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境界知能ブームと「フォレストガンプ」:現実と映画のあいだ
45才公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。
2023年に潰瘍性大腸炎という病気(=難病)のため国家公務員を当てもなく退職。
今は無職・無収入でお金はありませんが、時間だけは無限にあります。
時間があるのでいろいろなことを考えていきたいと思います。
今回は映画を元に思考を進めていきます。
取り上げる映画は「フォレストガンプ 一期一会」
【フォレストガンプ】
— 山田玲司 (@yamadareiji) January 19, 2024
観れば観るほど侮れない恐ろしい脚本。
単なる「聖なる愚者もの」というジャンルを超えて「時代の病」「近代の罪」に向き合う傑作。感動の裏にあるものを全力で解説します。明日19時から! https://t.co/30h91KHBMf
取り上げる理由は2つあります。
映画「フォレスト・ガンプ一期一会」を取り上げる理由
取り上げる理由の1つ目は「フォレスト・ガンプ 一期一会」がちょうど30年前にアメリカで公開されたからです。
現在は2024年。
アメリカでの公開が1994年。
ちょうど30周年です。
(ただし日本の公開は1年遅れの1995年)
1979年生まれの私は2024年には45才。
10代後半に「フォレスト・ガンプ」に触れたことになります。
私は映画に詳しい人間ではありませんが「フォレスト・ガンプ」は有名でした。
アカデミー賞作品賞も受賞しています。
映画「フォレスト・ガンプ」は解釈が難しい面がありますが、今回はある特定の1点だけをテーマにします。
そのテーマは境界知能です。
1995年当時は境界知能という言葉すらなかったと思います。
しかし主人公のフォレストガンプは今の日本で言えば「境界知能」です。
今、日本では「境界知能」がブームです。
「境界知能」が現在流行っていることが「フォレストガンプ」を取り上げる理由の2つ目です。
堀江貴文(ホリエモン)さんや池田信夫さんが「境界知能」について積極的にネットで発信しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1707286469483-usZpa3CtqP.png?width=1200)
よってネット上では「境界知能」がブームのような感じになりました。
2023年後半から「境界知能ブーム」です。
私は「境界知能ブーム」に思うところがあり、何回かnoteで記事にしています。
今回はその流れの一環です。
境界知能についてはマガジンも作ってあります。
興味があればぜひお読みください。
それれでは映画「フォレスト・ガンプ」について話を進めます。
映画を観た方に向けた内容となっています。
映画の内容に触れますのでネタバレありです。
そして映画を観てないとnote記事の内容をつかむのが難しいと思います。
ご了承ください。
IQは75 あと5ポイント足りません
映画の主人公はフォレスト・ガンプ。
フォレスト・ガンプ少年の母親が公立小学校の校長と話をします。
息子を普通の小学校に入れるためにです。
しかし校長には拒否されます。
フォレスト・ガンプ少年の知能指数(IQ)は75。
州の決まりではIQ80以上ないと普通の学校には入れない。
IQが5ポイント足りなかったわけです。
「境界知能」は次のように説明されます。
知能指数(IQ)の分布において「平均的とされる領域」と「知的障害とされる領域」の境界に位置すること。
平均的ではないが知的障害でもない、知能指数にしてIQ70以上85未満の状態を指す。
![](https://assets.st-note.com/img/1707286451270-f17PsgzAuy.jpg?width=1200)
フォレスト・ガンプ少年が受けたIQテストが今と同じIQテストなのか分かりませんが、今の表現で「境界知能」と言って良いのではないかと思います。
フォレスト・ガンプ少年はなんとか普通の小学校に入ることができました。
IQは160あるはず お前は天才だ
IQ75のフォレスト・ガンプの社会人デビューはなにか?
つまり学生を終え最初に就いた職業はなにか?
何と軍人です。
陸軍に入隊します。
養老孟子さんが書いた本「バカの壁」。
2003年出版なのでもう20年以上の前の本です。
この「バカの壁」はバカ売れしました。
なんと450万部売れたそうです。(4万5000部でも45万部でもありません)
![](https://assets.st-note.com/img/1707360130637-01VQoZ2l06.jpg?width=1200)
「バカの壁」には次のような記述があります。
軍隊というのは、どういう組織かといえば、とにかく考えずに身体の運動を統一させる組織です。
戦場で下手にものを考えていたらその間に殺されるのですから、反射的に動くことを徹底的に訓練で叩き込む。
上官が右、というのにいちいち「ハテほんとうに右を向いてよいものか」などと考えていては話になりません。
軍隊では上官の命令に「はい!」と元気に答え、言われたことだけをひたすらやることを求められます。
フォレスト・ガンプにはめちゃくちゃハマります。
上官は言います。
「お前は頭がいい。お前のIQはおそらくは160はあるはずだ。お前は天才だ」と。
ベトナム戦争では戦友を助けまくる活躍をして名誉勲章を受章。
ホワイトハウスでジョンソン大統領(ケネディ大統領の暗殺後の大統領)から勲章をもらっています。
3回も大統領に会うほど成功
フォレスト・ガンプが学校を卒業して軍人になった話をいきなりしました。
映画ではちゃんと小学校時代も描かれています。
そして実は大学にも行っています。
高校の時に「超絶に足が速い」ことが目に留まりアラバマ大学に入学。
アメフト部に入ります。
(フォレスト・ガンプの足についてはもともと早かった訳ではないなど色々あるのですが、今回のテーマ「境界知能」から外れるのであえて触れません)
足が速いことだけでアメフトで大活躍し、アメフトの全米代表まで上り詰めます。
アメフトの活躍によりホワイトハウスでケネディ大統領に面会します。
フォレスト・ガンプは大学卒業後は陸軍に入り、ベトナム戦争で活躍。
ケネディの次の大統領・ジョンソン大統領にホワイトハウスで面会し勲章をもらっています。
ベトナム戦争で勲章をもらうきっかけになったのは仲間たちを助けまくったからです。
その際に名誉の負傷をし、療養します。
その療養中に卓球を始めますが、なんと卓球の才能を開花します。
卓球でも全米代表チームに入ります。
アメリカの中国外交(ピンポン外交)の主役となります。
そしてジョンソンの次の大統領・ニクソン大統領とホワイトハウスで面会します。
フォレスト・ガンプはケネディ・ジョンソン・ニクソンと3代連続の大統領とホワイトハウスで面会するという快挙を成し遂げています。
リアル世界はほとんど「IQは75 あと5ポイント足りません」なのでは?
「3人の大統領に会うことができるほど成功する」のは映画のストーリーとしてはおもしろいです。
そもそも映画「フォレスト・ガンプ」全体のストーリーはハッピーエンドだと思います。(ジェニーの件は大きな不幸ではありますが)
しかし・・・現実はこのような幸せな道で行くでしょうか?
無職の難病患者なのでサポートしていただけると大変助かります。 サポートしてくださると庶民の味方・ドトールに行けるようになります。