阿久根たかし@発達支援相談所「ゆらいばな」

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阿久根たかし@発達支援相談所「ゆらいばな」

発達障害に関する専門的な情報を発信中|3000人以上の相談実績|特別支援学校、教育委員会等に23年間勤務|令和5年に独立して発達支援相談所「ゆらいばな」を設立| 公式LINEへの登録もぜひお願いいたします! https://lin.ee/FjvnjtD

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    発達系の記事を発達系に興味がある人に届けるための共同運営マガジンです。ご自身が発達障がいの方、お子さんが発達障がいの方、発達を支援する団体の方など、発達障がいに少しでも関連があれば誰でも参加することができます。診断ついていなくても大丈夫です。参加希望の方はその旨のコメントをお願いします。

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【自己紹介】阿久根たかし@発達支援相談所「ゆらいばな」

はじめまして。 発達支援相談所「ゆらいばな」の阿久根たかしと申します。 まずは,自己紹介をさせていただければと思います。 【障害のある方々との初めての出会い】 大学は,横浜国立大学 養護学校教員養成課程 を卒業しています。 大学時代には障害のある方々と触れあうボランティアサークルに所属していました。 私自身,障害のある方々と接するのは初めてでしたが,入学した頃は正直,偏見や差別がかなりあって,周りの先輩や同期がこの方々と一緒に活動しているところを見て,「こんなこと

    • 【今なら無料!】「職場の人間関係を劇的に改善させる!たった7つのコミュニケーション術」

      新書を出しました。 今なら無料で読めます! どうぞよろしくお願いいたします(^_^)

      • 「職場の人間関係を劇的に改善する! たった7つのコミュニケーション術」

        はじめに 本書の目的と対象読者 職場での人間関係が重要な理由 本書の活用方法と7つのコミュニケーション術の概要 第1章: コミュニケーションの基本を理解する コミュニケーションの定義とその役割 職場におけるコミュニケーションの重要性 よくあるコミュニケーションの誤解と落とし穴 第2章: 聞く力を磨く - 「アクティブリスニング」の極意 アクティブリスニングとは何か 職場での実践方法 アクティブリスニングがもたらす信頼と協力関係 第3章: 明確に伝える

        • 大人の発達障害とその対応

          大人の発達障害は、子どもとは異なる特性や課題を持ち、それに応じた対応策が必要です。 以下に、大人の発達障害の特性とその具体的な対応策を挙げます。 自閉スペクトラム症(ASD)の特性と対応策 特性 1. コミュニケーションの難しさ 他者との会話の流れを読み取るのが難しい。 非言語コミュニケーション(表情、ボディランゲージ)の理解が困難。 2. 社会的スキルの欠如 社会的なルールや暗黙の了解を理解するのが難しい。 一人で過ごすことを好む。

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          子どもの脳の働きがよくなる食事

          健康的な食事は、発達障害のある子どもにとっても重要であり、特に脳の働きをサポートする栄養素を意識することが大切です。 以下に、脳の働きをサポートする具体的な食事内容を紹介します。 1. オメガ-3脂肪酸 効果: オメガ-3脂肪酸は脳の発達や機能をサポートし、注意力や集中力の向上に役立ちます。 食品例: サーモン、マグロ、サバ、アジなどの脂肪の多い魚、クルミ、チアシード、亜麻仁油。 2. 抗酸化物質 効果: 抗酸化物質は脳を酸化ストレスから保護し、健康な脳機能

          「ポジティブな働きかけ>ネガティブな働きかけ」

          子どもが問題行動を起こすと、「何でそんなことをするの!もう好きなことさせないからね!」と言ったり、無理矢理手を引っ張ってその場から追い出したりする。 そういったネガティブな行動に対してネガティブな働きかけを行い続けた結果、二次的障害を引き起こす要因になってしまう。 注意や叱責では、問題行動は解決しない。 24時間ずっと問題行動を起こし続ける子どもは一人もいない。 どんな子どもも落ち着いて過ごせたり、こちら側の指示が通ったり、良好な関係性が築けたりしている時間

          「ポジティブな働きかけ>ネガティブな働きかけ」

          支援級と通常級どっちがいい?

          就学相談会がはじまるこの時期、教育相談ではこの質問を多く受けます。 結論としては「どっちでもよい」ということです。 「どっちがよいか?」という視点ではなく、「どっちも選べる」という視点が大事だと思うからです。 小学1年生段階では様子をみたい、学校生活に慣れることを目的に支援級に入り、できることが増えてきたら通常級に移るということも可能です。 一方で、小学1年生段階では通常級に入ったけど、勉強が分からなくて、周囲との関わりも難しくなり、実態に合わせた少人数や個別での丁寧

          発達障害のある子供には,学芸会・文化祭は見学でもよいからまず参加してもらう

          学芸会や文化祭など,校外から多くの人を招く行事では,不安や緊張と,そして行事への理解不足から,トラブルを起こしがちです。 学芸会のとき,他のクラスの上演中に席を立って,会場を抜け出すことがあります。 普段と違う雰囲気に不安を抱き,黙って座っていることができません。 緊張のあまり,飛び出していってしまいます。 大きな行事の時に,強い不安や緊張を感じます。 事前に予定を伝えて,スケジュール表を渡しておいても,うまくいかないことがあります。 自分の出番まで我慢することが

