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発達障害のある子供の音の大きさ,歌と演奏の難しさを調整する方法

合唱や楽器の演奏など,音楽の実技課題は,発達障害のある子供にとっては,難しい作業です。

彼らは音を聞きながら,それにあわせて声を出したり演奏をしたりするのが苦手です。

特に,細かな動きを必要とする楽器は,うまく扱えない傾向があります。

教え方を変え,練習をつめは克服できることもありますが,それが困難な子供もいます。

子供の様子をよくみて,嫌がっているようであれば,大人の都合で一定の練習を強制しないようにしましょう。

できることからチャレンジしていけばよいのです。

音に対する感覚が,周りの子と異なります。

音の高さや速さを周囲とあわせるのが苦手です。

また,大きな音を嫌がることや,授業と関係ない音に気を取られることもよくあります。

問題が音程なのか,それともリズムや声の大きさにあるのか,具体的に確認していきます。

録音機器を使ったり,個別に歌ったりして,客観的に調べます。

本人が自分の苦手な部分に気付くことが大切です。

○ 録音してチェック・・・合唱や演奏を録音して,本人に聞いてもらう。あっているものと聞き比べる

○ 個別に練習する・・・他の子の声に惑わされないよう,個別に練習する。苦手な部分に集中して取り組む

○ みんなとあわせる・・・問題点を克服できたら,他の子とあわせてみる。最初は間違ってもよい。少しずつミスを減らしていく

上手な子と一緒に練習したり,同じパートを担当したりする。

ミスがフォローされ,自信がつきます。

また苦手なところがなかなかなおらない場合は,担当パートを変更するのもよいです。

そうすることで自信をつけていきます。

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