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ロシアからの日記。 第1話。なぜ私のロシア人の知り合いはプーチンの戦争を支持しています

こんにちは!

前の記事に書いた通り、今日は、戦争を開始して、恐ろしい変貌の途中であるロシアからの日記を書き始めます。私はロシアに住んでいるカザフ人です。このブログを作った前提と理由を自己紹介の記事に説明しました。簡潔にしたら、この日記の主な目標は、私の目の前に起こっている画期的な変化は私や私の回りの社会の一部にどんな影響を与えるかを記録して、纏めて、そして分析することです。つまり一般人として色々な歴史的な証拠に自分の証拠を加えることです。日本語で書く理由は、私は数年間、日本語を自習してきたが、今の状況で得た知識を生かせる機械がなくて、ブログを通じてちょっとだけでも自分の日本語を活用したいことです。

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実は多くの人のように、2月24日の前に私はロシアとウクライナの戦争の可能性に全く信じませんでした。ロシアはただ欧米とウクライナを脅かして、何かのメリットを得たがっているだけ、と思いました。ロシアの国民は、どんな政治観を持っても、そんな無茶なアイデアを支持しないだろう、と信じていました。他の世界もそんな行動を黙って許すわけがなくて、ロシアの経済的状態は2014年から今までどんどん悪くなってきて、戦争が起こった場合、国は更に大きい危機に陥ることは明らかでした。戦争はデメリットばかりをもたらすはずで、エリートはそんなシナリオをなんとか防ぐだろうと希望しました。その上、ロシアの政府は一年間ぐらい、世界や自分の民を「ロシアは戦争を絶対開始しない、その噂の全部は敵の嘘だ」、と言う風に何回も説得しました。そもそも、私はロシアの政府は信頼に足ると思いませんでした (特にプーチンは長年、今の任期の後、大統領選挙に参加するつもりはないと言ったのに、2020年その権利を作るために憲法の改正を行いましたから)。でもこの場合、政府の言葉に信じ込みました。ですから、2月24日ニュースを読んで、信じられませんでした。

その瞬間感じたショック、怒りと他の様々な感情が少し収まった後、冷静に考えてみました。「この無謀で、理不尽で、犯罪的な行動はロシアの国民から賛成や認めを得るわけがない。どんなにプーチンを支持していても、それはクリミアの併合みたいなものじゃなく、いわゆる《兄弟の国》へ本当の侵攻だ。政府は何の口実を使っても、その恐ろしい実際は国民の公憤や抗議を起こすはずだ。ウクライナ人に同情しない人も、戦争そのものと戦争に伴いべく経済制裁はロシアに大きい経済危機をもたらすのを分からないはずがない。ロシアの国民のほとんどは戦争に反対のはずで、すぐその意見を表明する」と信じました。

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私は育児休暇中です。住む場所はモスクワの郊外の静かな地域です。だから最初、ロシア人の戦争に対しての反応を主にインターネットで見ました。戦争が始まったすぐ後、多くの著名人、組織や専門的集団は「戦争を止めて!」と叫び声を上げました。ロシアの色々な地方にロシアの侵攻に対する反戦抗議が行われました。戦争の初期は、反戦の叫びはよく聞こえたが、それに引き換えて、戦争を支持する著名人や一般人の声があまり大きくなかったです。プーチン以外の政府やエリートの人達も呆然とするように見えました。

でも抗議行動に参加した、又は戦争について公式情報と異なる情報を普及させた人に対しての行政法的や刑法的責任がとても重くなって、公の反戦活動がめっきり弱りました。近年、市民社会へ対して行われた圧迫はどんどん強くなってきたから、その結果は想定内でした。想定外なのは、反戦の声が圧迫されて、主戦論者やプーチンの行動の必要性を認めて、それを弁護する人達の声は大きくなったことです。その人の中に政治家、悪徳有名人やプロパガンダに働く人だけじゃなくて、大勢の一般人も沢山います。

最初、私はその事実を認めたくなかったです。でも私の親戚、友達や尊敬して、長い間知っている人達の中にもプーチン側にいて、ウクライナへ侵攻するしかやり方が残されていなかったと思っている人がいて、これ以上その事実から目を逸らすわけにはいきませんでした。その人達の各々は人情を持つ、基本的にいい人です (でなければ、私にとって大切な者達じゃありませんでした)。それに加えて、高等教育を持つ人です。だからその人達の意見を聞いて、本当にびっくりしました。その人達が使った理屈と論を私が知らない誰かから聞いたら、「なるほど、それはプロパガンダによってゾンビ化された者だ」と決め付けてしまうかもしれません。でもその場合、それはできませんでした。だからその人達の意見を聞いて、自分の意見を伝えて、彼方の論理を分かってみるしかありませんでした。

