ポーターの基本戦略はかなり使える ~戦略コンサル流の捉え方と使い方~
戦略コンサルタントのアップルです。
今回は、使えるフレームとして「ポーターの基本戦略」をご紹介します。ビジネス本には結構載っているのでご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。「基本戦略」と銘打たれているとおり、基本中の基本ではありますがかなり使えるフレームであるとアップルは考えています。
アップルも数年にわたって事業戦略や競争戦略のコンサルティングを数々やってきましたが、戦略の骨子を固めるときのヒントにしています。
ポーターの基本戦略とは何かについては、ググっても解説が出てきますし、ビジネス本にも書いてあります。ただ大事なのはこれを使いこなすことです。使いこなし方についてはちゃんと書いてある本があまりありません。
ポーターの基本戦略を実践的に使う上では、ターゲットとする市場や業界の特性、競争環境、自社の強みを考慮の上どの基本戦略で行くべきかということを「選択」することがポイントであり、その選択の仕方を頭に入れておくことが大切になります。
そこで、本記事では、数々のアップルの戦略コンサルティングの経験も踏まえた、ポーターの基本戦略の本質とその使い方について解説します。途中から有料記事とさせていただいておりますが、
・事業企画や事業開発に従事されている方
・コンサルティング業界志望者/初心者
・起業家やフリーランスの方
には参考になると思いますのでぜひ購入の上ご覧ください!
1 ポーターの基本戦略とは?
事業戦略を3つのパターンに分類したものです。
縦軸は事業のターゲット。市場全体を攻略するのか、市場の中の一部のセグメントにフォーカスして攻めるのか、という軸です。
横軸は何を武器に競争で勝つかです。コスト優位性で低価格で訴求するのか、価格ではなく商品やサービスの差別性で訴求するのか。この2パターンがあります。
このフレームにマッピングすると、3つの事業戦略があります。
出所:ビジネスの教科書
無料記事はここまでです。
以降の内容は次の通りです。
1.3つの基本戦略のポイントと具体例
2.どういう局面でどの基本戦略を当てはめればよいかという”使い方”
3.基本戦略も踏まえた戦略立案の3ステップ
補諭①:アドバンテージマトリックス
補諭②:ランチェスター戦略との関係性
4.アップルがnoteで意識している差別化戦略(おまけ)
特に「使い方」と「戦略立案のステップ」はアップル自身の戦略コンサルタントとしての実践と経験を踏まえたエッセンスを書いたつもりです。ご興味ある方はぜひご購入の上ご覧ください!
※2021年1月に大幅に加筆修正しました
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