ちょっと怖いライブハウスをあなたの身近にする完全マニュアル〜少年少女の夜会に向けて②〜
インディーズバンドのライブを見に行くことは、まだまだ敷居が高いことだと思います。こと自分が活動拠点をおく東北という地方においては。
立地や文化的に「閉じた」印象だったり、
「ライブハウスって怖くてジメジメした場所なんでしょ?」
という印象を行ったことのない人はまだまだ持ってたりします。
実際そういう一面もあるのは僕も認めます。それを完全に無くすのもまた
『本当にライブハウス文化を重んじてのことか?』と思ったりもするので。
でも多少入りやすくするために改善を試みるのは重要だと思います。
今日は、そういう「よくわからなくてちょっと怖い」ライブハウスに行くこと、インディーズバンドのライブを見ることを身近でオープンなものに感じてもらえるように、主に「見に行く」ときの基本的なところを改めて紹介しようと思います。
そもそも、どういう形態よ。
まずは、どのような形態がおおいのかという話。多くのライブハウスで定期的にやられているイベントは、3~5バンド程度が25~30程度の尺で順番にライブをしていくようなものが多いです。
多くのメジャーバンドのライブと違って、「ワンマン」「ツーマン」よりも多くのバンドが出演するものが主流です。
出演する順番はわかるのか?という話ですが、これはイベントによります。タイムテーブルが予め公開されているイベントもあれば、公開されていないイベントもあります。
もし、公開されていないイベントで、行きたいが時間次第、という場合は一度バンドに問い合わせてみることをおすすめします。きっと出演予定の時間を教えてもらえるでしょう。
ライブを探す
次に、どこでいつどんなイベントがやってるか、何で知ればいいの?
という話。
これはもし好きなバンドにYouTubeで出会った、のような場合でもなんでも、いいバンドに出会ったらそのバンドのツイッターやホームページをあたってみましょう。直近のライブ情報がまとめられているはずです。
イベント名、日付、場所、チケット料金(前売り券、当日券)、開場(=OPEN)開演(=START)その日の共演バンド等がまとまっていると思います。
あとは、そのライブハウスのHPからも同じ情報が見れると思います。何度か行くうちに、雰囲気を好きになるライブハウスもあるかもしれません。そんなライブハウスに出会えたら、定期的にそのライブハウスのHPやTwitterを見てみるのも良いかもしれません。
店長さんやスタッフさんが積極的に情報発信をしている場合も最近は多いので、ぜひ見てみてくださいね。
ここで補足しておきたいのが、チケット代についてです。
チケット代金にはまず大まかに
「前売り」と「当日券」があり、前売りのほうが「当日券」より500円程度安いのが一般的なチケット価格設定です。
また、多くの場合「ドリンク代別」と書かれており、これはライブハウスに入場する際に別途ドリンク代(500円程度)が必要ということを示しています。
なので、見に行きたいライブが決まったら、お財布に用意しておきたいのは「チケット代とドリンク代」の合計です。
取り置きをしよう
さあ、探していたらこの日は行ける、行きたいと思うライブが決まったとしましょう。そうなったらまずすべきは「チケットの取り置き」です。
これは、
バンドに「この日のライブに行きたいです!」
というと前売りの料金で「事前に手元にチケットが無くても」入場できるというものです。そのバンドのHPのコンタクトページか、バンドのTwitterを使って、
「自分の名前(ニックネーム可)、行きたいライブ、予約したいチケットの枚数」
を伝えましょう。
友達と事前に合流して一緒に行く、などの場合は自分の名前で2枚予約すると入場がスムーズです。
まだライブハウスにいったことのない友達を誘う場合は、慣れている人が複数枚予約するといいかもしれませんね。そのときは「取り置き」ってこういうもんだよ~ってやんわり教えてあげてくださいね。
各プレイガイド等でもチケットの購入ができる場合が最近は増えているので、その場合はメジャーバンドのライブと同様に予約してください。その場合は、事前の発券を忘れずに行ってくださいね。
あとは全力で楽しむ、そしてドリンク
さて、取り置きができたら当日を待つのみ。お目当てのバンドはもちろん、イベントの最初から行けるようなときは、共演バンドの名前を調べて予習などしていくと、より楽しいライブ体験になること間違いなしです。
そこまでしなくとも、お目当てのバンド以外のライブも見てみると、思わぬ好きな音楽に出会えるかもしれません。
そのイベントに出るバンドは、特に特定のバンドが主催の場合、そのバンドと仲の良いバンドが出演していたりします。好きなバンドの主催イベントは、最初から行くが吉です。
当日は開場時間を調べて、会場まで向かいましょう。多くの場合事前の整列などはないことが多いです。ここはほんとにイベントによりますので、会場スタッフさんの指示に従いましょう。
中に入ったら、受付に向かいましょう。
そこで「目当てのバンド、予約した名前」を伝えます。
そうすると料金を言ってくれると思うので、支払ったら入場です。
入場するときに「イベントのチケット」「ライブハウスのライブスケジュール」、「ライブイベントのフライヤー」、「ドリンクチケット」などがもらえます。特に「ドリンクチケット」について説明します。
これは先程お話した入場時に支払う「ドリンク代」と引き換えにもらえるチケットです。これを「ドリンクカウンター」「バーカウンター」に持っていくと、好きな飲物と交換できます。
ライブハウスによっては「アルコール類を頼むときはチケットプラス100円」など、単にチケットと引き換えではない場合もあるので、わからないことがあったら聞いてみてくださいね。
これは、開演前、開演中、終演後のいつでもドリンクと交換できます。ちょっと疲れたらライブトライブの間で休憩がてら交換して飲むもよし、見終わったあとに一緒に来た友達と感想を話しながらドリンクを交換して飲むも良しです。
入場してからはもう楽しみ尽くしてください。ライブを存分に楽しみましょう。どこで見るもどうやって見るも自由です。
終演後、物販にて
そして、ライブが終わったら是非チェックしておきたいのが、各バンドの物販。終演後にはバンドのメンバーが立っていることが多いです。
お目当てのバンドのグッズやCDをかうときは終演後がおすすめです。メンバーに直接感想を伝えたり、写真を撮ったりできるかもしれません。なんにせよ交流のチャンス。感想を伝えに来てくれるだけでも、バンドマンは嬉しいものです。
だいたいイベントを調べて、実際にライブが終わるまでのややこしいところ、あまり知られていない文化的なところは大方説明できたかなと思います。
でも、ここに書いてあることをぜんぶちゃんとわかっていなきゃ!と肩肘張らず、わからないことがあったらその時時でバンドマンやスタッフさんに聞けばいいですよね、ぜひぜひライブに足を運んでみてください。
僕はライブハウスは、好きな音楽と、なんでもなかった一日を「思い出」にする場所だと思っています。まだライブハウス文化に触れたことのない人が、豊かで楽しい空間に足を運んでもらう一助にこの記事がなれば、こんなにうれしいことはありません。
そして、11・18の底なしの青のレコ発は、そんな「初めてライブハウスに来る」ような人でも是非気軽にきて楽しめる日にしようと思います。Noteよんで来ました!って言ってくれようものならアライ号泣です。
皆さんに豊かなライブハウスライフがあらんことを!
それでは!
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