          発達障害のある子供には,学芸会・文化祭は見学でもよいからまず参加してもらう

          発達障害のある子供は,寄り道や時間の変更が苦痛となる

          発達障害のある子供は,日々の生活に一定の流れを築いています。 登下校の時間や道順が変わると,流れが崩れて不安になってしまいます。 発達障害のある子供は,自分なりの生活の流れをつくっています。 生活の中にいくつもの決まりをつくって,それによって先々の見通しを立てているのです。 その流れが崩れることは,彼らにとって一大事です。 緊急の用事で下校時間が前倒しになるとき,他の子は喜びますが,発達障害のある子供は不安を感じてそわそわします。 不機嫌になり,いつもの時間を待と

          発達障害のある子供は,寄り道や時間の変更が苦痛となる

          発達障害のある子供が給食・掃除の時間を守るために必要なこと

          授業が終わり,給食がはじまっているのに,食事の準備をせず,勉強を続けてしまいます。 問題に集中しすぎて,時間の区切りが分からなくなっているのです。 友達から「給食だよ」と言われてはじめて気付くこともあります。 時間というものへの理解が不足していて,時の流れや区切りを意識して行動することができません。 時間ぎりぎりなのにゆっくり準備する,遅刻しているのに堂々とやってくるなどのトラブルを起こしがちです。 発達障害のある子供には,具体的に言わないと伝わらないことがたくさん

          発達障害のある子供が給食・掃除の時間を守るために必要なこと

          発達障害のある子供の,「手を抜かない」という長所を生かす

          発達障害のある子供は,規則的・習慣的な行動を取るのが得意です。 その長所を生かすと,誰よりも誠実に係や当番をこなすことができます。 発達障害のある子供に係や当番の仕事を頼むときは,彼らにあった形で指示を出します。 「前任の子供と同じようにしましょう」などと言って指示を省略すると,彼らに仕事の内容と意義が伝わりません。 彼らは非常に几帳面で,正確性や具体性にこだわります。 仕事の内容をくわしく伝えないと,自分が何をするべきか理解できなくて,悩んでしまいます。 黒板や

          発達障害のある子供の,「手を抜かない」という長所を生かす

          発達障害のある子供には、決まり事は1つずつ,せかさずに伝える

          発達障害のある子供が常識やマナーに戸惑うのは,それらが形になっていないものだからです。 暗黙の了解として片付けず,いつ,どこで,何をすればよいか,言葉ではっきり伝えれば,彼らにも行動の見通しが立ち,適切な行動が取れます。 彼らに指示をするときは,1つずつ,具体的に教えていくことが大切です。 「当たり前」のように思えることでも,回数や方向,規模などを具体的に伝えます。 発達障害のある子供は,複雑な文章で指示されることを嫌います。 情報が多くて処理しきれないからです。

          発達障害のある子供には、決まり事は1つずつ,せかさずに伝える

          発達障害の子供に運動の楽しさを伝える方法

          体育は,運動が好きな子供にとっては楽しい授業ですが,発達障害のある子供の中には,困難を伴う授業になることがあります。 短い授業時間のなかで,競技のルールを覚え,必要な動作をみにつけ,それを試合で発揮するというのは,発達障害のある子供には難しいことだからです。 授業の前に覚えておけること,考えておけることは,事前に伝えます。細かいことを考えず,シンプルな動作を楽しめば,苦手意識は薄れていきます。 ① 準備することを確認する・・・競技のルールや使う道具など,事前に確認できる

          発達障害の子供に運動の楽しさを伝える方法

          発達障害のある子供の音の大きさ,歌と演奏の難しさを調整する方法

          合唱や楽器の演奏など,音楽の実技課題は,発達障害のある子供にとっては,難しい作業です。 彼らは音を聞きながら,それにあわせて声を出したり演奏をしたりするのが苦手です。 特に,細かな動きを必要とする楽器は,うまく扱えない傾向があります。 教え方を変え,練習をつめは克服できることもありますが,それが困難な子供もいます。 子供の様子をよくみて,嫌がっているようであれば,大人の都合で一定の練習を強制しないようにしましょう。 できることからチャレンジしていけばよいのです。

          発達障害のある子供の音の大きさ,歌と演奏の難しさを調整する方法

          🌱発達障害の子供たちの"不器用さ"と"過敏さ"を理解し、効果的にサポートする方法🌟 必読のポイントを紹介!

          発達障害のある子供たちには、さまざまな特性や困難があります。 その中でも「不器用さ」や「過敏さ」は、日常生活や学校生活での活動に影響を及ぼすことが多いです。 以下に、これらの特性に寄り添った支援方法を具体的に説明します。 「不器用さに対する支援」 1 タスクの分解 方法: 例えば、シャツのボタンを留める動作を考えると、最初はボタンの位置を確認する、次にボタンを指でつまむ、そしてボタンをボタン穴に通す、というように細かく分解します。 目的: 子供が一つ一つの動作を理

          🌱発達障害の子供たちの"不器用さ"と"過敏さ"を理解し、効果的にサポートする方法🌟 必読のポイントを紹介!

          🌟発達障害の子供たちへのサポート: 8つの実践的方法を紹介🌈

          発達障害のある子供は,実体のないことを理解するのが苦手です。 人の感情や善悪の概念について話し合うときに,討論についていけないことがあります。 また,自分の意見を言うことができる一方で,人の話を理解することには困難を感じがちです。 こうした子供たちに対する具体的な支援方法について、実践例を挙げながら説明します。 1 具体的なビジュアルエイドの使用: 詳細: 視覚的なサポートは、言葉だけでの説明よりも理解しやすいことが多いです。感情カードやスケジュールボード、タスク

          🌟発達障害の子供たちへのサポート: 8つの実践的方法を紹介🌈