今_オモウコト

今オモウコト其五

人が減る中でも、余分時間が増え、時間が増えた。

自由な時間に、クリエイティブな事を推進してくれる、はずだったが、世の中そんな思い通りにならないものである。

余った時間は、人を怠惰へと導いた・・・

経験の無さが、ここに来て露呈した。

僕ら二人の軸で、人が動いてくれるだろうという想いは、幻想だった。

かくいう僕らも商社時代はそう過ごしてきたのかもしれない。

時間が空いたなら、新しいことを始めよう!と50年の歴史の中で初めて、商品企画と開発を行った。

見る人が見れば、そんなことかよ!って思われるかもしれないが、僕らにとっての大きな出来事になっている。

結果的には、商品企画・販売はうまくいき、手芸する人の楽器のような道具を作りたいという僕らの思いは一定の手芸する人に届き始めた。

それよりも、大きな気づきがこの出来事で知ることになった。

省人化することで、人は新しい仕事を産み出すことが出来る。

急に、余った時間を、どう使っていくか、みんなで悩む時間があり、みんなで決めていく過程があり、みんなで作って行く。

会社全体で、効率化の流れができ、さぼるためではなく、したいことや、すべきことの為に実践され始めた。

今まで、続けてきた習慣や慣習を否定(疑問)することは、とてつもなく勇気のいることで、それを変えることはとても労力を必要とする。

しかし、その先には、今までとは全く違う景色があることに気づけたのだ。

今オモウコト其一
今オモウコト其二
今オモウコト其三
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今オモウコト其六
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今オモウコト其八
今オモウコト未来

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