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2023年新卒メンバーの成長を振りかえる。【入社~研修編】

こんにちは!新卒入社2年目のデザイナー・山田です。

2023年4月、アクアリングに4名の新卒メンバーがジョインしました。
入社から研修まで、彼らがアクアリングの仲間となる成長のプロセスを、今年は迎え入れる側として私からお伝えしたいと思います。


【入社式】新たな仲間を迎える「ハレの日」のお祝い

2023年4月3日、アクアリングでは新卒4名を迎えて入社式を開催。
当日は入社2年目の同期といっしょに、私も司会を担当しました。

今年の入社式のコンセプトは「ハレの日」。
入社式は、社会人初日となる新卒4人にとっても、迎え入れる私たちにとっても、期待に満ちた”特別な日”です。そんな1日が少しでも晴れやかな思い出となるような企画を準備しました!

門出となる特別な日をお祝い

「ハレの日」にふさわしく、ハッピでお祝い。

まずは、記念品と花束を贈るとともに、私たちからあらためて歓迎の想いを伝えました。社会人のスタートを切る4人のお祝いとして今回準備したのは、愛知の銘菓「きよめ餅総本家」の紅白きよめ餅

アクアリングのロゴマークをあしらった、スペシャルな水引きを。

お餅はお祝い事やお祭りなど、さまざまなシーンで用いられてきた縁起物。新生活のスタートや新しい出会いの場といった「ハレの日」のお祝いに贈る習慣になぞらえ、みんなでお餅を食べてお祝いです。

新卒の皆さんにとっては、入社式は社会人スタートの記念すべき日。いわばお誕生日です! 1歳の誕生日を祝う伝統行事「一升餅」には、「一升」と「一生」がかかっていて「一生健やかに過ごせるように」「一生食べ物に困らないように」という願いが込められているそうです。

「選び取り」でお互いを知る

それぞれの個性が光る回答に、会場は大盛り上がり!

赤ちゃんが選んだカードを見て将来を占う「選び取り」をオマージュした質問コーナーでは、4人の個性が見えるとても楽しい時間となりました!

ハレの日の締めくくりは、新卒メンバーから先輩一人一人にお餅を手渡ししました。

入社式は大切な節目。オフライン・オンライン問わずたくさんのスタッフが集まり、みんなで「ハレの日」としてお祝いすることで、前向きな気持ちで新しいチームを作り上げる準備ができました。


そして入社式を終えると、いよいよ研修がスタートします。
アクアリングの研修は毎年ブラッシュアップしているため、昨年私たちが受けた研修とは少し異なります。今年は毎年4月~5月の約2か月にかけて、以下の2つのステップで学んでいきました。

①ビジネスやIT基礎スキルの習得、会社理解の促進
②実務に向けた、より実践的な研修

【研修①】ビジネスやIT基礎スキルの習得、会社理解の促進

社会人として活躍するために、前半1か月は必要な基礎スキルを身に着けます。この期間は中京テレビグループの合同研修の日もあり、 アクアリングとはまた違った雰囲気のテレビ局内は新鮮だったりします。

  • 社会人としての意識改革

  • ビジネスマナーや基礎スキルの習得

  • 企業ルールや組織・職域やワークフローの理解促進

  • キャリアについて考える

  • コミュニケーション促進

研修を振り返ったワークショップでは、期待と緊張の両方の気持ちを話してくれました。

企業理念やビジョンをいっしょに考える。
まずは会社や事業の理解を深めることから始まります。自分が働く会社の方向性を知り、その目標に向かってチーム一体となって行動できるよう、代表の茂森といっしょに会社の価値観、アクアリングの変遷を交えて理解を深めました。

業界理解や職域・ワークフローを理解する。
具体的にどのように仕事が進み、どのようなスキルが必要で、なにを求められるのか。自分が担当する業務内容や役割を理解することが必要となります。職種問わず、アクアリングがクライアントから何を期待されて、どういった価値を提供すべきなのか、業務の全体像を理解していきます。

ビジネスマナーや基礎スキルを習得する。「知識」「技術」「意識」
クライアントワークにおいてコミュニケーションは非常に大切。まずは正しい「知識(マナー・型)」を知り、相手に正しく情報を伝え、状況に応じて使い分けられる「技術」を身に着ける。そして、自分の想いを一方的に伝えるのでなく「意識(相手の状況に配慮して、気持ちを込める)」をプラスする。チャットでのコミュニケーションが主流とはなっていますが、ロールプレイングを通して、シミュレーションを繰り返します。

リレーションワーク「新卒メンバーの価値観を知ってもらう」
会社や組織を理解するだけではなく、自分たちのことを先輩たちに知ってもらうことも大切。研修の前半戦を締めくくるグループワーク『新卒発表会』では、学生時代の活動をプレゼンしてもらいました。新卒メンバーでイベントの設計から当日の運営まで行います。

学生時代の取り組みを全社に向け発表します。

卒業制作を発表するメンバーや個人でアプリ運営をしてみた経験、部活動での成長プロセスを伝えるメンバーなど、学部にとらわれない多様な発表が魅力的でした!

