日本語の形態【気になった日本語】
こんにちは、あらたんごです。
今日は、日本語と諸外国の言語形態についてお話します。
(勉強したことをアウトプットします、笑)
1.言語の特徴
言語を形態的類型(語形変化の特徴)に分類した場合、語形変化が規則的な膠着語タイプ、語形変化が変則的な屈折語タイプ、語形変化のない孤立語タイプなどがあります。
〇膠着語タイプ
実質的な意味を持つ語の語幹に接辞がつき、その切れ目がはっきりしている。
・例:英語「play→played」
・特徴を持つ言語:日本語、韓国語、モンゴル語など
〇屈折語タイプ
語そのものが変化することによって示され、その境界がはっきりしていない。
・例:英語「go→went」
・特徴を持つ言語:英語、ラテン語、古代ギリシャ語など
〇孤立語タイプ
名詞や動詞に限らず、語形変化を持たないタイプ
・例:英語「put→put」
・特徴を持つ言語:中国語、英語、ベトナム語、タイ語など
2.タイプごとの代名詞の変化(主格→目的格)
膠着語タイプ
(日本語)私が・彼女が→私を・彼女を
屈折語タイプ
(英語)I・he・she → me・him・her
孤立語タイプ
(中国語)我・他→我・他 *私・あなた
3.タイプごとの形容詞の変化(現在→過去)
膠着語タイプ
(日本語)大きい→大きかった
便利だ→便利だった
孤立語タイプ
(英語)big → big
convenient → convenient
孤立語タイプ
(中国語)大→大 *大きい
方便→方便 *便利
3.タイプごとの動詞の変化(現在→過去)
膠着語タイプ
(日本語)買う→買った
泳ぐ→泳いだ
膠着語タイプ
(英語)play → played
屈折語タイプ
(英語)go → went
eat → ate
buy → bought
孤立語タイプ
(中国語)去→去 *行く
吃→吃 *食べる
4.まとめ
膠着語タイプの言語は、どれにも規則性があり、共通して接続する語があることがわかる。日本語の活用は難しいと言われがちだが、規則性さえわかれば易しいと思われる。
屈折語タイプの言語は、共通性や規則性がない。現在形と過去形の語が違うので覚えるのが大変。
孤立語タイプの言語は、語形変化がそもそもない。現在・過去・未来のアスペクトをあらわす場合はほかの語をつけ足してあらわす言語(中国語など)があるようだ。孤立語タイプを母語とする方は、語幹が変化する言語を学習するのは大変そう。
英語は、3つのタイプすべてに属していることが分かる。語形変化がはっきりとある日本語話者の私にとって学習困難な言語だ(笑)。もっと勉強しないと。。。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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