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「文化祭」から始まる僕とCDについての話~少年少女の夜会に向けて①~

おはようございます。詰替え用シャンプーとカップラーメンのスープの「手で切れます」は信用してません。あらいです。

来る11月18日、僕たち底なしの青は1stアルバム「四季折々」をリリースし、それに合わせて活動一周年&CDリリース記念ライブを行います。「レコ発」というやつです。(詳細はこちら

この一年の総決算になるような最高の日にするのはもちろん、名付けて「少年少女の夜会」ですから、来た人だけが共有できる、素敵な体験にあふれる日になればいいなと思っています。

来るか来ないか迷ったら、来ちゃったほうがいいですよ。そういう日にします。

これからそんな11/18に向けて「レコ発」にまつわるいろんな話をぼちぼち記事にしていこうかなと思います。

きょうはリリース記念のイベントなので「CDと僕」にまつわる話を。

高校生みんなやってるあの曲

まずは意外とこの回で掘り下げ忘れてた初めて買ったCDの話を。

ぼくが初めて自分のお小遣いで買ったのは「Message/MONGOL800」と「バンドBのベスト/BaseBallBear」でした。2枚同時に買いました。

校舎のバンドはもう散々いろんな記事(これとかこれとか)で話してるのでそちらを是非って感じなんですが(ベボベは血液)、モンパチはこれまで話したりしてこなかったのでちょいと説明を。

この初めてCDを買った時期って、実は初めての「バンドでライブ」を控えてる時期だったんですよね。

文化祭にダンスとか歌とか、各々得意なことを披露するようなイベントがあって。

その催しに、当時SOLとかを聞いては感想共有したりしてた「音楽好き」で通ってる友達と、めちゃめちゃええ声でバンド音楽も好きだったボーカリストにお願いしてバンドで出ることになったんです。

今思えばベース不在でギター2本にドラム、というキテレツ編成でした(勝手がわからなくてギターをベースアンプに繋いで通りかかったおっちゃんに注意してもらったりしてしました。懐かしい。)

で、当然なんの曲やろう、となるわけです。ここで白羽の矢が立ったのが、当時というか今でも「初心者のバンドスコア!!」みたいなので絶対書いてある超名曲

だったのです。

練習したいけど、当時の我が家にはちゃんと自分で自由に使えるネット環境もなく、なんとかCDでコピーするために音源を入手せねば、となったわけです。

てなわけで、新井少年はモンパチの1stアルバム「Message」を買うに至ったのでした。

あの日のオリジナルTシャツとその後

ちょっと脱線してこの文化祭バンドの話をもう少しさせてください。このときのバンド名が「花火みてぇな、恋してぇっすわ。」でした。(すごく長いしなんかすごい)(語彙力)

花恋と自分たちで略称をつけて勝手に母親監修のもとでバンド名書かれたTシャツとかつくってライブしました。めっちゃ青春~。

実はそのメンバーの中で高校でも最後まで軽音活動を続けたのは僕だけだったりして、その後は各々ガッツリ他の分野で活躍して行きました。

あとから思い返して、あの花恋の3人が今は各地で手広く活動を広げて・・って展開すごいいいいなとか思ってました。その感じがこれからもずっと続いていくといいな、なんて。

リスペクトできるような友達が周りにいる環境に身を置けたのはとっても大きかったですね~。

「ドラマチック」な文化祭

はい、じゃあ話をCD中心に戻して、今度は初めて「出した」CDの話を。

僕が初めてレコーディングというものをしてCDに入る音源を作ったのが、確か高2の春。

実はこっちも文化祭絡みなんです。軽音に入って活動して、当時一番メインでバリバリやっていたバンド「Party with Party 」(通称パリパリ)で文化祭のテーマソングに応募するための曲を作って録音しました。

うちの学校は、軽音部に所属するバンドがオリジナル曲を応募して、その中から文化祭のテーマソングを決める伝統があって、それにのっかって応募しました。

初めてドラムの周りにマイクを立てて、誰一人自分以外部屋にぽつんと座ってドラムを叩いたことは今でも思い出せるぐらい、強烈な思い出でした。

今でもお世話になってるKさんに、勝手がわからないなりにいろいろ質問しつつ、想定よりも早くテイクが決められて(今思えばこだわりが無かっただけかもしれませんが笑)褒めてもらったのをすごく覚えてます。嬉しかったですね~。

