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私はなぜピルを飲んでいるか。

2017年7月からルナベルULDと言うピルを服用し、2021年の現在はヤーズフレックスと言うピルに変えているものの、ピル服用を欠かすことなく4年の月日が過ぎた。新しいピルの開始服用時は本当にネットで情報をあさり苦労しているので、ここではなぜ私がピルを服用しているかの理由と、服用しているピルのデメリット、メリットを書き記したいと思う。ピル服用に興味がある方のために少しでもお役に立てたら幸いです。

【初潮~ピル服用を決めるまでの著者の生理事情】
初潮が始まってから一度も生理が来なかった事がない非常に規則正しく生理が来るタイプ。周期はぴったり28日周期で来るため手帳要らず。生理期間はきっかり1週間。生理痛は重い2、3日目が多少お腹が痛いが痛み止めを飲もうなんて考えない楽勝レベル。生理の量は2、3日目が多く7日目までに経血が自然に少なくなっていくタイプ。生理前症状は少々食欲や甘い物がやたらと欲しくなる、胸が張るくらいでPMSもなく、特に生理前症状についても悩むこともなかったレベル。
という事で、同性同士でもそうしっかり話し合わない為、自分が結構生理優良タイプだと知らずに生理とつきあってきた。つまり、長年生理にまつわる、生理周期、量、痛み、生理前症状について全く悩まずにやってこられた方です。このまま閉経までいく、いや若くてこの状況だから、閉経近くはもっと楽になっているだろうと楽観視していました。この時は知らなかったのです。まさか年齢を重ねるほど生理トラブルが増える(個人差はあると思います)のだという事に。

そのように長年順調に生理と付き合ってきたが、だいぶ歳を取り2015年頃から
・今まで生理前になかった(ちなみに日常でも全くなかった)生理12日前から前日の間に頭痛がするようになった。3~4日続き、生理が始まると生理の1日目か2日目でなくなる。が、他にも
・頭痛
・生理10日前くらいから食欲が増える
・便秘
・体がだるい
・早寝早起きしても眠気がとれない、日中もすぐ眠くなる
・イライラする
ようになり、かかりつけの産婦人科Aへ。

エコーをした結果、子宮、両卵巣に異常はなし。血液検査は貧血なし。この結果から薬を飲むほどではないと診断される。

らちがあかないので別の産婦人科Bへ。「PMSかもしれないので漢方か薬を出してほしい」と病院にかかる前からネットで仕入れていた知識で、自ら薬が欲しいと訴える。症状から医師はツムラの漢方「加味逍遥散」を勧め、筆者もピルはまだ不安があった事から、まず漢方服用のみで様子を見る事にした。

2017年 
漢方を服用しながら様子を見ていたものの、PMS症状に効いているのかよく分からなかった事、また2017年あたりから、今までかっちり来ていた生理が不順になってきた。生理不順は徐々にひどくなりいつ生理が来るのか全く読めなくなり、会社にいる間ふいに来てあわててトイレに駆け込むなんて事も何度かあり日常生活に支障をきたしてきた為ピルを服用する事を決心。

B産婦人科にて症状を言い、生理不順で困っている事を強くうったえると、ルナベルULDを勧められる。
初めてのピル服用。B産婦人科では、服用の初期の頃は妊娠中のような症状が出ると言われる。確かに初めてピル服用2日目あたりに、吐き気がひどくつわりをしているような気分になった。耐えられるだろうかと不安になったが、吐き気は3日間ほどでなくなった。他の副作用はなかった為B産婦人科には行かずそのままピル服用を続行した。
その結果、ルナベルULDと自分の相性は良かったようで、生理周期は28日か29日でピタッと合うようになった。それは本当にうれしかったが、産まれてから全く頭痛のなかった筆者は休薬期間中に頭痛が起こるようになり、痛み止め(ロキソニン)を時々飲むようになった。B産婦人科医師より、頭痛には漢方が効く事もあるとの事で、加味逍遥散とピルとの併用をすすめられしばらく続けることにする。

