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発達障害の子供に運動の楽しさを伝える方法

体育は,運動が好きな子供にとっては楽しい授業ですが,発達障害のある子供の中には,困難を伴う授業になることがあります。

短い授業時間のなかで,競技のルールを覚え,必要な動作をみにつけ,それを試合で発揮するというのは,発達障害のある子供には難しいことだからです。

授業の前に覚えておけること,考えておけることは,事前に伝えます。細かいことを考えず,シンプルな動作を楽しめば,苦手意識は薄れていきます。

① 準備することを確認する・・・競技のルールや使う道具など,事前に確認できることをすませておく

② 授業の流れを説明する・・・練習の種類や流れ,試合形式のルールなどを授業の前に説明する

③ まず,一人で練習する・・・一人,または少人数で練習し始める。まず動作になれる

④ みんなと練習する・・・運動になれてきたら,グループの中に入って練習や試合をする

発達障害のある子供がみんな運動を苦手としているわけではありません。

初めての競技にすぐ適応できる子供もいます。

また,徒競走が苦手でも,ほかの競技には問題がないということもあります。

「この子は運動ができない子」と決めつけて運動をさせないのは,間違った対応です。

準備や予習をした上で,ひとまず体験させてみるとよいでしょう。

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