映画「関心領域」~主人公はコスパ・タイパ重視おじさん
45才公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。
2023年に潰瘍性大腸炎という病気(=難病)のため国家公務員を当てもなく退職。
〇〇省勤務ではなく出先機関に20年以上勤務していた事務系公務員でした。
今は無職・無収入でお金はありませんが、時間だけは無限にあります。
その無限の時間を活かして映画館で「関心領域」を観てきました。
映画「関心領域」を取り上げます。
今回のnote記事は途中までネタバレなし、途中からネタバレありにします。
ネタバレありの部分は有料にします。
これから映画を観る可能性がある方は無料部分だけ読んでください。
ネタバレありが嫌な方は有料部分を読まないでください。
それではネタバレなしの無料部分をスタートします。
・主人公はコスパ・タイパ重視の勤め人
映画「関心領域」の主人公はルドルフ・ヘス。
ナチスドイツのルドルフ・ヘスですが、有名な副総統(総統代理)・ルドルフ・ヘスとは全くの別人。
ややこしい。
👇有名な方のルドルフ・ヘス 映画の主人公とは別人👇
有名じゃない方のルドルフ・ヘス、彼は単なる仕事熱心な勤め人です。
効率重視で仕事に取り組みます。
最近の言葉で言えば、コスパ・タイパ重視です。(コストパフォーマンス重視・タイムパフォーマンス重視)
今の世の中でも「効率が大切」「コスパやタイパは大切」は通用します。
いや、むしろ「効率 is 神」「コスパ・タイパしか勝たん」って人もいるでしょう。
コスパ・タイパだと言っているビジネスパーソンは(以前よりだいぶ減ったかもしれませんが)かなりいるはずです。
今や、公務員だって数字を重視でコスパ・タイパを求められています。
映画「関心領域」で描かれるルドルフ・ヘスはやっていることが公務員に近いです。
となると私の前職に近いわけですね。
効率重視、コスパ・タイパ重視のビジネスパーソンや公務員は評価されるべきでしょう。
しかしルドルフ・ヘスの勤務地はアウシュビッツ強制収容所です。
ルドルフ・ヘスはアウシュビッツ強制収容所の所長。
ルドルフ・ヘスが求めるのはユダヤ人殺害の効率化です。
ルドルフ・ヘスが愛するコスパ・タイパの目指す先はユダヤ人絶滅です。
今の私たちから見れば「こいつ、狂っている」と思います。
し、か、し、、、、
・あのラストシーンの意図は?
映画「関心領域」の最後について考えていきましょう。
無職の難病患者なのでサポートしていただけると大変助かります。 サポートしてくださると庶民の味方・ドトールに行けるようになります。