なんだか初めての経験で若干テンションもハイだったし、憧れのアーティストっぽいものに近づいた瞬間だった気がして。忘れられない光景です。

その曲の作詞作曲は、コードをさっき話した花恋のギターに作ってもらって、メロと歌詞を自分で作りました。

最近はめったにやらなくなりましたけど、一応そんなんもできます。底なしの青でやるかは微妙ですが笑

ドラマチック」という曲名だったんですが、テーマとしては、文化祭にかかわるすべての人にスポットライトが当たるような、一瞬でも曲の中に「あ、ここは俺だな」と思える瞬間がある曲に。という感じでした。

あと、当時は今よりガンガン尖っていたので(そんなことないか)、ちょっと普段の学校生活に対する提言みたいなのも入ってて。

普段教室の中にいて感じる漠然とした居心地悪さとか、気持ち悪さも歌っていて、そういうのはぶっ飛ばして文化祭はみんなが主役だぜ、っていうサビに持っていきました。

って歌詞がBメロであるんですけど、「空気」めいたものがとにかく嫌いだったから、

まじで文化祭の二日間は、ほんとそういうのなし!

って強い思いを今読み返して感じます笑。

君も僕もみんな同じだよ、はみんな主役だよって明るいニュアンスでも意味が取れるし、教室で空気を読んで黙って、でも当事者じゃないみたいな顔をして良くないことも見て見ぬふりしてんのは、お前らも俺も一緒だぞ

とも取れるように作りました。そんなんをテーマソングにするなっての。

尖ってるな~。でお、今も別に恥ずかしいとまで思わないから、まだまだ中二病なのかもしれませんね。

「バンド」としてなにか作ること

もう一つ今日お話したいのが、時系列的にはほぼ同時期に準備してた、文化祭の次の日にあった「サガシモノ」というもう一個自分がやってたバンドのライブで、初めて3曲入りのシングルを出した話。

文化祭のは、他の応募曲と一緒にコンピレーションアルバムとして出したので

「バンドの」CDってなるとこっちにが初めてのものになります、

こっちはなんだろう、よりアーティスト活動っぽさが増して、さっき話したようなちょっと上がってたテンションも逆に引けて


みたいな笑、割とまじめなテンションでした。

アーティスト写真とジャケット写真をとって、歌詞カードも作って(ほぼギタボにおまかせ状態だったんですけど)、と1からCDがパッケージングされていくのを体験して、漠然と「CD出すのってやっぱ大変なんやな」と思いました。

レコーディングも2回目とはいえ、まだまだなれなくて。でもこのあたりでやっとKさんにいろいろ聞きつつ、なんとなく自分の出したい音(もっと言えばこの頃はまだ「聞いてもらいたい音」のイメージ)も少し伝えられるようになっていった気がします。

やっぱ、複数曲収録することと、バンドとしてCDを出す、って意識が自分の中にあったからだと思います。

原動力になった日

そしてこのCDのレコ発が、サガシモノの中に一人先輩がいたこともあって、一個上の先輩バンドとの初めてのツーマンライブで。この日がまぁーーー人たくさん来てたんです。人生始めての、「パンパンのライブハウス」でライブをするっていう経験で。

その先輩とは一緒にしばらくやれないっていうのもあるし、こんな多くの人の前で演奏できる嬉しさもあるし、緊張もあるしで、まだライブ経験が乏しかった自分には感情が追いつかないほど濃い体験をさせてもらいました。

バンドでのライブでは多分、まだあれからあの人の多さを体験してないです。それぐらい強烈な体験だったし、

って思いが、仙台に来てもバンドを続けようって思った大きな理由の一つだったりします。

もちろんあの時よりうまくなってはいるんですけど、体験としてあの日を超えたいなっていう。

なので先輩方にはほんとに感謝してます。「レコ発」ってドラマが起きるのをあの日に学んだし、だからこそあの日を、11/18に超えたいと思ってます。

あなたの人生変える日に、大げさじゃなくしたいと思ってるので、ぜひ来てください。待ってます。
そんな感じで今日はこのへんで。ではまた。

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