Minako Suzuki

京都在住。イラストを描いて、文章を綴っています。

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マガジン

  • 動物あれこれ、ものがたり

  • LINEスタンプ、販売中です♡

    渾身の力で作った、LINEスタンプです。タブレットではなく、スマホでしかリンクが飛ばないと思いますが、お気に召したらよろしくお願いします。

  • ひみつの、散歩

    京都駅を起点にした、大人の散歩道を紹介します

  • 高校生ぐまの留学日記

    1986−87年に、交換留学でアメリカのオレゴン州にステイした時の 日々を綴ります。

  • 茶道について思うこと

    日々のお稽古を通じて感じること、つらつら綴っていきます

最近の記事

犬と歩く京都、南禅寺。

    やっと、秋らしい日々が到来。 ここまで、苦節3ヶ月?もう、2度と秋は来ないのではないか…と、絶望する程の暑い夏でした。 先日、お茶の先生から、南禅寺境内には犬が入れるってご存知?と、尋ねられる。 えぇえぇ、知っています。ついでにあの界隈には、犬連れで入れる湯豆腐屋さんやコーヒーショップもあり、哲学の道を北上し、銀閣寺までの間にも、店内で一緒に食事が出来るお店が何軒かありますよ… その様にお答えすると、自宅で猫を飼っていらっしゃる先生は、驚いていました。 猫

    • 犬と歩く京都、鞍馬寺。

      平泉の中尊寺を詣でた時、思いました。 京都からは、飛行機で向かっても遠いこの地まで、源義経は身を潜めて逃げながら、どんな思いでやって来たのだろう?…と。 彼が牛若丸と呼ばれていた頃に預けられていたらしい鞍馬寺は、京都市中心部から、叡山電鉄「出町柳駅」もしくは車で30分強ほど離れた山奥にあります。 山に住む獣の匂いがするのか、我が家の犬を連れて行くと、彼はとても興奮する。きっと、楽しくて仕方がないのでしょう。 門前で、犬連れの人は、紙を渡されます。そこに、犬は急な山道を

      • 犬と歩く、京都

        犬を連れて歩く京都は、楽しい。確かに多くの神社仏閣は、犬連れの出入りを禁止しています。 でも探せば、ある所にはあるのです。南禅寺や今宮神社がその代表例で、更に何も京都は神社仏閣だけではありません。 パン屋さん激戦区と言われている地にある店の一つが、北区にある「雨の日も風の日も」。北大路通の、やや西に位置します。 軒先には、リードフックが設置されてあり、これは、「犬連れwelcome」の無言サインだと思われるので、肩身を狭くせずとも、犬をつないでパンを存分に選ベる。 こ

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          205に乗って:嵐電編

          京都駅から時計回りの、205( 京都市バス 205系統 【 循環 】時計回り)に乗り、北野白梅町駅で下車し、そこから少し南に歩いて下がろう。 すると、右手に嵐電北野白梅町駅が見える。 嵐電の乗車賃は、後払い。電車から降りる時、220円の現金を入れるか、ICカードでタッチ。 バス同様、降車駅に到着する前に最寄りのボタンを押して、運転手に下車の意思を知らせる。 北野白梅町 高桐院立命館大学衣笠キャンパス 龍安寺 妙心寺 目指すは、次の、御室仁和寺駅。 電車を降りたら、

          205に乗って:嵐電編

          犬とパン屋と、ニューヨーク

          近所のパン屋さん、店先にリードフックがあります。犬を散歩させる時に使うリードを、そこへ引っ掛けられるもので、犬飼い主としては嬉しい。 何故ならそれは、「そこに引っ掛けて、パンをお買い上げ下さいね」と言う、小さなメッセージでもあるからです。 思い起こせば、20年?いえいえ、25年?いや、もっと前?女友達3人で、ニューヨークを旅しました。 ケチって安ホテルに泊まり、朝ご飯はどこか外で食べる日々。 ある時、セントラルパークの近くで素敵なパン屋(ブーランジェリーって言うのかし

          犬とパン屋と、ニューヨーク

          Postscript 〜あとがき〜

          2001年の9月、私はこれまで見た事もない光景を、テレビ画面の中に見ました。 それは、世界貿易センターへ突っ込む飛行機。昔の映像ではなく、今、進行形で起こっている映像でした。 この「高校生ぐまの留学日記」の原型は、1998年に、実家のある地元市を中心に無料で配布されていた、フリーペーパーの中に掲載されていたものです。 留学中に書いていた日記を元に、軽い気持ちでイラストを添えてフリーペーパーの編集部へ送ると採用され、約1年間にわたり連載させて頂きました。 飛行機がビルに

