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発達障害のある子供が給食・掃除の時間を守るために必要なこと

授業が終わり,給食がはじまっているのに,食事の準備をせず,勉強を続けてしまいます。

問題に集中しすぎて,時間の区切りが分からなくなっているのです。

友達から「給食だよ」と言われてはじめて気付くこともあります。

時間というものへの理解が不足していて,時の流れや区切りを意識して行動することができません。

時間ぎりぎりなのにゆっくり準備する,遅刻しているのに堂々とやってくるなどのトラブルを起こしがちです。

発達障害のある子供には,具体的に言わないと伝わらないことがたくさんあります。

時間だけでなく,給食で食べてよい量もそうですし,また,掃除のときには,掃除をする部分,回数,強さなど,様々なことが分からないことがあります。

彼らが給食や掃除のときに困っていたら,どうするべきか,はっきりと伝える必要があります。

○ 時間を形で示す・・・時間は,目に見えない概念です。

想像力が弱いという特性がある子供には,言葉で何度言っても,なかなか理解できません。

文字や絵で形にしてみせることが有効です。

「5分」の短さが分からない子供には,絵や表を使って時間の長さをビジュアルにしてみせます。

最近では「タイムタイマー」を使っているところも増えてきました。

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また,時間の区切りが分からない子供には,道具を使ったり,言葉や文字で伝えたりして,変化を理解させます。

時計の針の絵で示す,スケジュールを表にする,時刻や回数で伝えるといった方法が有効です。

加えて、幼稚園・保育園の訪問をしていると、「音で知らせる」ことも有効だなと思います(文字が読めないので)

キッチンタイマーを使って、時間になったら音が鳴るという支援をするだけでも切り替えられるケースは多いです。

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