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音楽のこと

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私の大いなる一部。私を形成するもの。栄養。
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The girls make me happy

The girls make me happy

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

A:Jさん、この2ヶ月くらいハマりものを探した日々は無駄じゃなかったかもしれません。
J :なに⁈ この前は「自分が何をやっているかわからなくなった」って嘆いてたのに…?
A:…ですね。ここにきて「これは来た!」っていう手応えを感じています。
J :なんだ

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微熱に浮かされた日々

微熱に浮かされた日々

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

J :随分久しぶりな気がするけど、どうしてたの?
A:鼻血出してました、比喩的に(笑)。
J :えっ? 何それ…(笑)…色ボケしてたってこと?
A:ちがいますよ、何言ってるんですか(笑)。アレです、新たにハマれるものを探しているうちに、途方もない所に迷い込

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チョコはあげてももらってもいませんでした

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

J:Aちゃん2月はどうだった? 予言通り失速してたの? 
A:う〜ん……それが思ったほどでもなかったんですよね。割とこう…1月と変わらず過ごせたというか。
J:ふぅ〜ん、よかったじゃん。
A:ただ、バレンタインの後遺症(笑)というか、頭に血が巡りすぎている

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あてのない怒濤

あてのない怒濤

 この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

A:Jさん、新年早々いろいろ詰め込みすぎて、気づけばもう1月が終わってしまったんですけど…。
J:そんなにイベント盛りだくさんだったの?
A:う〜んイベント…というか、やらなきゃいけないこととやりたいことが一気に押し寄せてきた感じです。
J:へぇー。仕事

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I hope that I am still alive next year.

I hope that I am still alive next year.

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

A:早いもので2021年も年の瀬ですね。Jさん、お正月は何食べますか?
J:ん? お正月に何食べるかって? お節にお雑煮ですかね?
A:いいですね。わたしもお正月用の食材を買い出しに行かないとかなぁ。
J:えっ? お節作るの?
A:まさか…。でも、お雑煮く

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星明かりよ今夜もありがとう

星明かりよ今夜もありがとう

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

A:Jさん、ラブソングって聴きます?
J:う〜ん…昔…本当に若い頃はそういうものを避けてたけどね。でも好きなアーティストの曲の中で、自分の琴線に触れる音があって、歌っている内容が恋愛についてだったっていうことはよくある。
A:つまり、無自覚に聴いていたって

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Why do we always have to impress?

Why do we always have to impress?

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

J:Aちゃん、最近どう?
A:「Aちゃん」って呼ばれるとなんか、日本の大御所ロックスターみたいで恐れ多いんですけど…。
J:イントネーション違うから大丈夫(笑)。それにそのロックスターと被る要素がないじゃん。
A:悪かったですね、華やかさやカリスマ性がなく

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The Label of Love

この記事はエイプリル・ゴースト(以下A)とジューン(以下J:Aのメンター的存在だが、多くは謎に包まれている人物)との対話形式でお送りします。

A:一気に寒くなりましたね。
J:寒いの苦手だって言ってたもんね。
A:そ〜なんですよ。紅葉とか雪景色は綺麗だと思うんですけど、風情を愛でるよりもとりあえず冬眠したい…みたいな。
J:(笑)。けどなんで寒いの苦手かって考えたことある?
A:う〜ん……なんで

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なかなか見つからない“Best Friend”

なかなか見つからない“Best Friend”

お店の有線で可愛らしい曲がかかっていた。舌足らずの少女のような声とメロディセンスからスチュワート・マードック(ベル&セバスチャン)の作曲したものではないかという気がした。しかもこの曲の入ったCDをたぶん私は持っている…。きっとあれだ、スチュワートが手がけた青春映画『God Help The Girl』のサントラに入っているやつだ。

そう思って早速がさ入れ(!?!)を行なった。曲の最後に “Be

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何かが足りない

何かが足りない

忙殺されるほど仕事漬けになったことがないのんき者(一人で勝手に気疲れしたりはしている:笑)なのだけれど、「気がつけば、職場と家の往復だけしかしてないじゃないか⁈」ということがよくある。
朝起きて会社に行って仕事して帰って来て寝る…まぁそれだけじゃなく家事とか生活するための行為はしているんだけど。娯楽というか、自分の精神とか魂を喜ばせることを怠っている。そしてだんだん何が楽しいかもわからなくなってい

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この炎は制御不能

この炎は制御不能

フランツ・フェルディナンド(スコットランドはグラスゴーのバンドですね)に熱を上げていた。2004年のことだった。「UKロック・リヴァイヴァル」みたいな動きが活発化していた洋楽シーンに現れた大本命だったと思う。いや、大穴か?

デビューから全てがカッコ良かった。音楽はもちろん、ビデオクリップもアートワークも、そしてバンドの出で立ちも。スタイリッシュだけどどこか退廃的。一歩間違えればダサいと捉えられか

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The Sound of Love

The Sound of Love

秋が深まってくると、カントリーソングの出番だな。

『Let it come down』は1998年にリリースされたイハ氏の1stアルバムだ。2012年に2ndアルバムが発売されるときに合わせて買った(14年経っての再発!感謝!)から、この期に及んでスマパンの面影も何も無いんだけど(笑)。彼にスマパンのギタリストという肩書きがあるからといって、このアルバムに変な期待を寄せたりしなかったのが、逆に良

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こういうのを待っていたのかもしれない。

こういうのを待っていたのかもしれない。

Lowは自らの技術にフォーカスし、争いを避け、己の信念に固執する。そして、生きていることの軋轢と喜びを表現し、存在の二重性を皆が共有できる讃美歌へと変化させる新たな方法を見つける為、『HEY WHAT』を提示する。
(BIG NOTHINGより)

Lowというバンドの存在は「スロー・コア」という括りで知っているだけだった。少しだけ実験的なことをやりながらも、唄心のある音楽を作るバンドとして引っか

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キラキラのキラーチューン

キラキラのキラーチューン

タイトルは私が考えたものではない。そもそも言語自体は誰のものでもないし、ましてや私オリジナルの言葉など存在しない。いや作ればあるか……?それはさておき。たぶんいつか誰かがどこかで言ったか書いたかしたものが頭に残っていて、私の中でパッション・ピットと結びついたのだ。ぴったりではないか。

私は特にエレクトロニカに心酔した覚えはないんだけれど、ニュー・オーダーを知ってからは電子音を使った音楽を抵抗なく

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