なのでもう一回言います。できれば。ですけどね。(笑)


ちょっと考えればいいのです。痩せるのなんて簡単です。基礎代謝量以下のカロリー摂取に食事を抑えて、基礎代謝量を増大させれば絶対に痩せる。
ただの算数です。(腹水どんどんたまっちゃう人とか、おしっこ出ない病気の方とか病を患っている方は別ですけどね)


必要なビタミン等三大栄養素をバランスよく摂取してカロリーは基礎代謝量以下。基礎代謝を増やすための運動を行う。ただこれだけ、数行で終わる話です。ただこれだけのことを、本一冊分何かを書くなんて、意味が解らない。(書けと言われれば、書けなくはないでしょうけど、ダイエット本の本質はすべてこれでしょ。手を変え品を変え同じこと言っているだけ)


BMI18以下を目指している人がいれば、それはイメージ障害なので、綺麗の定義を見直せばいい。でもそれじゃ、面白くない。


・・・あれ?

ちょっと待って、ブログを書いていて、思ったんだけど、「〇〇ダイエット」を読む人は、本当に痩せたいから買うのではなくて、本の中で痩せていく自分を疑似投影させるために読んでいるかもしれない。


分かりやすく言うと、頭脳は大人、体は子供の少年がどこかに遊びに行くと必ず事件が起きる。その事件を少年が見事に解決する。ストーリーの大筋は大体一緒だが、その過程を楽しむ。別に自分が探偵になるために見ているわけではない。ただ、物語を楽しんでいるのだ。


それなら、「〇〇ダイエット」なるダイエット本を買う人は、自分が本の中で痩せていく過程を想像して楽しんでいるということか?それであれば、星の数ほどダイエット本があるのが理解できる。なるほど、ダイエット本は小説の類なのだな、エンターテインメントなのだ。


それなら、小説を一本書くつもりで、面白おかしい〇〇ダイエットでも次は書いてみようかしらん(笑)


というわけで、面白おかしいダイエット法を書いてみよう。今日ご紹介するのは、理学療法士である私が、考案した、その名もお手軽簡単スキップダイエット!!!


方法はいたって簡単。左右の腕を交互に天を突くように伸ばして、スキップをするだけ。昇竜拳のようにね。簡単。それを、30分。毎日ね。


いや~簡単。


1.05×体重×METs数×運動時間(時間)
例 体重50kg 8METs 30分運動処方 1.05×50×8×0.5 =210kcal消費
7200㎉ = 脂肪1㎏
210㎉×35日=7350㎉


成人女性の基礎代謝量を約1100㎉だとすると。食べる量を一日1100㎉以下に抑えて、ランラランとスキップを毎日30分すれば、35日で約一㎏痩せます。


ね、簡単でしょ。そこに日常生活動作も入ってくるから、劇的に痩せます。ついでに言うと、草引き何ぞ追加すれば、痩せて痩せて仕方がなくなります。近所の草ボーボーの公園とか綺麗にしちゃってください。自分は痩せるし、近所の人たちもきっと喜んでくれます。いいことして痩せられる。素晴らしい。草引きで汗何ぞかいたら、お風呂に毎日入る。それでこれまた、5メッツアップ!痩せちゃうね~。ダイエットなんて楽勝っぽいでしょ。


ちなみに私はこの方法で、78㎏あった体重を3か月で62㎏まで下げましたよ。


あの時はよく食べてたなぁ。一日4食。コンビニ弁当にスーパーカップだもんなぁ。そりゃ太るわけだ。(笑)


ついでにもういっぱつ。


自慢じゃないが、私は理学療法士と言うお仕事柄、ダイエットが得意である。しかーし、私は逆に太るのが得意だったりもする。それが功を奏して?たった、2か月で10㎏増えてしまった。これは、あまりにも太りすぎ。じゃぁ、一発痩せますかってことで、ダイエット開始。


私のダイエット法はいたってシンプル。私はこのダイエット方法で、一週間で、3㎏減しました。ダイエットは、まだまだ継続中。ではそのダイエット方法をご紹介。


肥満研究で有名なジョージ・ブレイ博士が提唱した「モナリザ仮説」を紹介しよう。博士が提唱したMost Obesity kNown Are Low In SympatheticActivity その頭文字をとってMONALISA (モナリザ)仮説は、自律神経の働きの低下が肥満の原因であるとしたものである。


簡単に言うと、人の体は自律神経がちゃんと働いていると、痩せるための物質であるレプチンを分泌させて、視床下部の満腹中枢に働きかけ、あんまり食べてないのに、もうお腹いっぱいだよ~。って命令してくれる。


また、レプチンがアドレナリンやノルアドレナリンを分泌させて、脂肪の分解や燃焼してくれる。交感神経がちゃんと働いていると、太りすぎると痩せようとする機能が勝手に働く。


例えば、褐色脂肪細胞の働きによる「食事誘導性熱産生」が代表例ですね。
おデブさんが飯食ってると大量の汗かくやつです。あれです。


肥満気味になるとこの褐色脂肪細胞の熱産生能力が亢進し、エネルギーのむだ使いをする。そして、脂肪を消費する。するてーと自律神経は肥満の傾向が表れたら「ヤベッ!痩せなきゃ!」と、このような働きをするのである。無理してダイエットしなくても、人の体は勝手にダイエットしてくれていると言う訳ですね。


しかーーし!!


「痩せなーーーい」
「ダイエット~しなきゃ~」
「太っちゃって~」


なんて声があっちこっちから聞こえてきそうです。では、人の体は「勝手にダイエット機能」が備わっているのに、なぜ太ってしまうのか?痩せるためにはどうすればいいのか?てのが、気になるところです。


方法はいたって簡単。お腹が空いたら、軽い運動をして、自律神経を刺激する。すると、空腹中枢がごまかされて、空腹を感じなくなる。これを繰り返していって、食事量を激減させていく。つまり、人の持つ「勝手にダイエット機能」をフル活動させればいいだけなのです。


たったこれだけ。ねっ、簡単でしょ。


最初の2日位は辛いですけど、後は慣れますから、痩せまくれます。理学療法士である私が今お勧めする、お腹が空いたときにする運動は、「ツイスト」


チャックベリーの曲に乗せて、フィーバーしてみて下さい。痩せますよ~。
お腹空いたときに手足をバタバタ動かせばいいだけなんですけどね、本当は。(笑)


ちゃんと寝るとか、まぁ、色々ありますけど、簡単なところで、お腹すいたらこれやってみて下さいな。結構、効果ありますよ。

お試しあれ。(笑)

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