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AさんとBさんは60歳以上の人で、ソ連の頃を懐かしそうに思っています。二人は丸でソ連の理想の人間みたいに、学識が高くて、真面目で、質素で、愛国心が強くて、徳の高い人です。他の一方では、AさんとBさんは情報をテレビ、質が低い新聞や他のプロバイダの情報源だけから得て、大統領を一概に信頼して、支持しています。ロシア正教の信徒で、伝統的や保守的な価値観を持つ人であることはその支持の程度を更に高めています。だから二人はプーチンに正当な理由があればこそ、この戦争を開始したと信じています。でもその信念は揺るぎなく見えません 。いくら二人は政府の有り触れた言い訳を繰り返しても、目付きやイントネーションに不安がはっきりと読められます。なぜかと言うと、AさんとBさんは、今ウクライナに行われているのは何の《特別軍事作戦》じゃなく、正の戦争だ、と分かっています。無論、酷い目に遭っているウクライナの民を不憫がっています。でもその状態の責任者はウクライナの政府や欧米だと思っています。

Aさんは自信強く言っているのは「Своих не бросаем/スヴォイーフ•ネ•ブロサーエム ([私達] 同胞を見捨てません] 」と言う、政府によってよく使われているスローガンです。Aさんはそのスローガンに「仮令どんなに間違っていても、母国と母国の軍隊を見捨てるわけにはいかない。母国の未来は暗くなっても、その未来を母国と一緒に迎えるべきだ」と言う意味を込めています。そして「戦争を開始するかどうかは、あなた次第で決まった場合、どの判断をしましたか?」と言う質問にAさんは「今ある情報だけから判断すれば、戦争を開始しなかったと思うが、もし私達が今知らない情報があったら、その内容の次第で開始するにしたかもしれない」と答えました。


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Cさんもそのように答えました。AさんとBさんと同じく、Cさんも全部は欧米のせいだと思っています。「欧米は長い間ウクライナの政治に介入した」、「米国は人工的にウクライナをロシアに対して対敵の立場に立たせた」、「ウクライナの政府は不法な方法で権力を得た犯罪者だ」、「ウクライナにロシア語圏の代表達は、又ロシア語そのものは圧迫されている」、「ウクライナとウクライナ語は人工的に作られた」、「ウクライナやベラルーシはロシアの弟達だ」と言うロシアのプロパガンダがよく使う理屈をCさんも様々な形で付けました。

Aさんも、Bさんもそう思っています。でも二人はロシアの未来に対して不安を抱いているのに引き換えて、Cさんはこの戦争がロシアの勝利で終わって、その後ロシア人にとって明るい未来が来ると信じ込んでいるようです。私の「この戦争はロシア人とウクライナ人の絆を完全に切った」と言う意見に対してCさんは「時間が経って、その絆は直る。例えば、合衆国は第二次世界大戦に日本に原子爆弾を投下したが、今の日本は合衆国の側近の味方であって、合衆国は日本に大きい影響をあ与えている」と反論しました。

ところで、Cさんは3○歳の方で、AさんとBさんと違って、保守的考えの持ち主じゃなくて、自由主義の色々なアイデアを支持しています。例えば、プーチンを基本的に支持していますが、近年ロシア正教会の地位が上がって、権力は広めたこと、又ロシアに行われているLGBTへの圧迫の強化は国にとって悪いと思って、2018年ロシア大統領選挙にプーチンに反対投票して、2020年ロシア憲法改正に反対投票しました。でも戦争の場合、Cさんの帝国主義的考えはCさんの自由主義的考えを圧しました。

ウクライナ人の苦しみについて聞いたら、それは本当に悲しいけど、仕方のないことだと言われました。「戦争は戦争だ。人類の歴史は戦争だらけだ。NATOの国々も色々な戦争に参加して、大勢の人達の命を破壊した。でもその時、他の世界は黙っていて、今ロシアに見せる反応をNATOに見せなかった。それは不公平で、偽善の表れだ」、とCさんは言いました。

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Dさんも欧米の政府、住民や企業がロシアに対して取った態度は不公平で偽善だと思っています。話の最初、私の「あなたはこの戦争を支持するのか?」と言う質問にDさんは「いいえ、支持しない」と答えました。そこで私は一安心しましたが、話の続きにDさんは思いがけないことを言いました。「プーチン以外はロシアを守れる者はいない」、と。私は本当にびっくりしました。

