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発達障害のある子供は,寄り道や時間の変更が苦痛となる

発達障害のある子供は,日々の生活に一定の流れを築いています。

登下校の時間や道順が変わると,流れが崩れて不安になってしまいます。

発達障害のある子供は,自分なりの生活の流れをつくっています。

生活の中にいくつもの決まりをつくって,それによって先々の見通しを立てているのです。

その流れが崩れることは,彼らにとって一大事です。

緊急の用事で下校時間が前倒しになるとき,他の子は喜びますが,発達障害のある子供は不安を感じてそわそわします。

不機嫌になり,いつもの時間を待とうとする子供もいます。

予定や時間だけでなく,手順にも決まりをもっています。

普段していないことを行うときは,できるだけ予告をしておくことが大切です。

発達障害のある子供が道順や時間の変更に適応できないのは,彼らの想像性が弱いためです。

彼らは,予定が変更になったとき,それが先々にどのような影響を与えるか,想像することができません。

特に,予定を変更された経験が少ない子は,強い不安や恐怖を感じます。

彼らには,道順や時間,特定の行動などに対する,めだたないこだわりがあります。

その習慣を尊重することが大切です。

予定の変更は,できるだけ早く伝えます。

それでも起源を悪くする子供もいますが,前日に伝えれば,少なくとも当日になったパニックを起こすことは防げます。

予告しても,対応できない子供もいます。当日に再度伝え,変更時もフォローします。

前日までにきちんと伝えてあってももう一度伝えます。

繰り返し確認することで,安心感が高まります。

想定外な出来事を、できるだけ想定内にしていく支援が大切です。


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