新卒メンバーの価値観に触れられる機会に、みんな興味深々。多くの質問が飛び交いました。

それぞれ発表の仕方も、アピールポイントも違いましたが、人柄や、好きなものへの熱意が伝わってきました。私も、話してみたい、一緒に仕事をしてみたいとわくわくしたのを覚えています。

【研修②】実務に向けて、より実践的な研修

アクアリングは、企画・戦略といった上流工程からWebをはじめとするプロダクトの開発を担っており、サイト構築後も作って終わりでなくクライアントに伴走しています。
後半の研修では、プログラミング・デザインのツールの使い方やスキルの習得だけでなく、デザイナーも、エンジニアも、職域に限定せず領域を超えて俯瞰的に業務を捉えられるように、Web構築の全体像を広く学んでいきます。

  • 「何を作るのか」を明確にするための「ヒアリングやコンテンツ企画」

  • ユーザビリティを考慮したサイト設計、WBSやスケジュールの立て方

  • 企画~公開~アクセス解析など「どう作るのか」のプロセス など

ヒアリングからアクセス解析まで、制作のプロセスを幅広く学びます。

また、今年はできるだけ多くのメンバーを講師に迎えることで、お互いの顔を覚え、交流を深めることもできました。(実際に数えてみたら40名近く、社員の約半数の参加!)

学びを活かす。サイト制作に、イチから取り組む。
学びの集大成として、実際に1つのWebサイトを新卒メンバー全員で制作するグループワークを通して、研修を締めくくります。お題は「自分たちのことを先輩に知ってもらうための、自己紹介サイト」です。

実務をイメージしながら、どんなサイトならユーザー(先輩)に満足してもらえるか、研修で学んだ制作プロセスに沿って、サイトの方向性を固めるところから自分たちで取り組みます。

以下プロセスの一例です。

  • ユーザーリサーチとして、先輩にインタビューを実施

  • インタビューからユーザー(先輩)のニーズを整理。アイディア出し

  • コンテンツ内容の企画

  • コンセプトの決定・ムードボードの制作

  • 実際のデザイン・コーディング

  • テスト・検証

制作に使ったmiroは、アイディアや議論でびっしり!

成長をつたえるプレゼンテーション
最後には、役員や先輩社員に制作したサイトをプレゼンテーション。フィードバックをもらいます。

役員や先輩スタッフへのプレゼンテーションの様子。緊張しながらも、堂々としていました。
先輩たちのフィードバックにも熱が入ります。
制作したサイトは、デザインやインタラクションもページごとに異なり、それぞれの個性が反映さえて非常にユニークな仕上がりに。

私も、今回は聴く側としてプレゼンに参加しました。緊張している様子でしたが、ページに込めた思いや、ターゲット設定の背景など堂々と説明していました。また制作物も、単なる自己紹介にとどまらず、「先輩社員と相談しやすい関係をつくる」という目的に合わせ工夫が込められた、素敵なサイトでした!

研修を通じての成長と変化

研修を通じての気持ちの変化の一部を紹介します。

  • 学生時代の時よりもなるべく自分の意見や根拠を細かく言語化しようという意識の変化がありました。「こっちの方がいいと思う」という感覚で選択をしていましたが、後日矛盾が出たり、説得力に欠けてしまうなと感じたため、発言する前に整理してから話すよう意識しました。

  • チームで仕事をすることで、貢献しようと張り切るためモチベーションが維持できるし、自分の貢献を実感できた時に充実感や幸福感に満たされると思いました。

  • 希望する職種の違う4人と研修を受ける中で、情報伝達の難しさを感じました。ただ、それぞれ参考にするサイトが違っていたりと、異なる視点からアイデアを出し合うことで、自分だけでは到達できない知見を知ることができることに大きな価値を感じました。

  • 集大成として、2週間という期間の中、作り込んだ一つのサイトという物量を制作できたことが自信になりました。

これ以外にも「前半の各カリキュラムで学んだことが、最後のWeb構築で怒涛の伏線となった。点だったものが1つの線でつながっていくのが手に取って分かり、楽しかった」という声が印象的でした。

先輩講師からのアツいメッセージ。こういう言葉、ほんと嬉しいですね!

まとめ

盛りだくさんな内容で少し大変だったかもしれませんが、毎日成長している新卒のみなさんを間近に見ることで、2年目として気持ちが引き締まりました。
私自身、アクアリングに入社してあっという間の1年で、まだまだひとりだちには不安もありますが、それでも、確実にできることもやりたいことも増えたと感じています。
発表やワークショップから垣間見えたそれぞれの経験やこだわりを、これから一緒に働く中でより深く知っていけたら嬉しいです。
あらためて、今回入社してくれた4名のみなさん、入社おめでとうございます!

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