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【読んだ本09】幻影の手術室ー天久鷹央の事件カルテー知念実希人

読んだ感想

次に読んだのは、こちらの一冊になります。専門用語は多いが、テンポ良く読みやすく書かれているので、おすすめです。シリーズものなので、最初から読んだ方がいいのはわかっているのですが、手に入ったものから読んでみてしまっています。登場人物の関係性についても深まっている部分もありますが、一冊で完結しているので、気になるタイトルから読んでみても、十分楽しめます。

相変わらず、トリックが医学知識満載で予測不可能で面白いですが、読んでいてもどかしさを感じてしまいます。でも今回は、聴きなれた疾患がベースとなっていたので、逆に変な親近感が湧いてしまって戸惑いました。

警察側の登場人物も今回は、かなり邪魔をしてくのかと思いきや、蓋を開けてみると、邪魔をしてくるが、邪魔しきれていませんでした。結局、鷹央頼みになっているのが、なんだか情けなく感じてしまいました。まあ、医師の視点がなければ解決できない問題だったとは思いますが、こんな風に病院内の事件で医師のアドバイスで解決することなんてあるんでしょうか。

今回は、鷹央が謎に対する興味だけでなく、舞を助ける為に奔走するのが人間味があって新鮮でした。アスペルガー症候群のため、空気が読めないけれども、人を嫌いなわけではないはずなので、誰かのために一生懸命になる鷹央は魅力的に映りました。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。他のシリーズも紹介していますので、よろしければ読んでみてください。さらに他のシリーズも読み進めたいと思います。


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