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台風の中で見た。

土曜日の台風で各地の川が増水、氾濫しました。

土曜日の15時頃、ニュースでも繰り返し流れていた多摩川近くで仕事をしており、間近で様子を見ていました。

既に増水により川幅が広がっており、この後台風の本番が来ると思うと、本当に氾濫するのではないかと感じました。

二子玉川駅前に人や車は殆どおらず、報道の車が路上で駐車しているくらいでした。ビル風もあり、かなりの突風が吹いてました。ちなみにこの時間帯、その他の場所では、そこまで突風に感じませんでした。

急いで事務所へ戻り、多摩川付近に住むお客様の安否確認と避難の呼び掛けを事務所待機中のスタッフにお願いし、自身は帰宅。

私は多摩川付近に住む従業員、友人に連絡し、状況と避難の促しを行いました。

これから夜になり、暴風雨になれば避難も厳しくなる。万が一氾濫した場合は命の危険性があるし、自分の目で見た感じだと、かなり氾濫の危険性がある。

しかし、そこまで危機感を感じている人はいませんでした。10人くらい連絡しましたが本当にゼロでした。

スマホにも緊急速報が何度も流れていましたが、皆言うことは大体「本当に危なくなったら避難する。」でした。

その時のLINEのやり取りの一部

※反乱=氾濫の間違いです。

この後、このスタッフは家族で会社の事務所へ避難してくれました。

後程、事務所スタッフから聞いた話だと、お客様も似たような反応だったそうですが、大きく違うのは高齢の為、移動が困難だった事です。

逃げたくても逃げれないから諦める。

お客様以外にも、地域にお住まいの高齢者の方や身体の不自由な方は沢山います。

危機が迫っているが打てる手がない。

どうすればいいか解らない。

本当に危機を感じていてもどうしようもなく、諦めるしかなかった方が多かったと思います。

私が考えたのは各近隣施設に連絡し、送迎車で身体が不自由な方を高台の避難所へ移動させる。くらいでした。

ただ台風の為、殆ど施設はお休みですし、身体が不自由な方が何処に住んでいるのかもわからず闇雲に探す事など不可能です。

そうこうしてるうちに夜になり、本格的な暴風雨になりました。事務所スタッフからの役職共有LINEに連絡が入りました。

お客様からのSOS。スタッフがすぐに救急に連絡。救助に向かってもらえました。この後、無事救助され、翌日の朝無事帰宅されています。

救助要請を消防に連絡する。

自身は冷静に考え、対策を考えていたつもりでしたが、消防に連絡することは思いつきませんでした。よく考えればわかる事ですし、切迫する前に対策が打てた可能性がありました。

冷静に考えていたつもりになっていただけだと思い知らされました。

命の危機が迫った時に冷静な判断をするのが難しいということを思い知りました。また、人は自分達は大丈夫だろうと思ってしまうものだということを改めて思い知りました。

幸い私を含め、お客様やスタッフ、友人、家族は全員無事でした。

今回の事を大切な教訓にしていきたいと思います。

また各地で台風により被災されている方々の無事を願います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

アラフォーの挑戦や転職って勇気いりますよね~ 今更感強いです。でも、動かなければ大きく変われない。 だから発信していきます!