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【就活ストーリー】私が大切にした企業探しの軸

2022年4月に、新卒のデザイナー志望で入社しました黒部です。
美術大学に通っていた私の就活の経緯を簡単にご紹介させていただきます。

正直なところ、行き当たりばったりで全然計画性のない就活だったのですが、こんな人もいるんだな...という気持ちで読んでいただければと思います。

学生時代何をしていたか

私は美術大学に通っており、視覚伝達デザイン学科に所属していました。専攻などはなかったため、エディトリアルデザインや情報デザイン、ソーシャルデザイン、デザインリサーチなどを浅く広く学んでいました。使えるソフトはIllustratorが主で、AfterEffect、InDesign、PhotoShopをほんのちょっと触ったことがある...くらいでした。Webの知識も全くなく、昔授業で聞いたかもレベルです。

美術大学は卒業論文の代わりに卒業制作を作ります。周りの友人はきちんと就活と制作を両立させていましたが、私は自分の制作に熱中しすぎて、就活で一番大事な4年の時期は卒業制作に投げ打っていました。3年の後半から就活する人が多かったですが、それでも一般大と比べると美大は就活開始時期が遅い気がします。

そんな私が就活を始めた時期は4年の9月です。(遅すぎて締め切っている企業が多かったので真似しない方がいいと思います。)それまではなんとなく院に進む気でいました。
ですが、4年の夏ごろにデザインリサーチや、人と関わりながら制作することの楽しさに目覚め、社会経験を積みながら実践的にデザインを学びたいと思い、就活に切り替えました。

就活を始めてからの流れ

・9月から10月の1ヶ月でポートフォリオを制作
・行きたい企業の方向性を探す
・企業を絞る
・応募する
就活の流れはこんな感じでした。
ポートフォリオ制作と企業探しの軸について詳しく説明します。

ポートフォリオの制作

ポートフォリオは学校のポートフォリオ展示と過去作品(キャリアセンターにありました)、ネットではポートフォリオ百科やpintarestを漁って参考にしていました。時間がなかったので制作の過程を丁寧に見せるというより、作品を綺麗に見せることに注力して作りました。
もし作品のビジュアルに自信がなくても、どういうプロセスを踏んで作品を作っているか、その人の考え方や行動力がわかるポートフォリオを好む企業も多いと思うので、丁寧に作り込めば問題ないと思います。
私は1~3年生で制作した作品はほとんど見せられるようなものじゃなかったので、ほぼ3年後期~4年生になってからの作品で作りました。ぎりぎりすぎて後悔するので2年生ごろから自信のあるものを一つでも作っておいた方がいいと思います...。

行きたい企業の方向性を探す

広告代理店やデザイン事務所も一応探していましたが、自分は制作のほかにデザインリサーチなどにも興味があったので、実際に応募したのはwebデザインの企業に絞りました。以下が、私が企業を選ぶときに重要視したポイントです。

  1. 自社で提案から制作までしていること

  2. 表面のデザインだけでなくリサーチまでしっかりやっていること

  3. 制作事例が好きかどうか

  4. 会社の雰囲気

自分が働いている姿をイメージしやすい、または自分が働きたいと思える会社であるかどうかを一番意識していたと思います。かなり具体的なイメージがあったので、受けた企業は3社くらいです。

アクアリングは「はたらくビビビット」(美大生向けの就活サイト)で偶然見かけ、自分の中の理想像に近い印象をうけたので「話したい」(サイト内の気軽に面談できる機能)をリクエストしました。
採用担当の方と面談をし、詳しく企業情報や経営理念を教えてもらい、さらに好感を覚えた記憶があります。

自身の感覚と合っていると感じた具体的な点
・広告代理店を通さず、企業から直接受注しているところ
・サイト制作以外にもアートディレクションのような面白みのある企画をやっていたところ
・挑戦的で、個人の成長を意識した組織づくりをしているところ

上記は入社してからもアクアリングの良いところだと思っています。
そのあと面談を2回行い、ありがたいことに内定をいただきました。

面談では「自分がどういう経緯で入社したいと思うようになったのか」を中心に、そのとき注力していた卒業制作とからめて、「表面的な表現だけで終わらせずにその裏側まで考えられる現場で働きたい」と思うようになった経緯や、利益だけの追求ではなくお互いに成長を感じられる企画に携わりたいと感じていることをお話ししました。

当時は関東で実家暮らしをしていたので、東海地方に引っ越さねばならないことがかなりネックでしたが、これも経験だと思いアクアリングへ入社を決意しました。

入社してから

入社前より、入社後の方がアクアリングに魅力を感じていると思います。
◎研修がしっかりしていたこと
◎組織の風通しが良く、質問しやすい環境であること
◎自分が挑戦したいことをいいやすい環境であること
これらがとても大きく、働きやすい環境だなと感じています。

新入社員研修は2ヶ月間行われ、web関連の基礎的な言葉やツールなどを教わりました。
振り返りの時間が多く、研修で学んだことを自分の中で整理する時間をいただけるのがよかったです。他の企業の研修を知らないですが、個人的には丁寧な研修だなと感じました。

特に印象に残っているのは、最後の1週間で行われたグループワークです。

実際に社内で進めている案件を題材に、新卒のみでアイデア出しからデザイン・提案までおこなうという内容でした。
先輩からのアドバイスはあるものの、自分たちのみで考えなければならなかったので正直とても苦労しました。ですが、この研修をせずに実務に入るのとしてから実務に入るのでは全く違う働き方になるのではないかなと思います。

研修を通じて学んだポイント
・実際の案件がどう動いていくか実務に入る前に学べたこと
・すべてのプロセスを経験できることは入社してからも早々ない
・各過程で第一線で働いている方のアドバイスをいただけたこと

グループワークの手順や時間配分はしっかり決められていたので、何をしなければならないかを明確にわかっているのもよかったです。自分達で考える部分と研修の中の学習すべきことの分け方が理解しやすく、「お金をいただいてこんな経験ができるなんてラッキーだな」と思いながら研修を受けていました。
1週間で企画のアウトプットまで制作しなければならないので大変でしたが、実務に入る前に経験できて良かったと思います。

実務に入ってから

実務に入ってもOJT担当の方に丁寧に仕事を教えていただいています。日々の細かい業務も増え、デザインスキルだけでなくビジネス面でも注意しなければならないですが、すべて含めて成長できるところが良いと思います。

入社前と後で大きなギャップは特にありませんが、強いていうなら「企業がどんどん発展していっていること」は意外でした。入社して間もないですが、働き方や体制などの変化をすでに感じています。企業として理想を追い求める姿勢を感じられて、私は好きです!

拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。


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