DさんはCさんみたいに3○歳の方で、進歩的考えの人で、2020年ロシア憲法改正に反対投票しました。それに戦争の前に別にプーチンを支持しませんでした。だからロシアを歴史の行き止まりに追い込んだ者をDさんは国を守る人として 見ているのは私にとって不思議に見えました。詳しく聞いたら、Dさんは欧米の諸国とその味方は今ロシアに対してアグレッシブな政治を行って、そのせいで世界中のロシア人は前代未聞のヘイトに遭っている、と言いました (Dさんはそのヘイトについてインターネットからだけじゃなくて、ヨーロッパに住んでいる友達からも聞きました)。その対敵の国々は連携して、反戦の活動にかこつけて、ロシアを滅ぼそうとしたら、それに立ち向かえるのはプーチン一人だけだ、とDさんは考えています。そしてDさんは前の相手が使った論や理屈に賛成しました (NATOの介入、ウクライナの政府の不法性、ウクライナに行われているロシア語圏の代表達への圧迫のことについて)。

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Eさんも3○歳の方で、進歩的考えの人です。Eさんはウクライナ人に降りかかかった災難は絶対に正しいものじゃないと言うことが分かっています。Cさんに引き換えて、ロシアの明るい未来に信じていなくて、ロシアの経済は今からイランのシナリオに沿うと推測しています。でも戦争を開始する判断は正しかったかどうかは、情報が足りないから分からない、と言って、良し悪しに関わらず、ロシアは、この戦争を開始してしまったら、勝利や交渉で使える強い立場を達するまで戦争を続けるべきだ、とEさんは思っています。「でないと、ロシアは更に大きい危機に陥って、崩壊するかもしれない」、と言いました。Eさんはできれば、国から移住したが、今は私と同じく個人的な理由でそうするのができません。

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Fさんは2○歳の方です。2月25日「戦争についてどう思うのか?」と聞いたら、Fさんは「Украина доигралась!/ウクライナ•ドイグラーラス」と答えました。「Доигралась/ドイグラーラス」と言う言葉の翻訳は「遊び過ぎた」ですが、この文脈で表す意味は「自分の無用心で勝手な行動のせいで、酷い目に遭った」です。その答えを聞いたら、私は「はあ、あなたは戦争を支持するか?」、と質問しました。Fさんは「いいえ」、と答えても、戦争の責任はウクライナにもあると主張しました。Fさんによると、ウクライナは長年、反露主義的な政治を行って、この戦争を自ら招きました。Fさんの意見は主にCさんの意見に似ています。異なる点は、EさんはDさんみたいに、この戦争はロシアにとっていい変化を起こすわけがない、と思っているところです。Fさんは「戦争が終わって、ウクライナは回復して、欧州連合に入って、全ては大丈夫になるに違いない。でもロシアは底に落ちるだろう。それは僕にとって悔しい」、と言いました。(私にとっても悔しいです。私の母国じゃなくても、親戚と大切な友達の母国で、いい人が沢山住んでいる国で、綺麗な自然、興味深い市や町、面白い古代や近代文化の国ですから。でもそれは今日の記事のテーマじゃありません)。

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AさんからFさんまでと直接に話しました。その人達のみんなは、ブチャの件みたいなロシア軍隊の犯罪の証に信じたくなさそうが、ロシアが開始した戦争のせいで、今ウクライナの文民が苦しんでいると言う事実が分かって、ウクライナ人を不憫がっています。でも同時にプーチンをとにかく支持していて、責任は欧米やウクライナにもあると主張しています。いくら話しても、何の理屈を付けても、彼方の意見を変えられませんでした。

上記の通り、話し合った人の中に親戚、友達と尊敬する者がいます。だからその話の一連は私を暗い気持ちにさせました。時々話し相手にがっかりしたこともありました。でも、もし私はロシア人であれば、又はロシアは私の母国であれば、彼方の気持ちを分かったかもしれないと時々思っています。反面、ロシア人やロシアの住民の多く、どんなに母国を愛していても、いいえ、愛すればこそ、反戦の意見を言って、反戦の活動に参加しています。少なくとも、個人的話で「戦争に反対だ」、と言っています。

なぜいい人、学識と常識のある人、近代的の考えの人はプーチンを支持していて、戦争を正当化しているのか? その質問は私にとって肝心な質問の一つになりました。それは防衛機制とかの表れですか、異常事態に取られる異常態度ですか、プロバガンだの強い影響ですか? 答えを今も探しています。そして時間の流れに彼方の意見は変わるかどうかを観察するつもりです。

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勿論、戦争について話した者の中に反戦の立場を取った人達もいます。それについて将来の記事で述べようと思います。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます!


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