          Postscript 〜あとがき〜

          Back to Japan

          結局、帰国する興奮は日本に到着するまで続き、帰りの飛行機の中も、引き続き一睡も出来ないまま、成田空港着。その後、国内線に乗り換え、伊丹空港に帰って来ました。 これまで当たり前に見えていて、特別なものだと考えた事もなかった日本の風景、建物、人々の顔が、かけがえのないものの様に映ります。 空港で全ての手続きを済ませてロビーに出ると、そこに日本の両親が待っていました。 日本人なので、ハグはありませし、久しぶりの再会に何だか照れくさくなった私は、「よっ!ただいま」しか言えない始

          See you, Oregon

          日本に帰る日がやって来ました。 昨晩から、ホストファミリーの皆と別れる寂しさ、そして日本の家族に会える興奮で、一睡も出来ずに朝を迎えました。 「本当にここで、1年もの時間を過ごしたのだろうか?」 現実ではなく、夢だったような気分になります。 ポートランド国際空港で、Dad、Mom、ホストシスターと順々に抱き合うと、一気に階段を駆け下りました。顔は、家を出た時から涙で、とうにぐちゃぐちゃです。 本当の家族ではないけれど、家族以上の愛情で、私を1年間守ってくれた苦労と大

          See you, Oregon

          Graduation ceremony

          卒業式は、ポートランドにある大学のスタジアムを借りて行われました。 映画でよく観る、ガウンと博士帽を被っての出席です。 皆、普段のラフなジーンズやTシャツとは打って変わって、めかし込み、別人に見える。私もこの日のために日本から持ち込んでいた、一張羅をまとっての出席でした。 1人ずつ名前を呼ばれて、椅子から立ち上って行きます。 (私の名前は、英語を母語とする人には言いにくいのか、Minakoではなく、Menakoと聴こえるのも、お愛嬌) 全員の名前が呼ばれ、一通りの儀

          Graduation ceremony

          Final(学期末テスト)

          ファイナルがやって来ました。 これは、日本の高校で言うところの、3学期の期末テストに近いもので、1年の総決算テストでもあります。日本の大学で言えば、後期試験でしょうか。 1st semester(1学期)で、すでに一度試験は経験しているものの、ファイナルとなれば卒業もかかってきます。しかも、試験はたった1日で全てを終わらせる、ハードスケジュール。 1時間目から7時間目まで、PE(体育)の筆記試験も含めた全てのテストが執り行われました。 7時間目の試験ともなると、頭は全

          Final(学期末テスト)

          あぐら

          帰国間近だった頃の私は、渡米前と比べると、所作がちょっとばかし変わっていたかもしれません。 その最たるものが、「あぐら」。 私がJK(女子高生)をしていた80年代に、日本ではこのあぐらを女子がかくのは、ちょっと行儀悪くない?みたいな雰囲気がありました。スカートを履いた女子の方が多かったせいもあるかもしれませんが。 ところが、アメリカ人JKは、本当によくあぐらをかく。 ランチ後の芝生に座ってジュースを飲みながらあぐら、テレビを観ながらあぐら、床に座って先生の話を聞く時も

          Rose Festival

          ポートランドで、初夏に開かれたローズフェスティバルは、それは楽しいお祭りでした。 家族でここへ出かけた私、屋台で買った食べ物を頬張りながら、パレード行列を楽しみました。 陽気なアメリカ人の口笛や掛け声が、行列に向かって投げかけられます。 まぁ、お祭りは日本でも有名なものが沢山あるし、そこまで驚くこともなかったのですが、即席遊園地には、度肝を抜かれました。 えっ、いつの間にこんな物が?と思われるものが、普段は芝生だけの広い公園に設置されているではないですか。 メリーゴ

          Happy 19th birthday !

          5月がやって来ました。留学生活も、残り少なくなったある日、私は19歳の誕生日を迎えました。 高校3年生の8月から、日本の高校を休学して渡米した私。同級生たちは皆、それぞれ大学生になったり、浪人生になったりしていました。 胸の奥の方では、それに対する焦りが全くなかっと言えば、嘘になる。帰国すれば、高校が併設していた附属の短大へ進学するか、4年生大学を受験するかを考えねばなりません。 心配と言えば、心配…。 でもそれよりも、日々を生きるのに必死だったので、遠く離れた海の向

          Happy 19th birthday !