2019年
ルナベルULDと加味逍遥散を継続中。生理周期は28日か29日あたりでぴたりと来る。本当にずれる事がなく助かっていた。生理の量は、ピルを服用し始めた頃は服用前と量が変わらなかったが、ピル服用1ヵ月目、2ヶ月目と進むたびに減っていった。
2017年と比べ、2019年時点では生理の量は本当に少なくなっていたためB産婦人科に聞くと、医師は問題ないとの事。生理の量を増やしたければルナベルLDの方だと言われたが、ルナベルULDで日常支障をきたすレベルの副作用はなかった事と、経血量を増やすメリットがわからなかったのでルナベルULD続行を希望。ネットで血栓症の怖さを知り、1年以上服用していた為、B産婦人科で自ら希望を言って血液検査をしてもらう。結果異常なし。

と言うわけで、2019年以降のピル事情については次の記事にて記載させてもらうが、自分がピル服用を決めた理由、服用したピルのメリットデメリットを最後にまとめておく。

ピル服用を決めた最大の理由:生理が不順になった為。
いつ来るか全く読めなくなって会社など自宅以外にいる時はいつもビクビクするようになり、これでは日常生活に支障をきたすと思ったから。肌が弱い為、予防の為毎日ナプキンをつけているとかぶれてしまう為、生理以外はナプキンやおりものシートはつけたくなかった。

ピル服用を決めたもう一つの理由:PMSに漢方が効いているかいまいちわからなかった為、PMS症状に効く事を期待したから。

個人的なルナベルULDの一番大きなメリット:生理周期が整う。ピルを飲んでいる間はまず生理は来ないし※、休薬期間中にきちんと生理が来る。

※ピルには相性がある為注意です。人により、ルナベルULDを飲んでも不正出血があったと言う報告も聞きます。また、飲んで吐くなど副作用がひどい人も聞きます。筆者とルナベルULDはたまたま相性が良かっただけだと思いますので、ルナベルULDを現在服用中でも不正出血が多かったり副作用などデメリットが多い方は病院に相談されピルを変える事も検討された方が良いと思います。

ルナベルULDの個人的に地味なメリット:服薬を継続すると段々経血量が減ってくる為ナプキン使用量が減る。

筆者は経血量は元から普通だった為特にメリットと感じませんでしたが、経血過多だった人にとってはとてもありがたいそうです。

ルナベルULDのデメリット:休薬期間中に頭痛が出る事もある(ひどい頭痛ではなかったが)。PMS症状に効いているかはよく分からない。
PMS症状に効いているかは分かりませんでした。加味逍遥散を併用もしていましたが、落ち込みが大きい時はそうだし、PMS症状が少ない月もあるし、生理周期が完璧に整ったように、必ず毎月PMSも軽くなる、という事はありませんでした。

ルナベルULDの副作用としての他のデメリット:筆者はルナベルULDと相性が良かったようで、他の副作用(吐き気、頻繁な不正出血など)はありませんでした。よく言われるマイナートラブルの不正出血
(休薬期間におこる出血以外の出血)ですが、絶対ないと言う事はないです。ただ、筆者の場合は、6か月に1回あるかないか、またあっても『おりものシートで間に合うほどのごく少量の不正出血が最大4日ほど続く』レベルであった為、筆者にとってはデメリットとは感じませんでした。

と言うわけで、長くなる為一旦ここで切りますが、私にとってピルは生理不順を完璧に整えてくれるお助けアイテムであり、本当に助かっています。ただピルは種類がたくさんあり、個人個人で相性があるようなので絶対にこれをお勧めするとは言いません。副作用もありますし、血栓症のリスクもあるので万人にお勧めしようとも思いませんので誤解のないようお願いいたします。ただ、日常で一般人から発するピルを使用した感想が少ないので、もしピルをどれにしようか迷っている方、ピルの服用を考えている方の参考の一つにしていただければと思います。

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